はじまりは、1957年、肉の卸で修行を積んだ初代店主が釜石市に千葉精肉店を創業しました。のちに、「精肉の美味しさと品質へのこだわり」から肉質が柔らかく独特のクセが少ない「ラム肉(仔羊)」を専門に取り扱い「ジンギスカンに相性抜群のタレ」を開発しました。同時に釜石市から遠野市へ拠点を移し店名を「遠野食肉センター」と変えました。その店名は「食肉文化を中心に遠野市を築いていきたい」という先代の熱い志から名付けられました。今でこそ遠野ジンギスカンは、「ラム肉の肩ロース」を中心に提供され親しまれていますが、当時は「マトン肉のモモ(成羊)」が遠野市では主流でした。遠野食肉センターは先代の「精肉への情熱と追求心」から、いち早くラム肉に注目し「ラム肉の肩ロース」を看板商品として提供してきました。また、精肉店の隣には食堂が併設され「ジンギスカン」を中心に丼物や麺類、定食などもあり。さながら「焼肉食堂」といった雰囲気でした。当時の「精肉店に併設された焼肉食堂」というスタイルが、「現在の食肉センターの原点」となっています。
釜石に生まれ、遠野に育てられた遠野食肉センターは、精肉にこだわり、ラム肉に出会い「おいしさ」に魅入られて60余年。「おいしさ」への情熱と追求心は先代からのものであり、「ラム肉専門の精肉店に併設された焼肉食堂」そして「ジンギスカンに相性抜群の自家製だれ」この流れを二代目も継承。二代目は、ラム肉のさらなる品質向上を目指し、大手商社を通じて輸入先である「オーストラリア、ニュージーランド」と交渉を重ね「ラム肉を生の状態(冷蔵)」で仕入れ、「生ラムジンギスカン」を提供することに成功しました。 同時に、老若男女が楽しめるように「数種類の自家製だれの開発」にも力を入れました。1993年には、「もっと多くのお客様にラム肉のおいしさを伝えたい」という二代目の想いから、遠野バイパス(283号)沿いに移転し法人化しました。当時「生ラムジンギスカン」の提供は先駆けだったこともあり「生ラム肉発祥の店」としても知られるようになりました。のちに遠野市内外のお客様にご好評いただき、2014年には矢巾町(国道4号)沿いに2号店を出店。遠野市外のお客様にも日常で気軽に「遠野ジンギスカン」を楽しんでいただきたいという想いから出店しました。その後、2019年には盛岡駅近郊の木伏緑地公園に3号店。岩手の玄関口で県内外のお客様にさらに幅広く「岩手・遠野の食文化の体験と発信」の想いを込めて出店しました。
弊社は、精肉店直営のラム肉専門店です、ラム肉の価値可能性を世の中に広めていくことを掲げて事業展開しています。ですが、そこで完結するのではなく、ラム肉やジンギスカンを通して、遠野という地域の発信、文化の継承につなげていくことこそが使命だと考えています。共に働くスタッフには、仕事を仕事として終わらせず、弊社でしかやることのできないやりがいをみつけて、ここで働く価値を見出してほしいと願っています。言われた作業をこなすではなく、自ら行動に移すことで社内での役割が見えてきて、仕事に対する覚悟が生まれると思います。ラム肉を通じて遠野地域や食文化を発信していくことは、やる気次第でとてもクリエイティブな仕事へと変わります。弊社での業務が終着点、もしくは通過点でもかまいません。新しいことにチャレンジしたいという、推進力のある人材を歓迎しています。
企業名 | 有限会社遠野食肉センター |
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住所 | 岩手県遠野市松崎町白岩20-13-1 |
電話番号 | 0198-62-2242 |
事業内容 | 遠野名物「じんぎすかん」生ラム肉を、提供している焼肉レストラ ンの運営 |
代表者名 | 千葉 典明 |
創業・設立 | 平成5年 |
URL | https://tonoramu.jp/ |