当法人は認知症に特化した医療法人です。法人理念である「自分がして、されて納得できる医療福祉サービスの提供」に基づき、何事も自分事に置き換えて、患者さまが満足できるサービス提供に努めています。認知症の治療には薬物療法、非薬物療法の2つがありますが、当法人では非薬物療法に力を入れております。作業療法士や音楽療法士などの職員を中心に、日々の活動やイベントを定期的に開催して、患者さまが生活を楽しみながらリハビリできる環境づくりをしています。みちのくプロレスさま、センダイガールズプロレスリングさまに協力いただき、プロレスラーの方たちを招いてプロレス観戦、せんだいメディアテークで、患者さまの人生を振り返る写真展を開催するなど、特色のある取り組みをしています。コロナ禍でなかなかイベントが開催できない時期が続きましたが、現在イベントが再開できるよう動き始めております。今後も患者さまに喜んでいただける機会づくりに取り組んでいきたいと思います。
当法人では、認知症専門病院である「杜のホスピタル・あおば」、グループホーム「ひじり」「みたき」(指定認知症対応型共同生活介護)という施設を運営しています。杜のホスピタル・あおばは、外来、デイケア、入院病棟と3つの部門に分かれています。外来では認知症の疑いのある方の診断、通院での治療。デイケアでは、ご自宅で生活される利用者さまに通っていただき、日中の食事、入浴、排せつの介助、またレクリエーションなどを提供。入院病棟では、ご自宅での生活が困難になった患者さまの日々のケアを。そして、グループホーム「ひじり」と「みたき」では、それぞれ18名の入居者さまが暮らしており、できる限りの自立した生活を送ってもらえるよう、リハビリや日常生活の介助を行っています。杜のホスピタル・あおばの敷地内には、職員の子どもが通える保育園があることも特色の一つです。保護者である職員の仕事に合わせて登園、降園することができ、子育てをしながら働きやすい職場環境を作っています。患者さまのイベントに子どもたちが参加することもあり、患者さまの何よりの楽しみになっており、子どもたちも高齢者の方たちとの触れ合いで、心の豊かさを育むことにも繋がっています。
▶先輩インタビューもご覧ください◀
※名前をクリックするとページ遷移
看護部長・黒澤 江津子
私は出産、子育てのため一度仕事から離れましたが、2012年に再就職し、現在看護部長として看護部の統括をしています。初めて当院に来た時は、ピアノが置いてあるなど、良い意味で病院らしくない病院だという印象を持ちました。もともと高齢者の方との関わりを学びたいという気持ちもあり、理事長の理念に強く共感して、当院で看護師として勤務を希望し入職しました。ここで働くにあたり一番大切なことは、相手の気持ちを汲み取って行動に移すことだと思います。認知症の進行具合によっては、痛い、苦しい、つらいなどの感情を言葉にして表現することが難しい場合も多いです。その人の、様子や反応を見て気持ちを汲み取ることができ、尊厳を持って関われることは、認知症ケアにおいて大切な視点です。当院は、患者さまとはもちろん職員間でも、人との繋がりを強く実感できる職場です。一人ひとりと深く関わりたいと思う方には、とてもやりがいのある仕事だと思います。認知症のケアについて未経験の方はイメージができないことも多いと思うので、疑問や不安がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
企業名 | 医療法人社団 初心会 |
---|---|
住所 | 宮城県仙台市青葉区八幡6丁目9-3 |
電話番号 | 022-718-8871 |
事業内容 | ホスピタル、グループホーム等の運営 |
代表者名 | 鹿野 英生 |
URL | https://shosinkai.jp/ |