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【内定者フォロー】内定辞退率を下げる方法とポイントを解説!

【内定者フォロー】内定辞退率を下げる方法とポイントを解説!

2023年3月10日

学生の売り手市場が続くなか、内定辞退は新卒採用で企業が直面する課題のひとつです。複数の企業が内定を出す優秀な学生を逃さないためには、内定者のフォローが欠かせません。

この記事では、内定辞退率を下げるために必要な内定者フォローについて、内定後から入社までのフェーズごとに流れを解説します。

内定者フォローが重要な理由

新卒の就職活動では、優秀な学生が複数の内定を獲得することは珍しくありません。また、内定を獲得しても、就職活動を続ける学生もいます。一定の確率で内定辞退が発生するのはやむを得ないことです。

しかし、せっかく優秀な学生に内定を出しても入社を承諾してもらえなければ、内定を出すためにかけた採用コストが無駄になってしまいます。

企業間での採用競争に打ち勝つには、学生から自社を選んで入社してもらえるよう、内定者フォローを行うことが重要です。また、内定者が入社したあとの会社に対する帰属意識を高める効果も期待できます。

【内定者フォロー】内定辞退を防ぐためのポイント

内定辞退の要因の多くを占めるのは、入社に対する不安や志望度の変化です。内定辞退を防ぐためには、内定者が抱える不安の解消や、志望度の維持に向けて働きかける必要があります。

業務内容を具体的に説明する

内定者の多くが、企業研究を重ねたうえで応募企業を選択しています。しかし、実際に入社後自身が希望する道へ進めるのか、活躍できるのかといったことに不安を感じる内定者もいます。

そのため、業務内容について具体的に説明することは、内定者の疑問や不安の解消に効果的です。また、会社の魅力も伝えることができるため、入社への志望度を高める効果も期待できます。

定期的にコミュニケーションを取る

選考段階では企業側から頻繁に連絡があったものの、内定後は連絡がもらえないとなると、内定者は本当に内定者として取り扱われているか不安に感じるものです。

内定後も定期的にコミュニケーションを取ることで、内定者との信頼関係を築けるでしょう。

コミュニケーションを取るためには、さまざまな方法があります。たとえば、近況を尋ねたり、一歩進んで課題を内定者に提出させ、フィードバックを行ったりすることも効果的です。入社までに自分を高めておきたいという、内定者のニーズにも応えることができます。

ただし、コミュニケーションが内定者の負担とならないよう、連絡頻度や課題内容には注意しましょう。ペースは月1回程度が望ましいです。

社員と関わる機会を設ける

入社前に社員と交流する機会を設けることは、内定者の企業理解を深めるために効果的です。また、内定者が会社の雰囲気を知る良い機会にもなります。

先輩社員が経験をもとに話をすることで、会社で働くイメージがもてるようになるうえ、内定者の抱く不安や悩みの解消を図ることも可能です。

【採用後~入社まで】企業ができる内定者フォローのコツ

内定者フォローは、内定後から入社まで継続して取り組む必要があります。

内々定から内定式までの入社を決める前と、内定式から入社までの入社を決めた後の段階別に、フォローの方法とコツについて解説します。

内々定~内定式

内々定から内定式の間は、内定者が入社するか否かを決定する期間になります。内定者は複数の内定企業から、どの企業に入社を決めるかを検討している段階のため、内定者の入社意欲を高めるフォローが必要です。

座談会

若手からベテランまでさまざまな社員と交流できる座談会は、内定者の不安解消に役立ちます。

さまざまな立場の社員から直接話を聞くことで、会社への親近感が高まったり、仕事に対して魅力を感じたりできるでしょう。

ただし、先輩社員の態度が失礼だとマイナスな印象を与えかねません。そのため、参加する社員の意識づけも重要です。

内定者懇親会

入社前に、どのような同期と一緒に働くことになるのか不安に感じ、内定者同士の交流を望む内定者は多いです。内定者懇談会を設定して交流の機会を提供することで、不安の解消につながります。また、内定者間の連帯感を高めるためにも効果的です。

ただし、内定者のすべてが交流を望んでいるとは限りません。実施する際には、内定者間の温度差が生じないように留意する必要があります。

内部リンク「№14_内定者懇親会」

個別面談

個別面談は、大人数で行う座談会や懇親会と異なり、内定者と直接コミュニケーションを取ることができます。積極的なコミュニケーションが苦手な内定者も、会社や社員に対する親近感を持ってもらえるでしょう。

入社意欲を高めるには、面談を複数回にわたって実施することが有効です。しかし内定者は卒業論文や研究などで忙しい場合もあるため、負担とならないように注意しましょう。

内定式~入社

内定を承諾した内定式後であっても就職活動を継続する内定者や選考結果が出揃っていない内定者もおり、内定辞退の可能性は残ります。また、内定を承諾したものの、選択が間違っていなかったか迷う時期でもあります。

いったん獲得した入社へのモチベーションを落とさないよう、内定式を終えたあとも、自社へ意識を引き付けておくための施策が必要です。

内定者研修

内定者研修は、社会人になることに対する不安を取り除き、入社意欲を高めるために効果的です。同期との一体感を形成することで、帰属意識が高まる効果も得られます。

しかし、研修の難易度が高すぎるとかえって不安を生じさせ、意欲を損なう場合があります。内容は、社会人としての心構えやビジネスマナーを学ぶ程度が良いでしょう。

内部リンク「№15_内定 者 研修」

社内イベント

社内イベントは、研修よりもオープンな場であり、会社の雰囲気をより身近に感じることができます。また、座談会よりも多くの社員と直接交流ができ、入社後の自分をイメージしやすくなるでしょう。

開催する場合には、あくまでも自由参加にし、不参加でも支障が出ないよう、イベント内容には配慮しましょう。

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まとめ

内定者フォローは、内定者の不安や疑問を取り除くことで、内定辞退を防ぐ効果が期待できます。採用段階に応じたフォローを行い、優秀な人材を他社へと逃さないようにしましょう。

採用担当者はもとより、現場社員や管理職の協力も得ながら、自社で働くことの魅力を伝えることで、内定者の入社意欲を高めていくことが可能です。

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