
“なぜ”リファラル採用が失敗”するのか?成功へのコツ3つ
近年、企業はさまざまな採用活動を行っていますが、そのなかでもリファラル採用が注目を集めています。
社員に紹介してもらうことで、スキルや定着率の高い人材を確保しやすいためです。しかし、採用が失敗に終わっているところも多くあります。
今回はリファラル採用が上手くいくように、失敗する原因を解説した後に成功へのコツを紹介しましょう。
この記事の目次
【なんで?】リファラル採用が失敗してしまう原因
優秀な人材確保にも有効だといわれているリファラル採用ですが、必ずしも成功するとは限りません。
リスクを減らし効率的な採用活動をするためにも、まずは失敗する原因について把握しておきましょう。
目的が不明瞭
目的が不明瞭なままリファラル採用を開始すると失敗する可能性が高くなります。
そもそも、なぜリファラル採用を行っているのかが明確ではない場合、何が成功で正解なのかも分かりません。
人手が足りていないし「なんとなく人材が欲しい」、採用に割ける資金もないので「少しでもコスト削減になると思った」などのように、ぼんやりとした理由で活動を進めていた方はいませんか。
このように曖昧な状態では、採用活動をする意義も理解しにくく、人事担当者だけではなく社員の取り組みに対するモチベーションを上げることもできないでしょう。
通常であれば、何かミスが起こると原因の確認やアプローチの変更などPDCAサイクルを回すことで改善が図れます。
しかし、目的が不明瞭な状態では、何に向けてどの程度動けば良いか分からずPDCAサイクルによる改善も期待できません。
もしもリファラル採用が上手く活用できていないと感じたときは、目的の再確認をしてみてはいかがでしょうか。
協力体制が整っていない
リファラル採用は、あくまで社員の紹介のもとで成り立つ手法です。
そのため社員が協力的ではない場合、採用を成功させることは困難になるでしょう。
協力が得られない理由として、リファラル採用についての情報を共有できていない可能性も考えられます。
何をすれば良いか、なぜ紹介が必要か、紹介するメリットは何か、など担当者が理解していても、それを周知できていなければ意味がありません。
何度か案内をしていたとしても、採用活動は社員にとってメインの仕事ではないため関心も薄く、すぐに行動するという人は少ないでしょう。
興味を持ってもらえるような情報発信の方法も含めて、協力するための制度や仕組みが整っていない場合は、社員から協力を得ることは簡単ではないのです。
短期間で成果が出せると勘違いをしている
「社員の紹介があればすぐに採用数を増やせるだろう」と、リファラル採用は即効性が高いというイメージを持つ方も少なくありません。
実際に「2~3ヶ月で〇人採用する」などの目標を設定して、短期間で結果を出そうとしているケースもあります。
しかし、リファラル採用は時間をかけて成果を出す採用方法であるということを理解しなければなりません。
先ほど紹介したように、協力体制を整えるだけでも時間と労力が必要です。社員に適切な情報を周知してもらい、さらに協力を得られるまでには多くの時間が必要となります。
しっかりと土台を整えた上で、少しずつ紹介された応募者を集めることができるのです。
一気に何十人、何百人単位で応募が来ることはまずあり得ないため、そのような勘違いが続いている間は採用活動を計画的に進めることが難しいでしょう。
【これで解決!】リファラル採用を成功させるには
ここからは、リファラル採用を成功させるためのコツについて紹介します。
目的・目標を明確にする
リファラル採用を成功させるためには、まず目的を明確にすることから始めましょう。
例えば、採用数を増やしてAとBの部署に◯名ずつ配置する、応募者数を増やしてより優秀な人材を確保するなど、できるかぎり詳細に決めると効果的です。
そして、人数などの数値を具体的に打ち出すことではっきりとした目標が生まれます。
そうすることで、仮に上手くいかない状況であっても、PDCAサイクルで過程を振り返りながら改善へとつなげていけるでしょう。
・なぜリファラル採用でないといけないのか
・どんな人材が欲しいのか
・何人採用したいのか
・採用基準 など
これらを最初に考えて明確化しておくと、リファラル採用の成功する確率を上げることができるでしょう。
リファラル採用はコストの削減につながり、さらにミスマッチも少ないことで定着率アップにも期待できる有効な採用手法です。
しかし、なるべく早く人材を確保したい場合には、同時にほかの採用活動も実施した方が効率的でしょう。
以下の資料では、採用活動に役立つ情報を紹介していますので、より効率的に人材を確保したい方はぜひご覧ください。
社員が協力しやすい環境づくりをする
どのような理由でリファラル採用を行っているのかを社員に理解してもらい、採用基準などもあわせて情報共有することが大切です。
そして、紹介しやすい仕組みづくりが重要になります。
まず紹介するメリットがなければ、自分の仕事以外に労力を割こうとは思いません。
食事会などの福利厚生のルール、紹介した人が採用された場合のインセンティブなど制度や仕組みを整え、その情報を伝えていきましょう。内容を可視化できるようにしておくことも大事です。
・誰に紹介すれば良いのか
・採用フローはどうなっているのか
・詳しい求人内容 など
社員が疑問に思うことを事前に伝えておくことでも、紹介に対する負担を減らすことができます。
リファラル採用のデメリットを理解する
リファラル採用にもデメリットはありますが、その点も理解しておくことで、あらかじめ対策を打つことができます。
代表的なデメリットは、人材を勧誘するために時間がかかるということでしょう。
ここでポイントなのは、結果がすぐに出る採用方法ではないことを理解し、カバーする採用方法を見つけることです。
デメリットをカバーするためには、求職者がいつでも応募できる採用サイトの設置や求人サイトへの掲載など、複数の採用方法を併用する手法がおすすめです。
「複数のツールを使いこなせるほど知識も余裕もない」という方は、採用管理システムのTalentClip(タレントクリップ)を活用することで、誰でも簡単に複数の機能が使え、効率的な採用活動が行えます。
採用サイトはテンプレートがあるため経験が無くてもサイトが作りやすく、40年もの歴史をもつ求人サイトWorkinやIndeedと連携しているため、信頼できるサイトで求人募集も簡単に可能です。
さらにWorkinからの応募者や他の求人サイトからの応募者も一元管理ができるため、採用業務の負担が大きく軽減されるでしょう。
リファラル採用だけでなく、複数の採用活動も考えている方はTalentClipをご検討ください。
まとめ
今回はリファラル採用が失敗する原因について解説しました。
社員の協力を得るためには、目的や目標を明確にして多くの情報を上手に共有する必要があります。
成果を出すためには長期間の活動が大事になりますので、採用活動としては複数の展開を用意した方が良いでしょう。業務を効率化したいという方は、ぜひTalentClipをご利用ください。