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Facebookで採用するときのコツと注意点

2023年3月22日

近年、若い世代を中心に利用者が多いSNSを採用に活用している企業が増えています。中には、Facebook(フェイスブック)をきっかけに採用される事例もあるでしょう。

今回は、Facebookを活用した採用に、どのようなメリットと注意点があるのか紹介します。

Facebookが採用に役立つ理由

まずはFacebookを採用で活用するメリットについて見てみましょう。

SNSならではのメリット

Facebookに限らず、TwitterやInstagramなどのSNSは、無料で利用できます。

また、文字に加えて画像や動画を投稿することもできます。視覚的な情報は文字よりもインパクトが強く、また記憶に残りやすいのが強みです。企業のイメージや普段の雰囲気を知ってもらうのにも役立つでしょう。

SNSのホーム画面では、自社の情報を詳しく掲載できます。Facebookであれば「基本データ」という項目に入力します。住所や電話番号だけでなく、自社サイトのURLも掲載できるので、アカウントを見たユーザーを自社サイトへ誘導することもできるでしょう。

「いいね」や「シェア」「コメント」の機能があるため、ユーザーの投稿に対する反応もリアルタイムで確認できます。また、反応を示すと、そのユーザーとつながっているほかのユーザーにも同じ投稿が表示される仕組みになっています。そのため、反応が大きいほど、より多くのユーザーへ投稿が拡散するわけです。

さらに、ユーザーとのコミュニケーションも簡単にできます。SNSには「DM(ダイレクトメッセージ)」の機能が備わっており、チャットのような感覚でメッセージをやり取りできます。Facebookであれば「Messenger」です。

そして、SNSのユーザーは世界中に存在します。投稿するだけで、世界中にアピールできるチャンスがあるということです。採用においては、海外の有望な人材にもアプローチできるかもしれません。複数の言語で投稿できる機能が備わっているため、外国語ができなくても心配はいりません。

ほかのSNSより優れているところ

Facebookは実名(本人確認書類に記載されている名前)で登録するのが原則です。技術的にはハンドルネームや偽名でも登録できますが、規約で禁止されています。

そのため、ハンドルネームや偽名の登録が主流であるほかのアカウントと比べて、利用者の人物像が分かりやすく、信頼性が高くなります。

また、利用者も自分自身をアピールする前提で利用しているため、基本データに性別や年代、出身校、勤務先など詳しいプロフィールを掲載する傾向があります。

こうした情報は、属性としてカテゴライズされるので、企業側で何かアプローチするときに、ターゲットを絞るのが簡単です。

さらに、Facebookでは求人情報を投稿できます。左側のメニューから「求人」を選択し、表示された画面の中にある「求人を作成」というボタンをクリックするだけです。もし、メニューの中に「求人」が無ければ、設定の「テンプレートとタブ」から追加しましょう。

「求人を作成」ボタンをクリックすると、求人に必要な情報を入力できるフォーマットが開くので、入力して投稿すると無料で公開できます。ユーザーが応募する際、いくつかの質問に回答するよう設定することも可能です。

ユーザーが応募すると、その情報は「求人を管理」というタブの中に振り分けられます。そこからユーザーとやり取りできるだけなく、「ステータスを管理」で連絡済みや面接予定など、進捗状況を管理できるのが便利です。ステータスでフィルターをかけて、応募者の絞り込みもできます。

効率良く求職者を集めるコツ

せっかくFacebookで求人の投稿をしても、ユーザーの目に届かなければ採用に至りません。効率良く求職者を集めるには、どのようなコツがあるのでしょうか。

いいねやシェアで情報を拡散する

先述のとおりFacebookの投稿は、ユーザーによる「いいね」や「シェア」でほかのユーザーに拡散します。

社員にFacebookのアカウントを作成してもらい、投稿のたびに「いいね」や「シェア」をしてもらうといいかもしれません。

どちらかといえば、「いいね」よりも「シェア」のほうが拡散しやすいようです。

広告配信を活用する

求人の投稿を広告として配信すると、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。初期費用はかかりません。投稿が表示される(CPM配信)、またはユーザーがクリックする(CPC配信)と、その数に応じて請求される仕組みです。

配信するユーザーの属性を選択して、ターゲットの絞り込みもできます。新卒であれば大学生、中途採用であれば対象となる年代を選択するだけです。効率良く配信できて、無駄な費用が発生するのを防げます。

Facebookは、広告料がどれくらいかかるのかを公開していません。一般的には、CPC配信の場合、クリック1回につき100~200円が目安といわれています。ただし、配信するときは事前に予算を設定できるので、それを上回って請求される心配はありません。

早いレスポンスを心がける

SNSは反応の早さが命です。あまりにも反応が遅いと、ユーザーの気持ちは離れてしまい、最悪ブロックされる可能性もあります。採用でも同じです。

Facebookには通知機能があります。スマートフォンはもちろん、パソコンでもGoogle Chromeなら可能です。

ただし、業務で多忙なときは見過ごす恐れがあります。専任の担当者を設けて、こまめに応募を確認できるようにすると良いでしょう。投稿や広告も含めて、プロジェクトチームを立ち上げ、対応する体制を作るのも効果的です。

Facebookを採用に使うときの注意点

ここまで紹介したとおり、Facebookは一般的な求人媒体と違って、費用をかけずに効果的な採用をできるのが魅力です。しかし、ひとつだけ大きな問題があります。それは、「Facebookのユーザー以外にはアプローチできない」というところです。

そのような人材にもアプローチするために、ほかの媒体と併用するのが望ましいですが、情報が分散するので求人管理が煩雑になるデメリットもあります。

管理を一元化するためには、「TalentClip(タレントクリップ)」をご検討ください。
過去の応募者はデータベースに蓄積され、必要なときにアプローチできます。

TalentClipは管理だけでなく、豊富なテンプレートにより、Wordと同じ感覚で採用ページを作成できます。応募者のデータや進捗状況の管理も簡単です。
さらにWorkinをはじめとするほかの求人サイトとも連携しているので、効率的な母集団の形成が可能です。

採用でお悩みの際は、ぜひご活用ください。

まとめ

Facebookでは、採用のために視覚的な情報を投稿したり、ユーザーとやり取りしたり、求人をしたりすることができます。無料で利用できますが、有料で広告にすると多くのユーザーの目に触れるため効果的です。

ただし、Facebookのユーザーにしかアプローチできないため、ほかの求人媒体と併用するか、使い勝手の良い求人サービスを利用すると良いでしょう。

 

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