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採用力を高めるには?採用力の高い会社の特徴を紹介

2022年6月14日

「自社にマッチした人材を確保できない」「そもそも応募者数が少ない」といった、採用面での悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。採用活動を成功させるためには、採用力が大切です。

この記事では、採用力とは何なのか、採用力を高めるにはどうしたら良いのか解説します。

採用活動の成功のカギを握る「採用力」とは

採用活動がうまくいっている企業は、採用力の高い企業といえます。採用力とは「採用活動を設計・実行する力」のことです。

採用力は5つの要素から構成されます。

・採用に対する視座
・採用に向き合う姿勢
・採用を良くするための知見
・採用を良くするための技能
・採用における意思決定

採用力があれば、さまざまな機会を通して「獲得」「深化」「強化」させることができます。「人手不足」「応募者数や内定者数が少ない」といった企業は、この採用力が不足しているといえるでしょう。

採用力の高い企業の共通点

実際に採用力の高い企業にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、採用力の高い企業にみられる共通点を5つ紹介します。

具体的な採用目的を定めている

採用力の高い企業は、その場しのぎの採用ではなく、具体的な採用目的を定めて採用をしています。採用目的が曖昧だと、一時的に人材を確保できても、質が悪かったり、長期的に働いてくれなかったりするでしょう。

長期的に企業の売上に貢献してくれる人材の確保を目指すことで、質の高い採用が可能になります。
具体的な採用目的とは、数字を用いた目標にすることです。「いつまでに(期限)」「何名採用するのか」など、明確にできるものは数字にしています。

ほかにも、「どういった人材を確保したいのか」「将来的に企業を引っ張っていける人材とは何なのか」といったポイントを押さえている企業も、採用力が高い企業といえるでしょう。

数値化できるものは数字で表し、過去の経験則と将来のビジョンをもとに採用目的を決めることが重要です。

求める人物像が明確である

採用力の高い企業は部署や職種ごとに明確な採用ターゲットを設定しています。採用ターゲットを明確にすることで、入社後のミスマッチを防ぎ、長期的なキャリア形成ができる人材の確保につながります。

また採用ターゲットの明確化により、「どのような人材が自社で活躍できるのか」「どのような人材が必要ないのか」といった基準が分かります。

設定したターゲットのみを採用できるよう、各面接官で評価基準を揃え、面接官による採用の質にバラつきがないのも特徴です。

採用ターゲットが明確であることで、面接の時間や評価もスムーズになるでしょう。しかし、マニュアル化することで融通が利きにくくなる点には注意が必要です。採用面接では評価がいまひとつでも、入社後に活躍する人もいるかもしれません。

自社の魅力をアピールできている

採用活動では、業務内容や給与など条件面のみのアピールでは不十分で、自社の魅力をどのようにアピールするかが大切です。特に競合企業にはない独自の魅力がアピールできると、差別化されるため応募者が集まりやすいといえます。

企業の魅力は以下の4つの要素を意識すると明確化しやすいでしょう。

・メンバーの魅力
・商品や事業活動の魅力
・競合優位性や将来性の魅力
・待遇や環境の魅力

メンバーの魅力とは、どのような人が働いているのか、社内の雰囲気などです。商品や事業活動の魅力は、取り扱っている商品やサービスの魅力を指します。

競合優位性や将来性の魅力は、自社がライバル企業に負けない独自性や戦略的な将来性です。待遇や環境は、給与水準や各種手当、通いやすい環境などを指します。

この4つの要素から自社の魅力を明確化し、競合他社にはない自社の魅力を発信していきましょう。

自社に合った採用手法を導入している

採用手法には求人媒体や人材紹介、SNS、ダイレクトリクルーティングなどがありますが、自社に合った採用手法を導入することが大切です。採用手法が合っていなければ、いつまで経っても応募者数を増やせなかったり、採用者の質が悪かったりします。

また複数の採用手法を組み合わせてみることも重要です。これまで求人媒体のみで応募者を集めていたのであれば、人材紹介やダイレクトリクルーティングも取り入れてみると良いでしょう。

その際は、各採用法の特徴やメリット・デメリットを押さえておく必要があります。例えば求人媒体を使った採用手法では、応募者を広く集めることができますが、その分広告掲載費がかかる点がデメリットです。

いくつも広告を掲載すれば、予算を大幅に超えてしまうかもしれません。採用人数や予算に合った手法選びも重要です。

採用した人材が定着している

人材の定着率も重要です。求める人材を採用できても、退職されたら意味がありません。内定者が継続的に働けるような仕組みづくりが大切です。

採用力の高い企業は教育体制や研修制度を充実させたり、内定者フォローとして毎月面談を行ったりしています。資格取得支援制度や評価制度を明確にするのもおすすめです。

成果を出しても適正に評価されなければ、仕事のモチベーションが下がり、退職につながる恐れもあります。
入社率を上げつつ、退職率を下げるよう工夫していきましょう。

自社の採用力を高めるポイント

自社の採用力を高めるポイントは、「企業力を高める」「職場環境を良くする」の2つです。ここではそのポイントについて詳しく解説します。

企業力を高める

企業力とは、企業の知名度やイメージ、資本力といった企業全体の力のことです。しかし、企業力をすぐに高めるのは簡単ではありません。ある程度時間がかかるものと考えておく必要があります。

企業力を高める方法のひとつとして、採用オウンドメディアがおすすめです。オウンドメディアとは、自社で保有するメディアを指します。

業務に関連するコンテンツを作成したり、自社のことを宣伝したりと、方法はさまざまです。少しずつ成長させていけるので、初期費用がない企業でも始められます。

職場環境を良くする

現在の職場環境を見直し、改善するよう取り組むことが大切です。働き方改革の推進や多様性の拡大などから、職場環境を重視する応募者も増えています。

職場環境が良ければ、企業としての人気も高まり、応募者数を増やせるでしょう。給与や待遇、福利厚生を中心に、リモートワークの導入やフレックスタイム制度を取り入れてみるのもおすすめです。時代の変化に合わせて、新しい取り組みを進めていくと良いでしょう。

まとめ

採用力を高めることで、人手不足を解消したり、質の高い人材の確保ができるようになったりします。採用力を高めるためには、企業力を高め、職場環境を良くすることが大切です。ほかにも、採用力の高い企業の共通点を知り、自社に取り入れてみるのも良いでしょう。

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