採用力をクリエイトするメディア

人材派遣と人材紹介の違いとは?採用担当者が選ぶべき採用方法とは

2023年4月4日

現場の人材不足を補うために求人を出しても応募者が集まらず、人手不足を解消できない企業が増えています。

人手不足を解消するための方法として、人材派遣と人材紹介のふたつの方法がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、人材派遣と人材紹介の違いから、どちらが自社に合っているかを見極める方法までわかりやすく解説していきます。

人材派遣と人材紹介は何が違う?

人材派遣と人材紹介はどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴と違いについて見ていきましょう。

人材派遣とは

人材派遣とは、人材派遣会社から人材を派遣してもらうことです。派遣してもらう人材は派遣会社と雇用契約を結んでいるため、直接の雇用契約は結びません。

人材派遣には、大きく分けて3つの種類があります。

・一般派遣
・特定派遣
・紹介予定派遣

それぞれ契約内容が異なるため、利用する際は契約内容をしっかりと確認しましょう。

人材紹介とは

人材紹介とは、人材紹介会社から人材を紹介してもらうことです。紹介してもらった人材は、勤務する会社と直接雇用契約を結びます。

人材紹介も、3つの種類に分けられています。

・一般紹介、登録型
・サーチ型
・再就職支援型

人材派遣と人材紹介の違い

人材派遣と人材紹介の大きな違いは、「雇用契約」です。人材派遣で派遣される人材は派遣会社と雇用契約を結び、人材紹介から紹介された人材は自社と直接の雇用契約を結びます。

つまり、人材派遣は派遣会社から派遣された人材のため、自社の社員ではありません。逆に、人材紹介で紹介された人材は自社の社員となって働いてもらうことになります。

そのため、同じ業務を行ってもらうにしても、人材派遣と人材紹介では働くスタッフと会社との関係性が大きく異なっているのです。

また、人材派遣会社と人材紹介会社では提供しているサービスが異なります。人材派遣会社はスタッフを派遣するサービスを行い、人材紹介会社は人材を紹介するサービスを提供しているのです。

そのため、人材派遣会社と人材紹介会社では、料金が発生するタイミングも違います。人材派遣は派遣したスタッフが勤務することによって料金が発生し、人材紹介では紹介した人材を会社が採用したときに成功報酬として料金が発生するシステムとなっています。

人材派遣と人材紹介のメリット・デメリット

人材派遣と人材紹介には雇用関係において大きな違いがありますが、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

人材派遣のメリット

派遣会社は必要な期間やスキルを加味したうえで、条件に合うスタッフを派遣します。そのため、現場の状況に応じた人材確保が行えます。

また、あらかじめ期間を定めたうえで契約されるため、現場の人員計画も立てやすくなります短期間の契約でも問題ありません。一時的に人手が足りない場合など、現場の状況に合わせて、柔軟に対応できます。

契約期間が満了するタイミングで契約を更新しないといった判断もできるため、人件費の削減にもつながります。

筆記試験や面接などの採用選考などの手間を省略できるのもメリットです。自社で求人広告を出して募集する必要もありません。自社で雇用する場合と比べてコストも削減できます。

人材派遣のデメリット

人材派遣では、派遣候補となるスタッフと実際に会って決めることはできません。スキルや経験などの条件だけを指定し、派遣会社の方で派遣する人材を選定する仕組みです。

そのため、現場が求めている人物像とは違うタイプの人材が派遣されるケースも珍しくありません。

また、自社に適した優秀な人材が派遣されてきても、働ける期間は決まっています。あらかじめ定められた期間を超えて就業してもらいたい場合には、直接雇用に移行しなければなりません。

スタッフ本人が派遣での働き方を希望している場合には、断られてしまう可能性があります。

人材紹介のメリット

人材紹介は、採用にかかる業務負担を軽減しつつ、自社にマッチする人材採用が実現できます。人材紹介会社には、あらかじめ自社が求めるスキルや人物像などの条件を提示します。それらの条件を加味したうえで、人材紹介担当者が求職者を選別するため、採用の制度が高くなるのです。

採用担当者は、採用選考を通して求職者が自社にマッチしているかどうかを判断することができます。仮に、採用が難しい場合でも別の求職者を紹介してもらうことが可能です。

また、人材紹介から応募する求職者は長期的な雇用を希望している人が多い傾向にあります。直接雇用・長期雇用ができるため、将来的に基幹業務を任せられる人材の雇用も期待できます。

人材紹介のデメリット

人材紹介はひとり当たりの採用コストが人材派遣と比べて高いのがデメリットです。人材会社に支払う成功報酬は、採用した人材の想定年収を基準にして決まります。

<その相場は想定年収の3分の1前後です。たとえば、想定年収額が600万円なら人材紹介会社に200万円支払うことになります。自社で求人を募集して採用選考を行う場合と比べても高額です。

また、人材紹介会社を利用すると、自社に採用ノウハウが蓄積されません。自社による採用活動が難しくなるため、長期的にみて採用コストが膨らむおそれもあります。

人材派遣と人材紹介、どちらを選択すべき?

人材派遣と人材紹介の違いを理解したところで、自社に向いているのはどちらのサービスなのでしょうか。ここでは、人材派遣と人材紹介のサービスについて、適切な選択方法を紹介していきます。

状況に応じて使い分ける

人材派遣と人材紹介の利用に迷ったら、現場の状況を確認することが重要です。一時的な人材不足に悩んでいるのか、長期的な目線で人材を育成していきたいのか、会社の求める人材を見極めていきましょう。

人材派遣は、一時的な人手不足を補う方法として有効なサービスです。一方で人材紹介は、長期的に人材を雇用し育成していけるでしょう。

そのため、どちらのサービスが会社に向いているかを判断するよりも、現場の状況に応じて使い分けていく方法が効率的といえます。

自社にマッチした人材を採用したいならTalentClip(タレントクリップ)がおすすめ!

採用担当者としては、どの採用方法を選ぶにしても、最終的には自社にマッチした人材を採用したいのが本音ではないでしょうか。その上で、費用や時間を節約できたら結果としては最高のゴールといえますよね。

自社にマッチした人材を採用するなら、TalentClip(タレントクリップ)をご検討ください。TalentClipは採用業務を効率化するためのツールとしてさまざまな企業から高い評価を得ている採用管理システムです。

TalentClipの機能の中でも、タレントプール機能は自社に興味がある人材を蓄積することができ、集まったデータの中から必要なときに人材へのアプローチもできます。

つまり、人材派遣と人材紹介の両方のメリットを活かした採用活動が行えるというわけです。自社で採用活動を行うため、採用に関わるデータも蓄積でき、必要な人材を必要なタイミングで補充できるので、どのような状況にも柔軟に対応できます。

まとめ

人材派遣と人材紹介の大きな違いは、「雇用関係」にあります。人材派遣で派遣される人材は人材派遣会社と雇用契約を結び、人材紹介から紹介された人材は会社と直接の雇用関係を結びます。

どちらのサービスを選択するかは、現場や会社の状況によって使い分ける方法がおすすめです。短期的な人材不足を解消するなら人材派遣が有効ですし、長期的に人材を育成していきたい場合は人材紹介が向いています。

しかし、どちらのサービスにもメリット・デメリットは存在しますので、サービスを利用する前にしっかりと理解しておくことが重要です。もし、両方のメリットを活かして自社で採用を実施したい場合は、TalentClipをご利用ください。

専門のスタッフと多彩な機能で、あなたの会社の採用活動を全面的にサポートいたします。

 

この記事をシェア:
採用ノウハウ