採用力をクリエイトするメディア

【介護業界】採用のコツは「情報の出し方」!応募獲得のノウハウを解説

「介護現場の人手が不足していて、業務がうまく回らない」「介護現場の人手不足を解消する方法が知りたい」介護業の採用活動に携わっている方は、このように考えていることが多いのではないでしょうか。

少子高齢化の影響により、介護業界は年々ニーズが高まっているものの、実際の現場では人手不足に陥っています。

そこで今回は、介護業界の人手不足が深刻化している原因と具体的な解決方法を紹介します。

介護業界の人材不足は「待遇」が原因

介護業界で人手不足が起こっている原因として、以下の2つが挙げられます。

・給与アップが期待しにくい
・身体的・精神的にも業務負担がかかる

ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。

介護業界では給与アップが期待しにくい

介護業界は業務内容にかかる負担に対し、給与が低い傾向にあります。この課題を解消するために、介護業界では処理改善加算が設けられています。

しかし、厚生労働省が行った調査によると、 処理改善加算を取得してる事業者は全体の6割で、残りの約4割は取得をしていない現状です。

また、ケアマネージャーや管理者サービス提供責任者など、一部の職種は支給の対象外となるため、キャリアアップをしたとしても、制度の恩恵を受けられないのがデメリットといえます。

加えて、取得している企業の平均基本給も常勤で月給18.2万円、非常勤で時給1,110円と、待遇が良いとは言いがたい現状にあります。

出典:「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」(厚生労働省)

身体的・精神的にも業務負担が大きい

厚生労働省のデータによると、高齢者人口は2054年まで増え続ける見込みです。このまま人手不足が続けば、今まで以上に業務負担は増えていくでしょう。
介護業界は入浴介助や排泄介助といったように、体力を使う仕事が多く、腰などの身体的な負担がかかりやすいです。

また、被介護者のお世話をするにあたって、一人ひとりに合ったサポートをしなければならないため、精神的な面でもプレッシャーを感じやすい職場環境でもあります。

こういった業務負担の大きさが理由で、離職してしまう傾向がよく見受けられます。

出典:「令和2年版高齢社会白書(全体版)」(厚生労働省)

介護業界の採用のコツは「質の高い情報提供」

介護業界の人手不足を解消するためには、給与アップの仕組みを整えたり、業務負担を解消するための取り組みを作ったりすることが重要です。

ここでは、介護業界で採用をするにあたって押さえておきたい3つのコツを紹介します。

「働きやすさ」をアピールする

働きやすさをアピールすることで、求職者の不安を解消できることにもつながります。

特に、未経験者は、介護職に対して「仕事量が多く、労働時間が長い」「休みにくい」といった、ハードな印象をもっていることがあります。

そのため、このような要素が大きな訴求ポイントになるでしょう。

・残業が少ない
・離職率が低い
・研修制度、育成プログラムが整っている

介護職を検討中の主婦やお子さまのいる方の場合、「仕事とプライベートを両立できるかどうか」は大きな懸念点となります。また、資格がない未経験者の場合も、入社して一人前に働けるかどうか不安になることがあるでしょう。そのような悩みを解消することで、これまで応募をためらっていた層や、比較検討中の層からの応募を期待できます。

未経験を積極的に募集する

介護職では、経験や資格がなくても働けるため、未経験者でも応募のハードルが低い職種です。しかし、介護業界は職種が多く、求人票だけでは仕事内容を理解しにくいことがあります。

そのため、求人情報を掲載するときは職種別に仕事内容を記載することがおすすめです。会社で独自の職種名を使用していたとしても、求人票には一般的な名称で記載しましょう。略語もなるべく避けます。

例えば、以下のような内容が好ましいです。

求人票①【介護職員】
仕事内容:デイサービスにおける介護業務
デイサービス利用者様の入浴・食事・排せつの補助、レクリエーションの実施・企画を行います
給与:月給21万~27万
応募要件:未経験可能

求人票②【介護福祉士】
仕事内容:訪問介護
利用者様のご自宅を訪問して、身体介護(食事・入浴・排せつなどの介助)や、買い物・調理・掃除・洗濯など生活に関する補助業務を行います
給与:時給1520~3640円
応募要件:介護に関連する実務経験5年以上

など

介護業界に従事している方であれば当たり前のことでも、未経験者にとっては初めて耳にするものばかりです。誰が見てもわかりやすいような求人票を作成しましょう。

写真や動画を掲載する

介護職として働くことを検討している求職者にとって、「実際に働くイメージができるかどうか」は、応募を決めるポイントとなります。求人広告を出す際は、 職場の集合写真や実際に働いている動画を掲載することで、職場の雰囲気を伝えられるようになります。

また、採用サイトなどを作成し、職員紹介やインタビュー記事などを掲載するのもひとつの有効な手段です。

まとめ

介護業界の採用活動を成功させるには、「求職者の不安をなくすこと」が重要です。 自社の求人情報を載せる際は、求職者にとって安心できる情報を掲載するように心がけましょう。

採用管理システムのTalentClip(タレントクリップ)を活用すれば、応募者一人ひとりへの効果的な訴求が可能です。詳しくはお問い合わせください。

タレントクリップのご相談、お問い合わせはこちら

この記事をシェア:
採用お悩み解決