
働く人・市民が主体となる協同労働という働き方
協同労働とは…
協同労働=働く人が、出資をして組合員となり、それぞれの意見を反映させながら主体的に運営し、地域の多様な需要に応じながら、持続可能な地域社会づくりに向けて事業を行う働き方です。
01
ともに生き、ともにはたらく。誰一人とり残さない社会。協同労働の力は、仲間同士の協同にとどまらず、地域とも協同し、新たな地域課題にはそれを解決する仕事を協同でおこす、そこに真髄があります。
●はたらく仲間と
お互いの個性を認め合ったり、活かしあうような関係性の中で協同しながらはたらく。協同、連帯の力がはたらくことの原動力です。
●利用する方たちと
利用者のニーズを大切にしながらも、サービスを提供する側、される側という壁を越え協同することを大切にします。
●地域のみなさんと
地域全体を巻き込み、地域で作り上げていく。市民主体のまちづくりがここから生まれます。
02
事業分野は基本的に自由に行うことができます。(労働者派遣はできません)具体的には、現在「協同労働」に取り組む団体が、高齢者介護事業、保育・学童保育などの子育て支援事業、農業や林業などの一次産業、住宅関連・清掃・管理など、地域において多様な需要に応じて事業を行っており、同様の事業が行われることが想定されます。市民の活動の場は無限大です。
03
●非正規労働者(パート、アルバイト、契約社員、派遣社員など)2千万人を超え、労働者の約4割にまで広がっています。
●ディーセントワーク「働きがいのある人間らしい労働」の実現を、自らの労働条件を定められるワーカーズコープに期待されています。
●SDGs「誰一人取り残さない、持続可能な地域社会」ワーカーズコープは、環境を中心に社会・経済が循環する、生活と地域を焦点に事業・社会連帯活動に取り組んできました。
04
人口減少、ポストコロナ社会において、ワーカーズコープは次の社会づくりを目指します。
●都市集中型から分散型の社会に
●グローバル経済からローカルでの循環型経済に
●「協同・共生の文化」を社会基盤に
だれもがこの社会の主体者となり快く働く時代を、みんなで力いっぱい切り開いていきましょう。
05
「協同労働はまさにこれからの時代に合った働き方ではないかと。これからは、地域の問題を地域の皆さんで解決していく時代です。地域で自分が活躍し、活き活き働いていきていくための生き方としては、最良のモデルだろう。」(田村憲久 厚労大臣・与党共同労働の法制化に関するワーキングチーム座長)
「労働者協同組合の制度は職業選択を多様化し、SDGsやダイバーシティ、地域包括ケアシステム、新たな介護システム創設にも多いに貢献される素晴らしい制度。市町村、都道府県を問わず、地域それぞれの課題解決に大きく寄与し、地方創生第2幕になくてはならない制度である。」(飯泉嘉門 徳島県知事・全国知事会会長)
「人口減少、少子化、高齢化が進み、大規模災害、そしてコロナ禍と、ますます先行きが不透明な社会となる中で、多様なニーズに応じた新たな働き方の選択肢が増え、地域活性化につながる労働者協同組合の存在は、とりわけ地域社会において一つの大きな希望となり得る。」(神津里季生 労働者福祉中央協議会会長)
「この組織には若さを感じる。今の世の困りごと、多くの人がどうしたものかと思っていることにまっすぐに立ち向かうからだろう。JCAとしても、協同組合間をしっかりつないでいき、微力をつくしていきたい。」(比嘉政浩 日本協同組合連携機構代表理事専務)
協同労働という働き方を選択する人たちが増え始めています! *厚生労働省HP 知りたい!労働者協同組合法