
今までの経験を活かし後輩社員の育成にも取り組む若生慎也さんに、今行っている業務内容や仕事の中で心がけていることなどをお話しいただきました。
整備士 若生慎也さん(入社14年目)
実践での学びが力になります
入社してから車検整備、点検などを行ってきました。その後、一般整備の仕事を経て、現在は入庫状況を確認して後輩に仕事を割り振る役割などを担っています。
これまでの経験から言えるのは、実践で得るものが多くあったということです。整備や点検に関する基本的な研修はありますが、それ以上に自分なりに考えて実践し、ときには失敗をすることも成長するうえでは大切なことだと感じています。現在は後輩から相談を受ける立場にありますが、すぐに答えを教えた方がいいことと、自分で考えて挑戦してもらった方がいいことがあり、なるべく後輩の成長の助けになるように考え工夫してアドバイスしています。
時代のニーズに応えて
近年の研修では、排気ガス浄化装置DPDのメンテナンスに力が入れられています。DPDは排ガス中のPM(粒子状物質)を浄化するもので、環境に配慮する上で重要な装置です。トラックの排ガス規制など、時代に応じて車を取り巻く環境が変わっています。私たちも時代の変化とお客様のニーズを的確に把握してメンテナンスをすることが求められています。整備の基本は変わりませんが、常に学ぶ姿勢で向上心を持って仕事に取り組むことが大切だと思っています。
助けていただいたことを後輩にも
私自身は入社時に自動車に関する知識や技術を多く持っていませんでした。入社して実務経験を重ねるなかで、これを覚えたいとか、もっとできるようになりたいという気持ちが芽生え、スキルアップしてきたように思います。
自分一人でできるようになったわけではなく、恵まれた環境のなかで、先輩や上司に助けられたり教えてもらいながら成長してきました。今後はこうした経験を後輩たちにつないでいきたいと思っています。