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【ファネル分析】採用マーケティングを効果的に行う方法を紹介

売り手市場が続く現在、人手不足に悩む企業は多いでしょう。そこで、より優秀な人材を採用するために有効なのが「採用マーケティング」です。

今回は、採用マーケティングの手法のひとつであるファネルについて解説します。ファネルの基本を理解し、人材の確保に活かしましょう。

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採用マーケティングに用いられる「ファネル」「3C分析」「ペルソナ」とは

採用マーケティングには、さまざまなフレームワークが存在します。その中でもよく用いられる「ファネル」「3C分析」「ペルソナ」の3つを紹介します。それぞれの違いを確認しましょう。

ファネル

ファネルとは、企業を認知したところから入社に至るまでの流れを表したものです。ステップが進むごとに先細りになっていくことから、「漏斗」の意味を持つファネルと呼ばれています。

ファネルを活用することで、採用活動で問題のある箇所が明確になり、改善策を立てやすくなります。

3C分析

3C分析とは、市場における自社の立ち位置を把握するために行われるマーケティング手法です。3Cとは、Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの頭文字を取った言葉で、3Cを知ることでどのような戦略を立てていくかを分析します。

採用活動では、「求職者はどのような企業と自社を比較しているのか」「自社にはどのような強みや弱みがあるのか」などを分析するために用いられます。3CをCustomer(自社の求める求職者)、Competitor(求職者が自社のほかに検討する企業)、Company(自社の強みと弱み)に置き換えて考えます。

ペルソナ

ペルソナとは商品やサービスを利用する具体的な人物像を設定することです。たとえば年齢、性別、居住地、家族構成などを設定して、架空の人物を想定します。

採用マーケティングにおいてのペルソナとは、自社に来てほしい人材のことです。具体的なペルソナを設定すれば、「人材を確保するためは、どんな情報が必要なのか」「どのように自社の魅力をアピールすればよいか」などがわかり、求職者にアピールしやすくなります。

ファネルの3つの種類

ファネルには、「パーチェスファネル」「インフルエンスファネル」「ダブルファネル」といった3つの種類があります。それぞれどのように違うのかをチェックしましょう。

パーチェスファネル

パーチェスファネルとは、商品やサービスを認知して購入するまでの顧客の心理変化を表したものです。採用マーケティングにおいては、企業の認知から入社までの求職者の気持ちの変化を指します。

パーチェスファネルはさらに「TOFU(Top of the Funnel)」「MOFU(Middle of the Funnel)」「BOFU(Bottom of the Funnel)」の3つに分けられます。

TOFU

TOFUとは逆三角形の一番広い部分のことを指し、自社の商品やサービスを認知してもらうことを意味します。つまり、採用マーケティングでは自社を求職者に認知してもらうことです。

MOFU

MOFUとは逆三角形の中央部分にあたる部分で、商品やサービスに興味関心を抱いた見込み客を指します。採用マーケティングに当てはめると、自社を認知して興味関心を持った求職者のことです。

BOFU

BOFUとは逆三角形の一番細い部分を指し、商品やサービスの購入を検討している顧客を指します。採用マーケティングにおいては求職者が求人に応募をすでに検討している状態です。

インフルエンスファネル

インフルエンスファネルとは、顧客が商品やサービスを購入した後の行動を図に表したものです。インターネットが発達したことによって、口コミが大きな影響を与えるようになったため確立したモデルといえます。

インフルエンスファネルは三角形の図形で示され、「継続」「紹介」「発信・拡散」の3つに分類されます。

ダブルファネル

ダブルファネルとは、パーチェスファネルとインフルエンスファネルを組み合わせたファネルのことです。顧客の心理状況や行動をトータルで分析します。

【ファネルの段階別】採用活動のポイント

採用マーケティングでは、パーチェスファネルを活用します。自社の認知から入社までの流れを当てはめることで、効率よく人材を確保できるでしょう。ここからはパーチェスファネルの段階別に採用活動のポイントを解説します。

【TOFU】自社の認知

自社のことを知ってもらわなければ、人材獲得にはつながりません。まずは、転職希望の有無に関わらず、自社の認知度を高めましょう。

自社を知らない潜在層へアピールするためには、SNSやメディアの活用、イベントの開催などを積極的に行って露出を増やすことが大切です。転職活動を行っていない人にもアプローチをかけていくことで、潜在層への認知度拡大につながります。

【MOFU】自社への興味・関心

認知度が上がったら、自社を就職先の選択肢に入れてもらえるように関心度を高めます。求職者は求人票だけではなく、インターネットを活用してさまざまな情報を手に入れようとするため、SNSやホームページなども運用するのが効率的です。テキストだけではなく、写真や動画も利用するとより自社の魅力を伝えやすくなるでしょう。

【MOFU】自社へ応募

求職者の興味関心を高められれば、自社を就職先や転職先として選んでもらえるようにアピールしましょう。

求職者はほかの企業と比較しながら、就職先や転職先を決めています。そのため自社で働く姿がイメージできるように、社内の雰囲気がわかる動画や写真、先輩のインタビュー、就職後のキャリアプランなどの情報を伝えることが大切です。ほかの企業と差別化を行い、自社を選んでもらえるようなアピールを行いましょう。

【BOFU】選考・内定

選考を受けている応募者の入社意欲を高めましょう。イベントを開催したり、社内見学を行ったりして、従業員とコミュニケーションを取ってもらうのも効果的です。また選考時に入社意欲を高められるように、自社の魅力や同業他社との違いを伝えることも有効といえます。

あらゆるファネルに応じた採用活動を行うには、採用フローの管理が必要です。TalentClip(タレントクリップ)を活用すれば、自社の認知から選考、内定までのフローを一括管理することができます。

採用ページの作成から応募者の管理、サポートまで、採用に関わる全ての業務を見える化できるため、顧客心理に応じたアプローチが可能です。採用業務の効率化にもつながり、従来よりもスムーズに人材を確保できるでしょう。

まとめ

採用マーケティングの手法ひとつであるファネルは、自社の認知から入社に至るまでの流れを表しています。ファネルを活用すれば、各プロセスのどこで問題が生じているのか明確になるため、改善策を立てやすくなるでしょう。

ファネルを活用することで、潜在層にも認知度を広げながら採用活動を行えます。人材確保が難しくなりつつある今、ファネルごとに採用活動を見直して効率的に優秀な人材を確保しましょう。

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