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サマーインターンとは?企業のメリットや注意点について

2023年3月16日

近年、新卒採用の現場では、インターンを実施する企業が増えています。新卒の就職活動が早くなっていることや、学生の働くイメージを補うことなどが主な理由です。なお、インターンの種類には、「サマーインターン」と呼ばれるものもあります。この記事では、サマーインターンの基本的な概要と、企業と学生双方のメリットについて解説します。

サマーインターンとは?ほかのインターンとの違いについて

サマーインターンを説明する前に、インターンについてまずは押さえておきましょう。インターン(インターンシップ)とは、学生による就労体験のことです。インターンを取り入れている企業で一定期間働き、どのような会社なのか深く知るための機会をいいます。

では、「サマーインターン」とは何なのでしょうか。通常のインターンとの違いも交えながら、サマーインターンの概要について解説します。

夏休みを活用した短期インターンのこと

サマーインターンは、学生が就活に力を入れ始める秋までに開催されるインターンをいいます。4~7月半ばにかけて募集を行うのが一般的で、実施は8~9月が多いです。実施時期の関係から、サマーインターンといいます。

サマーインターンの時期は、ちょうど学生の夏休みの時期と重なるため、夏休みを利用した学生の参加者が多くなるのが特徴です。

ほかのインターンとの違い

開催時期は企業によりますが、インターンは基本的に通年開催されているものです。インターンの実施時期で分けると、「長期インターン」と「短期インターン」に分けられます。

長期インターンは1ヶ月以上にわたって実施され、数ヶ月単位で実施するケースもあります。企業によって内容は異なりますが、長期インターンはプロジェクトに参加できるものもあり、短期インターンより深く企業や業務内容を知ることが可能です。

短期インターンは1ヶ月に満たないインターンのことで、なかには「1Dayインターン」と呼ばれる1日限りのインターンもあります。実施時期が短いため、学生にとって気軽に参加しやすいのが特徴です。

サマーインターンは、時期が限られていることから短期インターンに該当します。インターンの内容は、業務見学やグループワーク、ケーススタディなどが多いです。

なお、夏のサマーインターンだけでなく、学生の冬休みを活用した「ウィンターインターン」もあります。サマーインターンが就職先を絞り込めていない学生も対象にしているのに対し、ウィンターインターンは企業研究まで終えた学生向けのプログラムも多いです。

サマーインターンのメリットは?

サマーインターンを取り入れると何が良いのでしょうか。企業側からの視点だけでなく、学生側からのメリットもチェックしてみましょう。

企業側のメリット

サマーインターンのメリットのひとつは、企業の認知度アップや志望度アップに役立つことです。求人サイトなどに案内を掲載するため、まずは企業を知ってもらうことができます。

インターン実施によって学生側の満足度が高ければ志望したい学生も増えるでしょう。企業は、サマーインターンによって、候補者層を増やすことができます。

ほかには、就活前に学生との接点を作ることができる点もメリットです。サマーインターンでは、グループワークなどが多いため、コミュニケーション能力も測ることができるでしょう。

また、サマーインターンはほかの時期に開催されるインターンと比べて参加者が多いため、就職意識や志望度の高い学生と接点をもつことも可能です。学生との接点は、その後の応募から採用までのステップに役立てられます。

学生側のメリット

サマーインターンは、企業側だけでなく学生側にもメリットがある制度です。たとえば、実際の職場を体験できるため、学生は社会人のマナーを学べます。企業情報だけではわからない実際の業務を、体験を通して触れることができるのは、学生にとって大きな収穫だといえるでしょう。

さらに、職場に行って初めて、希望する職種に必要なスキルを肌で感じることができますし、実際とイメージとのギャップも埋められます。サマーインターンで企業の雰囲気や業務を知ることで、就活の方向性の決定にも役立つでしょう。

また、サマーインターンは学生の夏休みに開催されるものです。授業と重なることがないため、スケジュールの都合をつけやすく参加しやすいのもメリットといえます。

サマーインターンを実施する流れと注意点について

企業がサマーインターンを取り入れたい場合、どのような点を押さえておけば良いのでしょうか。実施の流れと注意点を見ていきましょう。

サマーインターンの募集から実施の流れ

以下は、サマーインターンの募集から実施までの簡単な流れです。

1.募集
一般的な募集期間は4~7月です。求人サイトやホームページなどで募集情報を掲載します。サマーインターンは応募者が多いため、エントリーシートのほか、応募の段階でWebテストを導入する企業も多いです。

2.選考
面接やグループディスカッションなどで学生を選定します。

3.実施
選考に通過した学生に案内を出し、サマーインターンを実施します。

目的に合わせて期間は設定できますが、サマーインターンの場合は5日~1週間程度が主流です。なお、インターン中であっても、給与は支給します。形態としては、時給や日給での支給が多いです。

サマーインターンを実施する際の注意点

次に、サマーインターン実施での注意点を解説します。

実施目的を明確にする

サマーインターンは、学生に自社を最大限アピールできる効果的な採用活動です。どのような学生にきてほしいか、ターゲットを明確にして実施するようにしましょう。

インターン中のフォロー体制の整備

学生にとって、インターンは企業を深く知るチャンスです。学生の期待を裏切らないよう、実際の仕事に触れる機会を与えたり、疑問や不安に答えたり、実施前にフォロー体制を整えておきましょう。

インターン後のフォローも重要

サマーインターンでせっかく接点をもった学生が他社に流れないように、インターン後のフォローにも力を入れます。説明会や座談会でインターン後の接触機会をもったり、早めに選考を実施したり、学生の志望度が高いうちに積極的にフォローするようにしましょう。

サマーインターンの学生管理にはTalentClipがおすすめ

サマーインターンの学生の情報を管理するには、TalentClip(タレントクリップ)がおすすめです。TalentClipは採用活動を一元管理できるツールで、サマーインターンなら以下のように活用できます。

・サマーインターンに応募した学生対応や情報の一括管理ができる
・参加者の情報をキープ・蓄積し、必要なときにアプローチできる
・インターン後の募集から採用後のフォローまで効率化できる

TalentClipを取り入れてみたい場合は、まずはお問い合わせていただくとスムーズです。

具体的な求人広告の作り方については、こちらを参考にしてください。

まとめ

サマーインターンは、学生が夏休みに入る時期に実施するインターンです。夏季休暇に重なるため、多くの参加者が見込めます。企業にとっては、学生と接点をもてる機会になるだけでなく、認知度アップも期待できるでしょう。企業の目的に合わせて取り入れると良いです。

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