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採用のミスマッチが起きるのはなぜ?その原因と5つの解決策

2021年4月12日

人材を問題なく採用できたと思っていても、実際に勤務開始してみると早期離職を告げられたり、求めているレベルのスキルを有していなかったりと、ミスマッチの悩みは尽きません。

採用のミスマッチが起きている場合、企業の採用活動になにか問題が隠れている可能性があります。

自社とっては最適な採用活動だとしても、従業員からすると「想像と違った」「条件が聞いた内容と違う」など、違和感を覚えるものになっているかもしれません。

なぜ、採用後のミスマッチが起こるのか、ここでは主な原因と解決策について紹介します。

どうして?採用のミスマッチが起きる4つの原因

採用後のミスマッチは、企業と従業員両者にとってデメリットしかありません。企業イメージを損なうことも考えられます。

なぜこのような事態が起こるのか、まずは原因を理解したうえで採用方法を見直すことが必要です。

この項目では、採用後に企業側と従業員側が互いにミスマッチを感じる主な原因として、4つのポイントを紹介します。

1.求める人物像が明確になっていない

どんな企業でも優秀な人や即戦力に入社してほしいと考えるものです。しかし、企業や部署によって理想とする能力やレベルは異なります。

企業側が求める人物像が明確になっていなければ、求める能力や要素をもたない応募者が集まりやすくなります。

たとえば「オフィスソフトが使える人」といった人物像では、具体的にどんなソフトを使えるのか、どの程度扱えるのかといったことがわかりません。

不明瞭な基準では、採用担当者の裁量で合否を判断することとなります。結果、「思っていたよりも能力が低い」「できると聞いていたのにできない」など、採用のミスマッチが生じかねません。

求める人物像を明確化することは、複数の採用担当者が人材を同じ基準で判断するために必要です。

2.自社のメリットばかりをアピールしている

より自社とマッチする人材を採用するためには、母数である応募者そのものを増やす必要があります。

しかし、応募者を増やすために、自社のメリットだけをアピールすることは効果的とはいえません。

仕事におけるネガティブな部分は、どのような仕事であっても少なからず存在するものです。意図的に隠して採用を行うと、入社後に従業員は不満を感じやすく、早期離職につながるでしょう。

3.応募者の経験やスキルを十分に見極めていない

応募者の経験やスキルは、履歴書や職務経歴書のみでは十分に知ることができません。

「書類に書いてあるから」と面接で具体的な内容を聞かないままでは、求める人材であるかどうか見極めることは困難です。

また、履歴書や職務経歴書に書かれている内容がすべて真実とは限らない点にも注意しましょう。応募者が採用されるために虚偽の経歴を記入していたり、面接で内容を誇張して話したりしている場合もあります。

4.内定後のフォローが不足していた

採用後のミスマッチは、能力の差だけで起こるものではなく、人間関係や業務内容によって生じることもあります。

内定後のフォローが不足していると、入社後の環境をイメージできず不安を抱える要因となります。

数回の面接のみでは仕事内容や職場の雰囲気、人間関係を伝えることはできません。そのままフォローを怠れば、内定者の不安を大きくしてしまい、内定辞退のリスクも増加するでしょう。

これで解決!採用のミスマッチを防ぐ5つの方法

採用後のミスマッチは、採用活動を始める段階から対策することができます。

余計なコストをかけないためにも、事前の対策で企業側と応募者側の両方のミスマッチのリスクを軽減させましょう。

ミスマッチを防ぐためにできる対策方法は、主に以下の5つです。

1.採用ターゲットを明確にする

採用ターゲットを明確にすることで、能力面のミスマッチを大幅に軽減できます。ポイントは、以下の2点です。

・現場が求める人材を明確化しておく
・あると良いスキル・経験を明確にする

まずは人材補充を希望する部署や部門の従業員から、求める人材についてヒアリングします。

あると良いスキルや経験、職場の雰囲気を参考にイメージを固め、募集する人物像を求人情報に盛り込みましょう。

書類上や管理職のみではなく、一緒に業務へ取り掛かる現場の人間の声を反映させることが重要です。

2.デメリットの面も伝えておく

仕事内容においては、メリットばかりを記載せずデメリットも伝えましょう。

大変なところはどこか、入社後にギャップを感じやすい点についてあらかじめ説明します。注意点は、企業側の目線ではなく従業員や求職者目線で考えることです。

たとえば「週休2日」と「完全週休2日」の違いなど、企業側から見ると当然と思う情報であっても求職者は知らない可能性があります。

誤解のないよう、基本的なことや細かな部分も必ず伝えましょう。

3.面接で候補者のことを細かく質問する

面接は応募書類に記入されていない部分を確認したり、募集条件についてすり合わせたりするチャンスです。

志望動機など基本的な質問のみに留めず、能力や経験について具体的な情報を得られる質問を行いましょう。

・どのような成果を出したか
・仕事のやり方・成果へのプロセスについて
・前職の現場の雰囲気や社風

具体的に「これまで職場や学校でどのような立場に就き、どのようなプロセスで成果を出したのか」を知ることにより、自社の風土に合う人材かどうか見極めやすくなります。

4.内定者フォローを手厚くする

採用後の内定者フォローは、ミスマッチや早期離職を防ぐ大きな効果があります。

入社日の手続きなど事務的な連絡で済ませている場合は、内定者が不安を抱きかねません。できる限りコミュニケーションを密に取りましょう。

たとえば、以下のような対策があげられます。

・会社のイベントに招待する
・先輩社員との交流の場を設ける
・内定者の悩みに対して相談にのる

採用から入社まで期間が開く場合は、会社のイベントに招待したり先輩社員との交流の場を設けたりと、企業に溶け込める機会を提供しましょう。

時間を割くことが難しい場合は、メールや電話で内定者の悩みに対していつでも相談に乗るスタンスを取るだけでも効果的です。事務連絡のメールにも「疑問や不安な部分があるときは、いつでも連絡してください」と加えると、印象ががらりと変わります。

5.情報発信に力を入れる

求人情報やコーポレートサイトのみでは、応募者が思ったように集まらなかったり、希望する人材に応募してもらえなかったりする可能性があります。さまざまな方法で積極的に情報発信しましょう。

おすすめは、採用サイトやSNSを活用する方法です。個別の採用サイトを作成し、SNSでこまめに情報発信することで、企業の情報や風土を知ってもらえます。自分に合った会社かどうか、応募者も判断しやすくなります。

採用サイト作成を手軽に始めたい方は、ぜひTalentClip(タレントクリップ)をご活用ください。「TalentClip」なら自社の採用サイトを手軽に作成することができます。

テンプレートを選び、掲載したい画像や文章を入力するのみで、おしゃれで見やすいオリジナルの採用サイトが作成可能です。採用サイトで自社について知ってもらうことにより、経営理念や社風などに理解のない人材(求めていない人材)からの応募を避けられ、ミスマッチ防止となります。

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また、下記の資料では、採用活動のお役立ち情報も紹介しています。こちらもぜひ参考にご覧ください。

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まとめ

採用のミスマッチは、採用活動に原因があるのかもしれません。求める人材については、できる限り明確化しましょう。

また、内定後のフォロー不足もミスマッチや早期離職につながりやすいため、入社直前までの対応も見直す必要があります。

TalentClipなら、専用の採用サイト作成ができ、自社の雰囲気や求める人物像を明確に伝えることができます。求職者情報の管理システムによって採用後や採用見送り後のフォローも可能と、多機能なため、採用に関する業務を一元管理したい方におすすめです。

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