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女性管理職を採用するメリットとは?求められる3つのスキルと採用方法

女性管理職を採用するメリットとは?求められる3つのスキルと採用方法

2023年3月16日

近年、日本でもようやく女性管理職の登用が増えてきています。その背景には、結婚、出産、子育てなどのライフイベントを終えて働く女性が増えたことに加え、「改正女性活躍推進法」などの法整備が理由に挙げられます。

この記事では、女性管理職が会社にもたらすメリットや、女性管理職採用における企業の取り組みについて紹介します。女性管理職の登用を考えている方は参考にしてください。

女性採用が注目されているのは「女性活躍推進法」の影響

まず、女性の社会進出が定着化した理由の一つとして、「女性活躍推進法」の影響が挙げられます。女性活躍推進法とは、女性が職場において活躍できる社会を推進するよう定めた法律で、2015年に成立し2016年4月に施行されました。

2019年には、「改正女性活躍推進法」が公布され、女性活躍推進の取り組みが強化されるなど、女性採用の流れは強まっています。

また、努力義務であった「従業員数が101人以上300人以下」の事業所も「女性活躍推進法」で義務化されたことにより、活躍する女性の数はさらに増えています。

女性管理職を採用する4つのメリット

女性管理職を採用すると、企業に以下のようなメリットをもたらしてくれます。

・コミュニケーション能力が高く、職場を円滑に回すことができる
・女性社員のロールモデルになる
・ダイバーシティ推進により、女性ならではの視点を取り入れやすくなる
・社会的評価の向上により、優秀な人材を獲得できる

などが挙げられます。

それぞれの女性管理職の特徴についてみていきます。

1.コミュニケーション能力を生かした対応ができる

女性管理職は、男性管理職のように引っ張っていくリーダーシップとは異なり、人間関係をベースとした結束力のあるチームワークを築く傾向にあります。

女性は感受性が男性に比べて強い傾向にあり、相手の気持ちを察することに長けていることが理由のひとつです。

その特徴から、コミュニケーション能力が高かったり、部下のモチベーション管理やメンタルケアが得意だったりする人もいます

また、女性の部下が相談しやすい立場であることが強みになることもあるでしょう

2.社内のロールモデルになる

上司への憧れが働くモチベーションになることはしばしばあります。

女性管理職が少ない要因として、「あの人のようになりたい」といったロールモデルがいないことも挙げられます。これから女性管理職を増やしたいのであれば、現時点においてはロールモデルとなる女性管理職を雇用することが近道といえます。

女性の上司が活躍することで、多くの女性社員が管理職をキャリアパスのひとつに加える可能性も出てきます。

昇進意欲が高い女性の求職者へのアピールポイントにもなるでしょう。

今後の会社の発展を考えるうえで、女性管理職を育てていくことは重要です。

3.ダイバーシティの意識が高まる

管理職が全員男性の場合、集団浅慮(グループシンク)に陥りやすいというおそれがあります。間違った意見も「皆同じ意見だから」と容認されてしまう場合も出てきます。

女性管理職が皆無の会社においては、新しい風やものの見方を吹き込んでくれる可能性が広がり、今までにない意見を取り入れられるというメリットがあります。

たとえば、ショッピングの好きな女性の意見は、マーケティングにおいては非常に有益なサンプルになりますし、女性をターゲットにした商品を売り出す場合、女性の声や購買意識の理解は必須になります。

4.社会的評価が向上し、優秀な人材を獲得できる

女性活躍の取り組みは、企業イメージの向上にもつながります。新規採用や中途採用において取り組み内容をアピールすることで、優秀な人材を集めやすくなります。また、社会的評価が向上し、投資家からも選ばれやすくなります。

「優秀な女性管理職」がもつ3つのスキル

男性同様、女性管理職にも優れたスキルを持つ方はたくさんいます。優れた女性管理職に共通していえるのは、ロジカルなコミュニケーション能力、多角的な視点、ワークライフバランスの実現に尽力できる点です。

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

1.ロジカルな高いコミュニケーション能力がある

管理職には目の前の事実だけを見て、業務遂行に必要なポイントを押さえて話すというスキルが求められます

優秀な管理職の女性は、事実と感情を分けて考え、状況に応じた最適な判断ができる人材です。

相手の気持ちを察しながらも、課題を冷静にとらえ、道筋を立てて解決策を考えることができます。

また、高いコミュニケーション能力を活かして、周りを巻き込みながらプロジェクトを遂行していくスキルに長けていることも特徴のひとつです。

2.多角的な視点を業務に生かせる

「女性ならではの意見が役立つ場面もある」ということを把握しておくことが重要です。

女性管理職が増えてきているとはいえ、まだ採用できていない企業も多いです。そのため、女性管理職になると、性別や年齢など異なる価値観を持つ相手と意見を交わす機会は多いといえます。

そのような場面でも自らの意見を伝え、業務に生かせるよう行動できる管理職であれば、優秀といえるでしょう。

3.ワークライフバランスの実現に尽力できる

女性は、結婚や出産などのライフイベントを機に、育休・産休を取得したり、退職を考えたりすることが多いです。

柔軟な働き方ができる環境が整っていない企業では、女性の働き手にとって働きにくい職場になってしまいます。

このような場面で、女性の働きやすさを実現できるよう、企業を巻き込んで行動していける女性管理職は優秀な人材といえます。

仕事に復帰できるか不安、子育てをしながら仕事がしたい、などの悩みや要望に寄り添い、社内体制や仕組みづくりを率先して行えられれば、社員のモチベーションを高められるだけでなく、採用でのアピールポイントにもなるでしょう。

女性管理職を採用するために企業がすべきこと

女性管理職を採用するためには、一時的なポーズでなく、永続的な取り組みが必要です。ここでは、女性管理職を採用するためにやるべきことをご紹介します。

女性管理職を採用するための取り組み

女性管理職を採用するためには、働き方や人事評価制度といった、女性の健康問題と子育ての両立をはかる社内制度を構築する必要があります

女性管理職のロールモデルを増やしたり、有給休暇を取りやすくしたり、あるいは女性特有の悩みである月経やホルモンバランスが崩れたときに悩みを打ち明けられる社内環境を整えることも重要です。

さまざまな取り組みを一気に行うことは難しいかもしれませんが、社内における取り組みや社内整備の準備を進めることで、女性が働きやすく、管理職を目指せる環境をアピールすることにも繋がります

女性管理職の採用方法

女性管理職を採用するには、以下のようなサービスを利用するのがおすすめです。

・求人サイト
・人材紹介
・人材派遣

特に求人サイトによる募集なら、採用管理システムの導入をご検討ください。採用管理システムとは、企業の採用活動全般をサポートするためのシステムであり、採用管理システムならTalentClip(タレントクリップ)がおすすめです。

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まとめ

この記事では、女性管理職を採用するメリットについてご紹介しました。女性管理職の多くはコミュニケーション能力に長け、仕事を円滑に回す柔軟性に優れています。加速する少子高齢化や生産年齢人口の減少を踏まえ、女性管理職の積極的な採用が見込まれます。

女性管理職を採用する際には、働き方や人事評価制度といった社内制度を整えるとともに、男性の意識改革が必要です。

 

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