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【DX人材の採用】DX人材の特徴や採用活動のポイント

2021年8月31日

あらゆる業界でデジタル化やIoT化が進み、近年はDX人材の確保が求められています。

今回は、DX人材とは何なのか、また採用する際の流れやポイントについて解説します。

多くの企業が欲しがる「DX人材」とは?

近年注目されているDXとは、「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」を略した言葉です。デジタル技術の活用により、ビジネスモデルや働き方、製品、サービス、企業文化などを変革する取り組みを指します。2018年に、経済産業省でもDXの定義を策定し、その推進を行っています。

企業がDXを実行するには、高度な技術を提供でき、ビジネスプランの企画から立案、実行までの流れを中心的にこなせる人物が必要です。そしてこれらをこなせる人材のことを「DX人材」と呼びます。

現在、社内インフラやビジネス革新の重要性が認識されるにつれて需要は急増し、深刻なDX人材不足に陥っています。

代表的なDX人材の6職種

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、DX人材を推進するうえで重要な職種として、次の6つの職種を定義しています。各職種の役割を詳しく見ていきましょう。

1.プロデューサー

DXおよびデジタルビジネスの推進をリードしていく人材です。業界や社会の動向、周辺環境などを把握し、経営状態も鑑みながら市場のニーズに合うよう目的や目標を構築します。そのうえで、企業の経営にも関与しながら社内外と連携し、ビジネスモデルを構築していくことがミッションとされています。

2.ビジネスデザイナー

DX実現のために、アイデアやコンセプトを具体的に企画し、デザインにつなげる人材です。ビジネスデザイナーに求められるスキルは幅広く、アイデアを出す力・企画を立てる力・提案を行う力・社内外との交渉を円滑に進めるための高いコミュニケーション能力、および折衝能力などが必要です。

3.アーキテクト

DX実現に必要なシステムの設計を行う人材です。DXを進めるにあたって求められる情報システムを構築するため、課題の分析・要件の定義・設計・開発サポートなど一連の業務を担う職種です。これらすべての知識を兼ね備えるスペシャリストでなければならないのと同時に、経営的思考も必要です。

4.データサイエンティスト・AIエンジニア

AIやIoTを使いこなし、DXおよびデジタルビジネスに活用するためのビッグデータを収集・分析する人材で、情報と知見を引き出します。デジタル技術やデータ解析に精通しているスキルが求められます。

5.UX・UIデザイナー

DXに関連したシステムを、ユーザー向けにデザインする人材です。UXとUIは、手がけるデザインの詳細は異なりますが、どちらにも共通しているのは、ユーザーがシステムを円滑に使えるよう、心地良いと感じるデザインを手がけるのが大切だという点です。

6.エンジニア・プログラマー

システムの構築や実装、プログラミングなどを担当する人材です。プログラミングに関する幅広い知識とスキルが要求されるため、システムのスペシャリストともいえる存在です。企業でも、このスキルを持つ人材が多く求められています。

DX人材を採用するためのポイント

DX人材は、企業の成長を目指すにあたって必要不可欠な存在です。自社に合う優秀な人材を採用するには、次の点を心がけると良いでしょう。

採用ターゲットを明確にする

自社に合う人材を探すためには、採用ターゲットを絞り、採用の軸を作ることが重要です。ひとくちにDXといっても、求める人材は企業ごとに異なります。自社の課題を洗い出し、課題を解決できるスキルやノウハウを持っている人材をターゲットに定めましょう。

人事部と配属予定部署の間で人物像の相違が起きないようにすると、人事戦略と経営戦略にずれが生じることもなくなるでしょう。

競合他社にない自社の魅力をアピールする

多くの企業がDX人材を求めている現状では、優秀な人材は競合他社からのスカウトにあうケースが増えています。その中で、自社に定着して働いてもらうためには、自社ならではの魅力をアピールする取り組みが重要です。これは、自社で働くことで得られるエンゲージメント(企業に対する愛着心)や満足度を高める結果につながります。

戦略的な採用活動を行う

DX人材は、転職できるチャンスが多く、雇用の流動性が高いとされています。このため、確実な人材確保のために必要なのは、戦略的に採用活動を進めることです。

採用スケジュールの策定から、求人広告を出す媒体やツールの選定、受け入れる企業側の体制調整、採用基準の決定など、決めるべき事項は多数あります。社内外と連携して綿密な計画を立てていきましょう。

戦略的に採用活動をすすめるには、採用業務の効率化が重要です。そこでおすすめなのがオールインワン型の採用管理システム「TalentClip(タレントクリップ)」です。採用サイトの作成から応募者情報の管理、内定者フォローまで一括管理することが可能です。

サイトの作成は、採用ページの作成機能を使って簡単に作れるので、ホームページ作成の知識は不要です。応募者情報をデータベース化する機能は「タレントプール機能」と呼んでおり、情報が一元管理できるのがメリットとなっています。詳しい職種や仕事内容の掲載もできますので、DX人材の採用活動に活用できるうえ、採用担当者様の業務効率化も目指せるシステムです。

TalentClipが今まで積み重ねてきたノウハウを余すことなくご提供し、応募数の増加や的確なDX人材の獲得に向けて、サポートいたします。

興味のある担当者様は、ぜひTalentClipを導入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

DXの重要性が多くの企業に浸透し、DX人材の確保が急務となった企業も多いのではないでしょうか。TalentClipを活用すれば、業務の効率化を図りながら求める人材を迎え入れることができます。ぜひTalentClipを活用してみてください。

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