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内定者面談とは?目的や企業側の質問例と実施時のポイントを紹介!

2023年2月28日

新入社員に安心して入社してほしいと考えるなら、内定者面談を実施しましょう。内定者面談を実施することで、企業と良い信頼関係を構築できます。

この記事では、内定受諾率をアップさせる内定者面談のポイントと、内定者から聞かれやすいよくある質問も紹介します。

内定者面談では「信頼関係を作る」ことが重要

内定者面談とは、採用活動の末に内定を得た求職者に対して、採用した企業が実施する面談のことです。別の言い方としてオファー面談と呼ばれることもあります。

内定者面談の目的は企業と内定者が話し合い、入社前の内定者の不安を取り除くことです。選考を目的とした面接とは、そもそも実施目的が違うことを理解しておきましょう。

実施するタイミングは求職者に内定通知を出したあと、もしくは内定受諾後のどちらかの時期に行うのが一般的です。

企業側から内定者に積極的に歩み寄り、安心して入社してもらうためにも内定者面談は必須といっても過言ではありません。

内定受諾率にも影響するため、内定者面談を実施するなら事前準備を怠らないようにしましょう。

内定者面談で企業側がやるべき2つのこと

内定者面談では、内定者とただ雑談をしてコミュニケーションを取るだけでは不十分です。本来の目的は話し合いであり、内定者をフォローして安心感を持ってもらうことだと忘れないようにしましょう。

企業が内定者面談で最低限やるべき2つのことを紹介します。これから内定者面談の実施を検討している人事担当者の方はぜひご参考ください。

内定者の入社意思を確認する

まずは内定者に対して、内定を承諾する意思があるかどうかを確認しましょう。企業側が内定を出した段階では、まだ内定者には内定辞退を選択する権利があります。

内定者たちの承諾の意思の有無がわかれば、実際にどれくらいの新入社員が入社するか予測も立てやすくなります。

もし内定承諾を迷っている人がいれば、親身にフォローを行いましょう。内定者が企業に対して不安や懸念点があれば、解消できるように企業の実情を伝えることが大切です。

内定者自身の悩みに向き合うことで、「この企業の内定なら承諾したい」と思える可能性が高くなります。

企業説明や配属先案内などを行う

内定面談では、内定者が実際に働く姿をイメージできるような内容も伝えましょう。具体的には企業理念や仕事内容、労働条件、給与、福利厚生などの説明を行います。

また、質疑応答の時間を設けることも大切です。面談を終えるころには内定者たちの抱える不安や疑問が解消できるよう、企業側からの配慮が必要です。

すでに内定者の配属先が決定しているなら、部署の説明とあわせて伝えましょう。まだ配属先が決まっていない場合は決定時期を知らせておくことで、安心感を与えられます。

内定者面談で聞かれることが多い「逆質問」の例

逆質問とは、内定者が企業に対してする質問のことです。

企業側として伝えたいことをすべて話したあとには「何か聞きたいことや、不安なことはありますか?」と声をかけ、質疑応答の流れを作りましょう。

ここでは、内定者から聞かれやすい質問を4つ紹介します。

「給与や昇給についての詳細を教えてください」

内定者にとって、もっとも気になるのは給与や昇給の詳細ではないでしょうか。回答としてはまず給与や賞与の具体的な金額と支給日を伝えます。

昇給のタイミングを一概に言うのは難しいかもしれませんが、ある社員の一例という形で答えると想像しやすくなるでしょう。

入社3年目で年収◯◯万円になった先輩がいる、入社1年目で◯万円昇給した社員がいるという具合に数字も示して伝えれば、内定者が目標を立てやすくなります。

また、残業の有無は正確に伝えましょう。普段は定時で帰れるけれど繁忙期には1~2時間ほど残業があるなど会社の実態をありのまま話しておけば、入社後に社員が感じるギャップも少なくなるはずです。

「配属先は決定していますか?」

配属先が決定しているならその部署の仕事内容を含めて伝えましょう。可能なら配属先の社員にも面談に同席してもらうことで、より具体的に現場の様子が伝わりやすくなります。

決定していない場合は決定時期と、あれば予定している配属候補先を伝えると親切です。内定者にとって自分がどんな部署で働くことになるかは気になるものなので、出来る限り詳細な情報を伝えましょう。

「大まかな年間スケジュールを教えてください」

会社で実施している定期イベントや社員旅行、部活動やボランティア活動など社員同士が関わる機会を設けているなら、大まかなスケジュールを添えて伝えます。

あわせて、社員の1日のタイムスケジュールも伝えると働き方がイメージしやすいでしょう。◯曜日はノー残業デーなど、1週間の中でもなにか覚えておくべき予定があれば伝えておくのがおすすめです。

「入社までに準備しておくべきことはありますか?」

入社までに提出が必要な書類や、仕事をする上で社員が各自で用意しなければならないものなど、事前に準備しておくものがあれば内定者面談の場で忘れず伝えてください。提出期日や注意点があればあわせて話しておきます。

また、業務上で役立つスキルや、会社として取得を推奨している資格があればアドバイスも兼ねて伝えると良いでしょう。

資格取得をサポートするような制度があることを伝えておけば、社員の成長を応援する企業だとアピールできます。

内定受諾率をアップさせる内定者面談のポイント

内定者面談は、内定者が内定を受諾するか辞退するかを最後に判断する場と考えましょう。内定受諾率をアップさせるためには、内定者に良い印象を与えられるかがポイントとなります。

最後に、内定者面談を実施する際のポイントと内定者の心をつかむコツを紹介します。

内定者面談を行う担当者を決定する

面談者は採用担当者とイコールである必要はないため、内定者にきちんと寄り添って伝えるべきことを伝えられる人材を選びましょう。

内定者の配属先が決まっているなら、その部署の先輩社員で面談をしてもらうのもおすすめです。内定者と目線が近く、また実際に働くにあたって深く関わる相手になるので、内定者面談の段階から交流を持たせるのは良い人選だといえます。

また、面接を担当した社員を担当者にするのもおすすめです。顔を知っている相手のほうが質問しやすいと感じ、内定者に安心感を与えられます。

より具体的に会社のことを伝えたいなら、経営陣を面談者にするのも良いでしょう。内定者が企業方針や会社の将来性まで深堀りして聞きたい場合は適任だといえます。

内定を出した理由を伝えるのも効果的

内定者に、内定を出した理由を伝えるのも効果的です。「あなたの◯◯を当社で活かしてほしいと思った」「あなたの◯◯が好印象だったと採用担当者から聞いた」など、評価した上での内定であったことを伝えてみましょう。

ポイントは、熱意を込めて語りかけることです。入社後の活躍に期待している、仲間としてともに歩んでいきたいと伝えながら内定受諾を後押ししましょう。

内定者面談後のフォローも重要

内定者面談が終わったら、最後に一言フォローの言葉を添えましょう。「ほかに聞きたいことはありませんか?」「もし疑問点があれば、いつでも質問してくださいね」と声をかけることで、内定者も安心して質問ができるでしょう、

なお、内定者が多くなるほど、一人ひとりに細やかな対応をすることが難しくなります。

求人への応募者対応や応募者の情報管理、内定者フォローまで一括で管理したいならTalentClip(タレントクリップ)の活用がおすすめです。

TalentClipはオールインワン型採用管理システムです。内定者面談の日程調整から内定者とのやり取りまでできるので、人事担当者の負担軽減につながります。内定者の手厚いフォローも叶うので、内定受諾率の向上にもつながるでしょう。

内定者面談の実施を検討中の人事担当者さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

内定者に安心して入社してもらいたいなら、内定者面談を実施するのがおすすめです。面談を実施する際はあらかじめ内定者に伝えることをまとめ、逆質問を想定した回答を用意し、スムーズに話し合いができる環境を整えておきましょう。

面談をする上で大切なのは、内定者に寄り添うことです。熱意を持って会社の魅力をアピールしながら内定者と信頼関係を築いていきましょう。

 

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