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中途採用を行う時期はいつが良い?時期を決めるポイント

2023年3月22日

求職者の数、求人の数は、時期によって変動があるとされています。中途採用を進めるなら、ベストな時期に進めたいものです。この記事では、中途採用はいつ行うべきか、おすすめの時期とポイントを紹介します。

求職者が増える時期と減る時期を知っておこう

求職者は1年をとおして同じくらいで推移しているわけではありません。1年のうちで、求職者が増える時期、反対に求職者が減る時期があります。

求職者が増える時期

1年のうち、4月は、転職活動が活発になり求職者が増える可能性の高い時期と考えられます。4月に求職者が増える可能性があるのは、3月を決算にしている企業が多いためです。

3月に事業年度が終わり、4月から新しい事業年度を開始する企業が多いという事情から、4月には異動や昇格など、人事の整理が同時に行われます。

このような労働環境の変化を機に、転職を考える人が出てくるため、4月は求職者が増加しやすいのです。

求職者が減る時期

1年のうち求職者が増える可能性の高い時期について触れましたが、一方で求職者が減る可能性の高い時期もあります。

特に求職者が減少する可能性が高まるのが12月です。12月に求職者が減りやすいのは、年末で忙しい時期に入るためでしょう。業務のウエイトが重くなり、転職活動が思うようにいかないこと、転職することへの心の余裕がなくなることが、求職者が減少する原因として挙げられます。

中途採用の求人が増える時期と減る時期は?

求職者が増える時期と減る時期について説明しましたが、企業の求人にも求職者のように1年の中である程度の波があります。中途採用の求人が増えやすい時期と減りやすい時期、それぞれの原因を見ていきましょう。

中途採用の求人が増える時期

中途採用の求人が増えやすいのは、10月と1月ごろでしょう。

まず10月に中途採用の求人が増えやすいのは、3月決算採用の企業の場合、ちょうど10月が上半期から下半期に変わるタイミングであるためです。事業年度の半分を過ぎた時期で、企業の予算や方針も変わりやすいため、求人が増加する可能性が高まります。

1月に中途採用の求人が増えやすいのは、12月を決算時期にしている企業の場合、ちょうど新しい事業年度に切り替わるタイミングになるためです。3月決算で下半期に切り替わる理由と同じで、企業の方針などが変化する時期であることから求人が増える傾向にあります。

また、12月が決算時期でない企業でも、4月入社の社員と教育の時期を合わせるため、1月ごろから募集をかける企業も多いようです。

中途採用の求人が減る時期

中途採用の求人が減少しやすいといわれるのが、5月と12月ごろでしょう。

5月は、新卒採用を行っている会社では、新卒採用のための準備で忙しい時期に入るため、中途採用と並行して準備を進めていくことが難しくなります。新卒と中途で採用担当者が分かれている場合であっても、多少の影響を受けるため、中途採用の求人は一時的に減少しやすいです。

そして、12月ごろに中途採用の求人が減少しやすいのは、年末に向けて仕事量が増える会社が多く、採用に割ける時間が減るためといえます。

このように、社内の事情が影響して、5月あたり、12月あたりは中途採用の求人数は減少しやすいです。

中途採用の時期はいつが狙い目?

ここまで紹介した1年間の求職者数の増減、求人数の増減を基準に、中途採用を進めるのに適した時期を考えてみましょう。

意識したい時期は、求職者が増加することで選考の幅が広がりやすい「求職者の増える時期」と、「競合の求人数が落ち着く閑散期」です。

特に、採用企業の数が落ち着く時期は狙い目といえます。求人数が充実している時期は、大手の競合他社などが目立ちやすく、自社の求人が埋もれやすいためです。

求職者数があったとしても、求人が増えやすい時期は他社との人材獲得競争になりやすく、他社に人材が流れて内定辞退が増える可能性もあります。

求人数の増加する時期に中途採用の求人を出すと、思うように採用が進まず、コストがかさむこともあるでしょう。採用活動の進捗やコストを考えると、競合他社の求人が少ない時期を見計らって中途採用の求人を出すのがベストかもしれません。

採用時期を決めるポイント

中途採用の時期におすすめのタイミングを前項では紹介しましたが、社内の事情もあり、採用時期をタイミングよくコントロールできないこともあるかと思います。

ここでは改めて、求人数の多い時期、求人数の少ない時期における押さえておくべきポイントを確認してみましょう。

まず、中途採用が不利になる可能性がある求人数の多い時期についてです。この時期は多くの企業が人材獲得に向けて活発になっていることから、複数社からアプローチを受ける求職者も増えます。

ほかに流れていかないようにするためにも、選考のスピードを上げ、早い段階で採用したい意思を明らかにすることです。

競合が少なく採用活動がスムーズにいきやすいと説明した閑散期については、自社の求人が求職者の目に付きやすいよう、求人を出し続けることを意識しましょう。認知されることによって、たとえ求職者が少ない時期に差し掛かったとしても、人材獲得に期待できます。

このように、不利と思われる時期でも工夫次第で人材を集められますし、有利な時期でも工夫によりさらに獲得数を増やすことも可能です。採用活動に関する情報を集め、自社に合った時期を見つけましょう。

以下の資料では、ターゲット層の目に留まる求人広告の書き方など、求人募集で役立つ情報を紹介しているので、ぜひ採用活動で活用してみてください。

まとめ

中途採用における求職者数、そして求人数には1年のうちに波があります。

効率良く中途採用を進めていきたいと考えているなら、このような波を考えて採用計画を立てていくことも重要です。計画通りに採用活動を進めるためにはツールの導入も検討しましょう。

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