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スタートアップ企業の採用戦略の立て方や成功のためのコツ

採用市場の変化にともない、採用課題を抱える企業が増えています。特にスタートアップ企業の場合、ノウハウやリソースの確保が難しく、難航することも多いでしょう。
今回は、スタートアップ企業がどうすれば採用を成功させられるのか、どのような手法があるのかについて解説します。

スタートアップ企業が採用戦略を立てるのは難しい

なぜスタートアップ企業は採用戦略を立てるのが難しいのでしょうか。
大きな理由として以下の2点が挙げられます。

・知名度が低い
・ビジネスモデルが確立していない

できたばかりの企業は、まだ世間からの認知度が低いため、求人広告に載せたとしても応募を集めることが難しいです。どんなに良いサービスやビジョンを掲げていても、求職者から知られていなければ母集団形成の段階で上手くいきません。

加えてビジネスモデルが確立していないのであれば、優秀な人材を採用することも困難です。優秀な人材ほど、企業のビジョンやビジネスモデルを確認し、「この企業は将来性があるのか」などといった入念にリサーチを行う傾向にあります。

スタートアップ企業の採用戦略の立て方

先述したとおり、スタートアップ企業は知名度の低さなどから、大手企業にはない採用活動の難しさがあります。
この項では、スタートアップ企業向けに、採用戦略の立て方についてポイントを紹介します。

採用の方針を立てる

最初に取り組むべきことは、必要な人材を獲得するための一連の方針を定めることです。
具体的には、以下の項目について検討します。

・人数
・業務
・コスト
・応募要件
・選考基準
・フロー
・入社後の流れ

まずは今後の組織編成において、どのような人材が何人ほしいのかを明確にしましょう。
そしてその人数から逆算して、予算はどのくらい必要なのか、誰にどのような業務を任せるのかなど、具体的な採用活動のプランを定めます。

次に、募集の際に必須とする項目などの要件を採用基準に落とし込み、面接の回数や試験の有無など採用におけるフローを固めていきます。

上記の流れで戦略を立案したのち、実際にメンバーの一員として雇用するための具体的な要素を明確にします。例えば、採用後は人材をどのチームに配属するか、どのような業務を割り振るかなどを決定しておきましょう。

ターゲットを決める

採用活動の一連の流れが完成したら、具体的なターゲットを定めます。
スキルや経験、人間性やビジョンなどあらゆる項目について、自社が求める人材と照らし合わせながらターゲットを明確にする必要があります。

この工程をしっかりと行い、軸がブレないようにしておくことで、その後の採用活動における一貫性やブランディングを明確に定めることができます。

ブランディングを行う

スタートアップ企業の採用で大きな鍵を握るのが、企業のブランディングです。
近年では、SNSで自社のサービスや理念などを発信する、従来の求人広告とは異なる採用アプローチを行う企業が増えてきています。

特にスタートアップ企業の場合は、競合他社との差別化などを明確にし、自社ならではの魅力をブランディングすることが重要です。
企業ブランドを確立することで、知名度や給与面以外の「ビジョン」や「やりがい」などといった、別の側面から求職者へのアプローチができます。

スタートアップ企業の採用戦略【手法】

ここからは、スタートアップ企業の主な採用戦略を4つ紹介します。

1.求人広告

一般的な採用手法のひとつとして、求人広告があります。求人広告の場合は単なる採用活動以外にも、企業の存在を求職者に知らせる広報的な役割も担っています。

スタートアップ企業の掲載が多い媒体や、ベンチャー志望の求職者の登録が多い媒体を選ぶことで、欲しい人材とコンタクトを取れる可能性が高くなります。

2.人材紹介

もしも人事部などがなく、時間的なコストに余裕がないのであれば、人材紹介サービスを利用するのもおすすめです。
担当エージェントと打ち合わせを行い、明確なターゲットを伝えることで、エージェントが自社に合う人材をピックアップして面接の調整などを行ってくれます。

他の採用戦略と比べると費用はかかってしまいますが、「新しい母集団にアプローチができる」「ミスマッチが少ない」といったメリットがあります。

3.リファラル採用

近年注目を集めているリファラル採用も、スタートアップ企業に有効です。
リファラル採用とは、既存社員から親族や知人などを紹介してもらう採用手法です。

既存社員からの紹介なので、「応募者の信頼性が高い」「ミスマッチ防止がしやすい」などのメリットがあります。また、リファラル採用は採用コストを抑えることにもつながります。

しかし、企業によっては紹介した社員や入社した社員に対して手当を支払うなどして、リファラル採用の活性化を図っているケースもあります。

4.ダイレクトリクルーティング

大幅な増員などではなく、ピンポイントで優秀な人材が欲しいときなどは、ダイレクトリクルーティングがおすすめです。

ダイレクトリクルーティングは企業側からアプローチを行うため、知名度の低さによる影響を受けにくいというメリットがあります。

また、事前にデータベースを確認し、欲しい人材に絞って採用活動を行えるため、無駄なコストを抑え採用効率を上げることにもつながります。

ダイレクトリクルーティングをはじめ、効果的な採用戦略を実施するのであれば、採用管理システムTalentClip(タレントクリップ)が役に立ちます。

TalentClipは、多彩な機能を備えたオールインワン型採用管理システムです。 応募者情報を一括管理できるため、採用業務にかかる時間や業務負担を大幅に軽減できるでしょう。

さらに、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などといった有名な採用媒体と連携しているため、まだ知名度が低いスタートアップ企業でも、少ない手間とコストで多くの求職者へアプローチをすることができます。

 

まとめ

まだ知名度が低いスタートアップ企業の場合、大手企業と比べると採用戦略を立てるのが難しいです。採用戦略に課題を抱えている担当者の方は、まずは現在の採用戦略の見直しを行ってみてください。自社ならではの魅力を明確にしたうえで効果的な採用手法を実施すれば、優秀な人材を獲得することは十分に可能です。

本記事の内容を参考に、自社に最適な採用戦略を立てましょう。

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