体だけでなく、心にも栄養を。食を通じて感じられる幸せを提供したい。

1964年に中華料理店を開店、3年後に仙台市内の社員食堂を受託したことをきっかけに、さまざまな施設食堂を運営する「コントラクトフードサービス」をスタートしました。現在は宮城県内約40カ所の法人企業や官公庁、寮、学校などで食堂を運営しています。写真は東北文化学園大学。学生食堂が地下にあります。食事以外に自習や休憩などで利用する学生にも心地よい居場所となっています。クライアントの施設環境、運営条件、利用者の年齢構成や男女比率などを考慮したメニューや価格、運営方法を提案します。おいしさだけでなく、健康にも配慮したメニューを用意しています。日替わり定食のご飯は、白米か健康米（五穀米や発芽玄米など）かを選べ、野菜はできるだけ地産地消を心掛けています。セントラルキッチンは使わず、仕込みから提供まで個々の食堂で手作りすることで温かい食事を提供。体に必須な栄養を取るだけでなく、食事を通して幸せを感じてもらえるような食堂でありたいと思っています。

各食堂オリジナルのメニューを採用しているから利用者やスタッフの声を反映しやすい。

セントラルキッチンで考えられた一律のメニューではなく、各施設の状況に合わせたフレキシブルな献立を提供しています。東北文化学園大学の学生食堂は利用者が若いという特徴から、彩りが良くボリュームたっぷりのメニューを考案しています。一人暮らしの学生の貴重な栄養源であることを意識し、バランスの良い献立はもちろん、毎日食べても飽きないよう、日替わりランチではバリエーションの豊かさも重視しています。利用者から見える開かれた厨房で調理し、出来上がった料理をカウンター越しに向かい合って渡すので、利用者の反応が分かりやすいです。「こういうメニューが喜ばれそう」など、より良い食堂にしていくためにスタッフ一人一人が感じたことを気軽に仲間や管理者に伝え、メニューに反映しやすい環境があります。

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★佐藤ひかるさん★



日々の業務に新鮮さを感じられるよう、積極的に楽しいことを見つけてほしい。

主な業務は調理です。利用者に気持ちよく食事をしてもらうために接客も大切な仕事です。スタッフ同士の円滑な業務のためにも、利用者の満足度を高めるためにも、明るい笑顔が大切。女性が多い職場ということもあり、コミュニケーションを重視しています。日々、ただ決まった仕事を繰り返すだけではもったいない。メニューのアイデアを提案するなど、仕事を楽しくできるかは自分次第です。食堂ごとにオリジナルメニューを採用している弊社だからこそ、スタッフから出たアイデアを反映しやすいという利点もあります。スタッフを採用する際の決め手は人柄重視で、スキルはほとんど問いません。スキルは個人差があって当然です。明るくポジティブであれば、苦手なこともみんなでカバーし合えると思っています。学生食堂という性質上、土日祝はお休み、長期休業中は縮小営業になるので、子育て中でも働きやすく、スタッフの約9割が女性という職場です。