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おすすめの採用管理システムと種類や選び方のポイント

2023年3月22日

採用活動をできるだけ効率良く進めるために、多くの企業が採用管理システムを導入しています。一方で、どのようにシステムを選んだら良いのか分からない、と感じている採用担当者も多いのではないでしょうか。

今回は、数ある採用管理システムの中から、おすすめのシステムや選び方のポイントなどを解説します。

採用管理システムを導入して質の高い採用をスピーディーに!

採用管理システムとは、採用活動における業務効率化や情報の一元管理を目的としたシステムです。「Applicant(応募者)Tracking(追跡)System(システム)」の頭文字を取って、「ATS」と呼ばれることもあります。

採用管理システムの最大の魅力は、採用にかかる工数を削減できる点です。求人・情報・選考・内定者フォローなどの管理がシステム上で済ませられるうえ、応募者のデータも蓄積できます。人員が必要な業務を自動化することで、コスト削減も図れるでしょう。

また、応募者の選考情報や評価を面接官や経営陣と共有できることで、採用の進捗状況の可視化にも役立ちます。

さらに、採用管理システムでデータを共有することで、応募者への連絡漏れや担当者同士の伝達ミスなど、人的ミスの軽減も見込めるでしょう。採用活動の属人化も避けられ、安定した採用活動を行うことにつながります。

採用管理システムのメリット・デメリットについては、以下の記事でも紹介しています。

採用管理システムとは?管理できる項目とメリットを紹介

採用管理システムを選ぶときの5つのポイント

自社に導入する採用管理システムを選ぶときには、どのようなポイントをチェックすると良いのでしょうか。押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

採用領域に合った機能が備わっているか

一口に採用といっても、新卒・中途・バイトなど、必要な人材によって求める人物像や母集団が異なります。そのため、必要な機能が備わっているかをきちんと確認することが大切です。

それぞれの領域ごとに必要な機能のポイントは、以下のとおりです。

新卒採用

新卒採用では、インターンシップや説明会など複数の選考を段階的に進める必要があります。そのため、応募者管理がしやすいか、自社の選考フローに対応しているかなどが重要なポイントです。また、学生の利用率が高いLINEとの連携機能があれば、より細やかなやり取りができるようになります。

中途採用

中途採用では、幅広い求人媒体からの応募が見込まれます。そのため、複数の求人媒体と連携できるかをチェックすると良いでしょう。中途採用でもLINEと連携したシステムであれば、採用ステップにおいて細かいフォローも可能になります。

バイト

バイトは、求人広告を出してから採用までの期間が短いため、スピーディーな対応が求められます。ツールとの連携によりスムーズにやり取りできるか、Indeedなどのバイト向け求人媒体と連携できるかなどを重視しましょう。

自社採用につながるサービスがあるか

採用にかかる経費を少しでも抑えるには、自社採用の割合を増やす必要があります。近年の採用管理システムでは、自社採用ページの作成や公開ができるものがほとんどですが、さらに踏み込んでサービス内容も必ずチェックしておきましょう。

特に重視すべきなのは、魅力的な採用サイトや求人票を作成できるか、社員から紹介を受けた人物を募集するリファラル採用に対応できるかなどです。

採用活動の効果分析がしやすいか

採用活動を進めていくうちに、「選考の通過率が低い」「辞退が多い」といった課題が浮き彫りになることがあります。課題を見つけやすくするには、採用フローを可視化できると効果的です。

フローの可視化により、応募者の質の改善や内定者に向けたフォローの強化など、課題解決に向けた取り組みを実施できるようになります。

操作がしやすいか

採用管理システムの機能が優れていても、操作性が悪いとかえって業務の効率が低下するうえ、応募者への対応も遅くなります。そのため、社内の誰もが操作できることが望ましいです。

システムによっては、導入前に無料トライアル期間を設けているものもあります。導入後に戸惑うことがないよう、操作性や使い心地などを前もって確認しておきましょう。

サポート体制が整っているか

導入時や運用時にわからないことがあった場合にすぐ質問できるよう、サポート体制の充実さも重要です。せっかく導入しても、社内で定着しない場合は効果を得にくくなります。

サポート体制の有無に加え、サポート手段もチェックしておくと安心です。メールやチャットでの対応か、訪問によるサポートを受けられるかなどにより、導入を検討する際の検討材料にできます。

おすすめの採用管理システム5選

ここからは、特におすすめの採用管理システムを5つ紹介します。自社でシステムを導入する際の参考にしてみてください。

TalentClip(タレントクリップ)

TalentClip(タレントクリップ)は、採用ページの作成・求人掲載・応募者管理・データベースの蓄積までをまとめて行える採用管理ツールです。

応募者や従業員のデータをプールすることで、人材データベースが構築され、管理できるようになります。ダイレクトリクルーティングを促進したい企業にもおすすめです。

TalentClipでは、最新の採用活動のトレンドに合わせて適宜機能が拡大しています。大型アップデートも進行しており、常に使い勝手の良いシステム構築が特徴です。採用における成果を生み出せるよう、導入支援や効果測定などを通じて伴走支援します。費用は月額26,000円からです。

ジョブカン採用管理

ジョブカン採用管理は、新卒・中途・バイトなどさまざまな採用に対応可能な採用管理システムです。シンプルで使いやすい設計が特徴で、求人情報や画像を入力すると、採用サイトが簡単に作成できます。

Indeedをはじめとした複数の求人媒体と自動連携され、応募者の獲得にも役立ちます。

アップデートにより以下の新機能が搭載されました。

・求人情報の限定公開:URLを社内で共有すればリファラル採用にも活用できる
・LINEとの連携:応募者とのメッセージの送受信が管理画面上で可能

費用は月額8,500円からで、採用規模が小さいほど費用が下がる仕組みです。

ジョブカン採用管理

HRMOS採用

HRMOS採用は、新卒・第二新卒・中途採用向けの採用管理システムです。直感的に操作できるデザインで、操作経験のないスタッフでも使いやすい点が大きな特徴です。

HRMOS採用の強みは、採用活動の分析にあります。採用課題に合わせたソリューションの提案により、企業ごとに適した採用分析や対策が確立できます。そのため、より戦略的な採用をしたい企業におすすめです。

クラウド型サービスのため初期費用はかからず、企業の利用計画に合わせてプランを提案しているため、月額費用は問い合わせが必要です。

HRMOS採用

sonar ATS

sonar ATSは、採用業務のデジタル化に力を入れている新卒・中途向け採用管理システムです。

sonar ATSの最大の特徴は、独自の採用フローを作成できる点です。複雑な採用フローであっても一目で状況を把握でき、集計や分析ができます。

応募者がアクションしやすいよう、LINEとの連携や説明会への参加申請が可能な機能なども搭載されています。

クラウドセキュリティ認証の国際規格を取得しており、情報管理体制も安心です。費用は月額20,000円からです。

sonar ATS

採用一括かんりくん

採用一括かんりくんは、採用業務を75%削減し、歩どまりの改善を実現する採用管理システムです。

LINEとの連携によって応募者とのやり取りや、選考の日程調整や内定者フォローを迅速に行えます。また、集計管理はすべて自動化されるため、より効果的な施策を検討できます。

個人情報の管理はもちろんのこと、情報保護やセキュリティ、個人情報の分散管理など、厳重なセキュリティ体制が整っています。費用は月額20,000円からです。

採用一括かんりくん

まとめ

採用管理システムはそれぞれに特徴があり、企業の規模や採用フェーズによって適した機能は異なります。今回紹介した内容を参考にして、自社に合ったシステムを導入し、採用業務の効率化を図りましょう。

 

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