採用力をクリエイトするメディア

【優秀な人材とは】3つの見分け方と採用のポイントを紹介

2023年3月13日

人事担当としては、採用するならより優秀な人材をと考えるでしょう。しかし、昨今の採用難で数少ない応募者のなかから優秀な人材を見分けるのは安易なことではありません。

そこで今回は、企業に貢献できる優秀な人材の見分け方を解説します。採用難で課題を抱えている人事担当者は、ぜひ参考にしてみてください。

「優秀な人材」を言語化する重要性

企業に利益をもたらす優秀な人材は、どこも喉から手が出るほど欲しいはずです。しかし、「優秀な人材」とはどのような人のことか分からない人事担当者も多いのではないでしょうか。ここからは、優秀な人材の具体的な姿を言語化して解説します。

優秀な人材とは?

「優秀な人材」は抽象的な表現なため、指標にするには不透明な部分が多いです。そのため優秀な人材の定義を明確しましょう。

1.自己管理能力が高い

優秀な人材は、体調管理やタスク管理などの自己管理能力が高い傾向があります。自己管理能力が高ければ、自身のキャパシティを把握し、受け持つ仕事に優先順位をつけて仕事をこなせるといえます。

さらに、自身が職場にて割り当てられている役割を理解していることもポイントです。どのようなポジションに配属されても、自己管理が徹底されているため周りに流されることなく「会社の利益のために働ける」といった才能を持っています。

2.謙虚である

謙虚であることも、優秀な人材の特徴のひとつです。上司からの指摘を素直に認め、自身の不注意を謙虚に改める姿勢は能力向上に欠かせないスキルといえます。

しかし、謙虚であれば良いということではありません。謙虚ながら自己否定に走らず、どんな経験も自分の糧として受け止められる性格であるかが重要といえるでしょう。

3.臨機応変さを持っている

優秀な人材は、ピンチのときにこそ頭角を現します。マニュアルにないトラブルに対して、機転をきかせて問題解決に向かう能力を持ち合わせています。

さらに「その問題が起きた原因は何か」と、冷静に分析できる力を兼ね備えている人材は、企業に利益をもたらす優秀な人材といえるでしょう。

4.成長意欲がある

企業の核となる優秀な人材は、共通して成長意欲が高い傾向があります。現状に満足せず、常に成長意欲や向上心を持っている人は、将来チームを引っ張る優秀な管理職に抜擢される人材といえるでしょう。

また、明確な目標を持っている人も貴重な人材です。明確な目標があれば、常に高いモチベーションを維持しながら仕事に邁進できます。

優秀な人材を採用する前に考えるべきこと

優秀な人材を採用したいなら、まずは自社にとっての「優秀な人材」について考えることが大切です。企業理念や会社のフェーズ、業務内容によって、それぞれ考える「優秀な人材」は異なります。

そのため、一般的な要素だけを重視するのではなく、自社で継続して活躍していけるかどうかを前提に言語化していきましょう。

優秀な人材を見分けるポイント

定義した人材に当てはまっているかを判断することは大切ですが、自社が求めている人材だからといって活躍できる、継続して働いてくれるとは限りません。そこでここからは、重要視すべき要素や、質問例を紹介します。

重視すべき要素

優秀な人材を見分けるために、重要視すべき要素は以下のとおりです。

1.挨拶

面接でも簡単に確認できる挨拶は、人材を見分ける際の重要なポイントのひとつです。当たり前のように思えますが、挨拶を日常的にできる人ばかりではありません。

意外に自分から挨拶ができない人もいるため、必ずチェックしておきましょう。自分から元気に挨拶ができるということは、自主性や積極性の表れでもあります。

2.レスポンス

採用連絡などの際にチェックしておきたいのが、レスポンスの早さや正確さです。すぐに回答ができない場合でも電話やメールを放置せず「確認して折り返します」と、一言断れるかどうかが鍵となります。

レスポンスの早さや正確さは、自己管理能力や臨機応変さといったスキルを見分けるポイントとなります。

3.受け答え

優秀な人材に必要なコミュニケーション能力を見極める手段として、面接時の受け答えに注目する方法があります。こちらの質問の意図をくみ取り、欲しい答えを返してくれるかどうか確認してみましょう。

意思疎通が違和感なくスムーズに行えるかどうかは、一緒に働くうえで大切です。トラブルが起きたときの対応も、相手との意思疎通がうまくできなければ切り抜けられないため、確認しておきたいスキルといえるでしょう。

優秀な人材を採用するには?

優秀な人材を採用するためには、質問項目を工夫したり、実技的な検査を取り入れたりなど、策を講じる必要があります。ここで紹介する4つのポイントを押さえ、採用活動に活かしてみてください。

質問項目を工夫する

自社に合った人材を採用するためには、それを引き出せる質問を考えて見極めることが大切です。例えば、成長意欲の高い人材を採用したいなら「成長した瞬間」や「原動力」に関する質問を投げかけてみるのがおすすめです。

また、企業理念へのマッチ度を確かめたいなら「自社に対するイメージ」や「会社で何を実現したいか」などを質問してみましょう。求職者に応じて質問内容を変えることも大切です。

自社のブランディングに注力する

優秀な人材を採用するためには、多くの応募者を集めなくてはいけません。知名度の高い企業であれば、広告に膨大なコストをかけなくても募集が集まることも多いでしょう。一方、一般的に認知されていない企業の場合は自社のブランディングに力を注ぐ必要があります。

また優秀な人材は複数社から内定をもらっているケースがほとんどです。その中から自社を選んでもらうには、応募者の志望度を上げる必要があります。業務内容や職場の雰囲気をはじめ、自社の魅力を多く発信してみてください。

ライバル企業に負けない独自の強みを打ち出したり、採用段階から接し方を意識したりなど、工夫すると良いでしょう。

可能なら経営者も面接に参加する

応募者の中には給与や福利厚生といった条件面だけではなく、働きやすさや企業理念、社風を重要視する人もいます。そういった応募者に対し企業の根幹部分を伝えるためには、経営者が直接応募者に説明できる環境を用意するのが良いでしょう。

企業理念や社風などは求人やHPで伝えているケースがほとんどです。しかし経営者自らが直接伝えることで、より印象が残りやすくなります。1対1の面接であれば、なおのこと印象に残りやすいといえるでしょう。

また面接の際には経営者を含め、面接官も言葉遣いや態度には気をつける必要があります。面接官が横柄な態度で面接に臨んでいれば、応募者は企業に対してマイナスな印象を持つでしょう。内定辞退につながる恐れがあるため注意が必要です。

実技的な検査も取り入れる

書類審査や面接では、学歴・資格・長所・短所などを知ることが可能です。しかし、実際に働いてみないと本来の能力を発揮できない人もいます。応募者のポテンシャルを確かめるためにも、適性検査や実技試験を取り入れるのもおすすめです。

働きぶりを見れば、ストレス耐性や仕事自体の適正も確かめられるでしょう。インターンを取り入れるのも効果的です。仕事の適正を確かめるのであれば長期インターンを検討することをおすすめします。

優秀な人材を採用する際に考えるべきこと

優秀な人材を採用するためには、「そもそも自社にとって優秀な人材とは何か」を言語化する必要があります。ひとくちに優秀な人材といっても、さまざまな特徴があります。「コミュニケーション能力が高い」「リーダーシップがある」「何でも器用にこなせる」などです。

まず、自社にとって優秀な人材とは何かを明確にしてみましょう。自社にマッチした人材でなければ、早期離職のおそれがあります。優秀な人材は「キャリアアップ」「停滞感」「労働条件」などを理由に離れやすい傾向にあるため、対策を講じることも重要です。

優秀な人材を採用するならTalent Clipがおすすめ

優秀な人材のイメージを固め、面接に挑んだとしても必ず希望の人材を確保できるわけではありません。採用難である昨今、応募者を確保するだけでも難しいと感じる採用担当者も少なくないでしょう。

そのような場合は、Talent Clip(タレントクリップ)の利用を検討してみてはいかがでしょうか。Talent Clipは、自社に合う優秀な人材を蓄積できます。採用したいと思ったタイミングで、企業側から人材にアプローチできるので採用できる確率を上昇させることが期待できます。

また、採用業務が効率化するため、採用コストが大幅に削減できるといったメリットがあります。採用サイトの作成もできるので、自社の魅力を求職者に伝えたいと考える企業のお役に立てるはずです。

まとめ

「採用するならより良い人材を確保したい」と考えるのは、どの企業にも共通する強い願いといえるでしょう。しかし、一般的に優秀だといわれている人材が、自社で活躍できる人材とは限りません。

まずは、自社にとっての「優秀な人材」の定義を明確にしておくことが大切です。そのうえで、採用試験や面接時の対応を見極めてみましょう。

 

この記事をシェア:
採用ノウハウ