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採用サイトを作るメリットとは?目的や運用のポイントも紹介

2023年3月3日

採用活動に力を入れるにあたり、採用サイトを本格的に運用してみたい、現在更新が滞っている採用サイトをより効果的に運用したい採用担当者は多いのではないでしょうか。

しかし、採用サイトについて、コーポレートサイトとどう違うのか、どのように運用すればいいのかわからないことがたくさんあるかと思われます。

今回は、採用サイトを運用するメリットや上手く運用するポイントなどを詳しく解説していきます。

採用サイトとは

まず、採用サイトとは一体どのようなものか詳しく解説していきます。

採用サイトとは、採用活動を行う際に用いられるサイトのことです。主にコーポレートサイトの中に設置されています。

コーポレートサイトが自社の事業内容をメインに紹介しているのに対し、採用サイトは求人に特化しています。

そのため、内容としては具体的な仕事内容や企業の魅力、選考フローなど採用に関することがほとんどです。

多くの求職者が就職活動中に採用サイトから情報を集めているため、いかに採用サイトを効果的に運用しているかが、採用活動を成功へと導くでしょう。

【メリット】採用の効率と質がアップする

では実際に、採用サイトを利用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここでは、採用サイトを運用するメリットや、強みについて解説していきます。

情報をたくさん載せることができる

採用サイトは企業が保有するメディアであるため、求人広告のように文字数や写真の枚数などに制限がありません。

自社でアピールしたい内容を自由に発信することができるため、非常に柔軟性が高い媒体のひとつといえます。

求人広告の場合は記載内容に制限があるため、社風や社員の人柄などよりリアルな情報を掲載したくても、それが実現できないこともあるでしょう。

一方で、採用サイトは社員同士のクロストークや、実際の仕事風景など職場の雰囲気が分かる記事を載せることができます。

また更新のタイミングも自分たちで決められるため、常に最新の情報を求職者に伝えられるメリットもあり、今まで伝えきれなかった会社の魅力などを多くの人に広めることが可能です。

応募者の増加が見込まれる

掲載期限が決まっている求人広告に対して、採用サイトは無期限で情報を発信し続けられるメリットがあります。

そのため、長期間に渡って情報を発信し続けることができ、求職者へのアプローチ力も高くなり、応募者の増加も期待できます。

一方、独立したサイトであるため、求職者から発見されにくいデメリットがありますが、裏を返すと採用サイトまでたどり着いた求職者は志望度の高い人材といえるでしょう。

全体的な応募数の増加に加え、応募者の質も高いものとなるため、最終的な採用目標人数の達成にさらに近づくことができます。

採用サイトを運用する際は、求職者の目に触れる機会を増やすことで応募者の増加を狙えるため、定期的な情報の更新やリニューアルなどをして運用すると良いでしょう。

求人媒体以外から応募が来るようになる

求人媒体は広告の掲載期限が決まっているため、それを過ぎてしまうと求職者の目に届かなくなります。再掲載にはその都度手続きと掲載料が必要です。職種ごとに求人広告を分けているのであれば、その数だけ手続きや費用、管理の手間が発生するでしょう。

一方、自社の採用サイトであれば、掲載費用をかけることなく、無期限に情報を発信できます

採用サイトなら、年間を通して直接企業に応募をかける求職者の存在に期待できます。閲覧の機会が増えれば増えるほど、自社が欲しい人材が応募してくれる可能性は高まるでしょう

いつでも求職者から質問や応募が集まるように、問い合わせフォームや応募フォームを設ける際は、目立つ場所に設置しておくようにしましょう。

複数の職種を募集したいときも、職種ごとにページを設けることで、求職者自身が職種への理解を深めることができます。

また、母集団形成を効率良くするために、求職者の目に触れやすい求人媒体と併用しておくこともおすすめです。求人媒体に採用サイトのリンクを貼っておくことで、より応募を増やせるかもしれません。

志望度の高い求職者を集められる

採用サイトは、求人媒体よりも自社のビジョンや事業内容、社風を魅力的に発信することができるため、求職者の志望度を高めやすい媒体といえます

たとえば、企業の情報をわかりやすく紹介するために、写真や動画を取り入れたり、実際に働いている社員のインタビューを掲載して、生の声を届けたりするコンテンツを用意したとします。

求人媒体では主に文字情報がメインのため、企業の雰囲気をすべて伝えることが難しいです。採用サイトであれば、掲載の自由度を活かして、動画やインタビューなどのコンテンツを通して企業の雰囲気を伝えられるため、求職者の中で「この企業に応募してみたい」という気持ちが生じやすくなるでしょう

また、求人媒体の場合、掲載できるボリュームが限られているため、他社と差別化が難しくなり、応募の段階では求職者の志望度は上げることが難しい面をもっています。

一方、採用サイトであれば、求人媒体と比べて見られる人は限られてしまうものの、逆にいえば採用サイトまでたどり着いた求職者は志望度の高い人材といえるでしょう

そのため、採用サイトに訪問した求職者の志望度を高めるにあたり、企業側は自社の情報のメリット・デメリットをしっかり整理したうえで、求職者にとって適切なコンテンツを提供することが大切です。

ミスマッチを防ぐことができる

採用サイトで自社の情報を効果的に発信することができれば、ミスマッチの防止につながります。

採用サイト内に企業情報の詳細を掲載したり、社員インタビューなどを載せたりすることで、より会社の内側を求職者に伝えることが可能です。

結果として、求職者は求人広告だけで得た待遇や労働条件などの表面的な情報だけではなく、企業の文化や社風など内面的な情報を得られます。

実際の企業文化などを確認してから応募するかどうか判断するため、最終的には志望度の高い人材が応募者の大半を占めることになるでしょう。

そのため、入社後のギャップやミスマッチの発生を防ぐことができ、早期の退職や離脱を防ぐ効果も期待できます。

【デメリット】採用サイトの作成に手間やコストがかかる

採用サイトは企業の情報をメリットもありますが、一方でデメリットも抱えています。

ここでは、採用サイトを作成するデメリットについて紹介します。

採用サイトの作成に時間・コストがかかる

新たに採用サイトを作成するとなると、手間やコストがかかってしまうのがデメリットです。

制作会社に依頼すると、最低でも10万円以上かかるといわれています。さらに、応募者を増やすために企画からコンテンツの作成、運用まで依頼するとなれば、100万円以上かかる場合もあります。

自社で採用サイトを作成すればコストは抑えられるものの、工数と手間がかかります。作成には専門知識が必要となるため、コンテンツも自分たちで考えなければいけません。

採用戦略や費用対効果を踏まえ、採用サイトにかけられる予算を割り出した上で、制作会社への依頼か、自社での作成か、判断するのが良いでしょう

最近では、採用サイト用のテンプレートも用意されているので、必要事項を入力するだけで、見映えが良くて目に留まりやすい採用サイトを作成できます。専門知識が乏しくて、予算もかけられないときは、そのようなサービスの利用を検討してみるのもおすすめです。

応募者が集まるとは限らない

採用サイトを作成したとしても、応募者が増えるとは限りません

採用サイトから応募してくる求職者は、求人媒体で企業の名前を知ってから情報を集める目的で訪問をしているのがほとんどといえます。

また、ある程度の認知度をもっていない限り、採用サイトだけで直接応募してくる人を集めることは難しいでしょう。

そのため、求人媒体も積極的に活用しながら、自社の認知度を高め、採用サイトへ誘導できるように採用活動に取り組むことが重要です

採用サイトを上手に運用するためのポイント

採用サイトを運用するとしても、ただ更新していけば良いとは限りません。

そのため、採用サイトの運用を検討している方は、以下のポイントを参考に採用サイトの運用を行ってみてください。

求職者に必要とされているコンテンツを載せる

採用サイトには、求職者が求めている情報を載せる必要があります。

どんなに素晴らしい情報を掲載したとしても、求職者が求めていなければその情報は無駄になってしまいます。

そのため、まずは採用したい人材のペルソナ像を具体的に設定し、その人材がどのような情報を求めているか事前に把握するようにしましょう。

求職者が必要としている情報を知っておくことで、採用サイトの方向性や方針を固めることができるため、効果的に記事を増やしていくことが可能になります。

また、内容もほかの媒体で掲載している情報とは差別化を図り、採用サイトでしか得られない情報を盛り込むことで、効果的に求職者へアプローチすることができます。

写真や動画をうまく活用する

採用サイトなら自社の情報を自由に載せることができるため、積極的に写真や動画などを活用するようにしましょう。

いくら文章で自社の魅力をアピールしても、求職者への伝達には限界があります。

そのため、オフィスツアーの動画や、クロストークを行った社員の写真などを活用し、採用サイトに訪れた求職者が、入社後の環境をシミュレーションできるようにすることが効果的です。

そうすることで、会社の内側のリアルな部分を発信でき、求職者に関心を持たせることができるでしょう。

定期的に更新する

掲載期間に制限がないからこそ、常に採用サイトの情報は更新し続けることが求められます。

最終更新が1年前になっていると、求職者側からすれば「もう採用をしていないのだろうか」「この会社へ入るのは少し不安」など、マイナスのイメージを持たせてしまうことになるでしょう。

このように、極端に更新頻度が少ない採用サイトは、求職者の不信感をあおることにもつながります。

そのため、更新が怠らないように最新の採用情報を掲載するようにしましょう。

採用サイトの制作・運用を考えているのであれば、ぜひTalentClip(タレントクリップ)を検討してみてください。

TalentClipではあらかじめテンプレートが用意されているため、初心者でも簡単に採用サイトを作ることができます。

またTalentClipで作った求人票は、求人媒体のWorkinに自動連携されます。ほかにもIndeedや求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などの求人媒体とも連携しているため、多くの求職者へアプローチすることもできます。

現在採用サイトの運用を考えていたり、運用が上手くいかず困っていたりする採用担当者の方は、ぜひお問い合わせください。

 

また、採用活動に関するお役立ち情報について、以下の資料にてご紹介しています。

まとめ

求める人材を採用するためには、採用サイトの効果的な運用が大きなカギを握ります。

現在採用活動が上手くいっていない方は、この記事を参考に採用サイトの運用を見直してみてはいかがでしょうか。

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