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無料求人サイトで採用活動をするメリットや効果の出し方

2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大し、多くの企業が厳しい状況に陥りましたが、
最近は経営が回復傾向にある企業も増えてきました。

経営の回復にともない、人手を必要とする企業も増加していることから、人手不足がより深刻化していくことが見込まれています。

とくに飲食業、小売業、人材派遣・紹介業、旅館・ホテル業などでは深刻で、人手不足が原因の倒産も見られるほどです。このような状況で人材を確保するには、採用戦略を練り直す必要があります。

とはいえ、採用コストが限られていて、「できるだけ安く済ませたい」と考える企業も多いでしょう。そこで今回は、無料で使える求人サイトのメリットや効果の出し方について紹介します。

無料の求人サイトのメリット・デメリット

採用コストが限られている企業にとって、無料の求人サイトは利用しやすい一方で、ニーズに合う企業と合わない企業があります。

自社に無料の求人サイトが合うかどうかを判断するために、無料の求人サイトのメリット・デメリットを把握しておきましょう。

メリット

無料の求人サイトの大きなメリットといえば、採用コストが抑えられることでしょう。有料の求人サイトを利用すると、パートやバイトでは数万円から数十万円の掲載料がかかります。

掲載期間によって変わりますが、中途採用や新卒採用では掲載料が100万円を超えるケースもあるほどです。無料の求人サイトを利用すれば、この費用が削減できます。

採用コストが少ない企業でも、無料であれば複数のサイトに求人情報を掲載できるので、露出度を高めるのにも役立つでしょう。

応募者が集まらなくても、無料なら掲載料が無駄にならないため、有料の求人サイトに載せる前のお試しにも使えます。

デメリット

無料の求人サイトのデメリットは、自社の求人情報が埋もれやすいことです。無料の求人サイトは気軽に求人情報が掲載できるため、多くの企業が利用しています。

また、有料プランに申し込むことで上位表示されやすくなる仕様のサイトもあり、単に求人情報を掲載しただけでは見てもらえないことが多いのです。

有料の求人サイトとは違って、自社でやらなくてはならないことが多いデメリットもあります。有料の求人サイトの場合、担当者が掲載内容を考えてくれたり、応募者が集まるようにサポートしてくれたりするのが一般的です。

しかし、無料の求人サイトの場合は掲載内容を自社で考えなくてはならず、サポートも受けられません。

無料求人サイトの種類

無料求人サイトは、「求人サイト型」「求人検索エンジン型」「採用支援ツール型」の3種類に分かれます。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

求人サイト型

求人サイト型とは、さまざまな求人情報が、業界・職種にかかわらず掲載されているタイプの無料求人サイトです。幅広い企業が使える、検索機能が充実していて利用者が多いといったメリットがあります。

求人検索エンジン型

求人検索エンジン型とは、Web上にある求人情報を収集し、ひとつのサイトにまとめて表示しているタイプの無料求人サイトです。自動で求人情報を集める仕様なので掲載料が発生せず、コストが抑えられるメリットがあります。

複数の媒体に求人情報を掲載している場合も、求人検索エンジン型サイトならまとめて表示されるため、求職者の目に留まりやすくなる点が魅力です。

採用支援ツール型

採用支援ツール型とは、求人情報を掲載できるだけなく、採用活動のサポートまで受けられるタイプの無料求人サイトです。

採用サイト作成や適正テスト、応募管理などの機能が使えるのが特徴で、採用活動の効率化に役立ちます。

採用支援ツール型のサービスには、ぜひ「TalentClip(タレントクリップ)」をご利用ください。TalentClipなら採用ページの作成や応募者対応、入社後のフォローまで、採用業務を一括管理できます。

自社求人媒体の「Workin(ワーキン)」のほか、Indeed・求人ボックス・スタンバイ・Googleしごと検索との連携も可能です。TalentClipについては、下記よりお問い合わせください。

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無料求人サイトで効果を出すためには

無料求人サイトは、気軽に使えることから利用している企業が多く、効果を得にくい傾向があります。採用コストを抑えられても、応募者がゼロでは利用する意味を成さないでしょう。

そこで、無料求人サイトで効果を出すために押さえておきたいポイントを紹介します。

ターゲットを決める

無料求人サイトで効果を出すには、ターゲットを明確にすることが大切です。ターゲットが明確になっていないと、求人広告の内容が当たり障りのない、どの求職者にも響かないものになってしまいます。

自社がどのような人材を求めているのか、ターゲット像を言語化しましょう。担当してほしい業務やあると良いスキル、性格や趣味など、できるだけ細かく人物像をイメージします。

ターゲットを絞ることで、対象の求職者にとって魅力的に映る求人広告の内容を考えられるでしょう。

自社の魅力をアピールする

無料求人サイトで効果を出すためには、自社の魅力を的確にアピールすることも重要です。無料求人サイトには、多種多様な求人が掲載されています。数多の求人のなかから選ばれるには、求職者を引きつける情報が必要です。

自社の魅力を洗い出して求人広告に盛り込み、「応募したい」と思われる内容になるよう工夫しましょう。入社後の働き方や雰囲気などが想像できるよう、詳細に記載しておくと求職者に選ばれやすくなります。

自社の求人情報の内容を他社と比較してみることも大切です。求職者の多くは、給与や休日、残業の有無などの条件を比較したうえで、応募する企業を決定します。

どれだけ自社の魅力をアピールしても、同業他社よりも給与が低い、残業が多いなどで「待遇が悪い」と判断されると応募者が集まりにくくなるかもしれません。同業他社の求人を調査して、給与を相場に合わせたり、休日数や残業時間を見直したりすることも検討しましょう。

まとめ

無料の求人サイトには、掲載料がかからない、求人サイトの効果を試せるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、利用している企業が多いために求人が埋もれやすくなり、効果が出にくいのがデメリットです。

ターゲットを明確にする、自社の魅力が伝わるよう工夫するなど、効果を出すためのポイントを押さえたうえで利用しましょう。

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