
ダイレクトリクルーティング|中途採用を成功させる方法
近年では、多くの企業がダイレクトリクルーティングという採用手法を実施しています。求人広告や人材紹介などといった従来の方法とは異なるダイレクトリクルーティングとは、具体的にどういった採用手法なのでしょうか。
今回は、ダイレクトリクルーティングの概要とメリットや注意点について、中途採用をテーマに解説します。
この記事の目次
そもそもダイレクトリクルーティングとは
ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に対して直接アプローチを行う採用手法のことです。
従来の採用活動であれば、求人広告に採用情報を掲載し、求職者の応募を待つのが一般的でした。
一方のダイレクトリクルーティングは、採用担当者などが直接、自社に合いそうな人材へスカウトを行う、攻めの採用手法になります。
最近では、IT技術の進化にともない、ダイレクトリクルーティングが人材のデータベース管理などにも用いられるようになってきました。その結果、多くの企業が人材データを効率良く集め、世の中にダイレクトリクルーティングのサービスを提供するなど、採用における根本的な手法が変わりつつあります。
ダイレクトリクルーティングについては、以下の記事でも解説しています。
中途採用におけるダイレクトリクルーティングのメリット
ダイレクトリクルーティングには以下のメリットがあります。
採用コストを削減できる
ダイレクトリクルーティングを行うことで、採用活動にかかるコストを抑えることができます。
採用活動のコストは、「外部コスト」「内部コスト」のふたつに分類できます。
■外部コスト
・求人広告費
・人材紹介費
・パンフレット制作費
など
■内部コスト
・人件費
・応募者の交通費
など
上記のコスト面において、ダイレクトリクルーティングを行うことで外部コストを下げられることは大きなメリットと言えるでしょう.
求人広告や人材紹介も良いサービスですが、利用するとなると制作費や仲介手数料など、外部コストが大きく発生してしまいます。
一方で、ダイレクトリクルーティングの場合、外部コストをほとんど掛けることなく運用することができます。
また、外部に委託せず自社の人事部で運用ができるのであれば、さらに人件費を下げることも可能です。
結果としてかかるコストが、応募者の交通費程度に抑えることができ、予算を大きく下げることにもつながるため、ダイレクトリクルーティングをすることで全体的なコストダウンにもつなげられます。
優秀な人材を確保できる
ふたつめのメリットとして、スキルの高い優秀な人材を採用できる確立が大きく上がります。
求人広告の場合は、これから転職を考えて動いている顕在層へ効果的なアプローチができます。
一方でダイレクトリクルーティングの場合は、まだ能動的に考えていない潜在的ながらも、優秀なスキルをもっている人材にも手が届きます。
結果として潜在的、顕在的両方の人材にアプローチが可能となり、今まで出会うことができなかった優秀な人材を採用できるチャンスが大きく上がります。
加えて、応募を待つのではなく企業側が人材を選ぶことができるダイレクトリクルーティングでは、より自社にマッチする人材を探すことができるでしょう。
業務経験や保有スキル、今後のビジョンなど、データベース上には多くの項目が記載されています。
採用担当者は、これらの項目を事前に確認してから求職者にアプローチができるため、採用活動における無駄な面接や書類選考などの工数を減らすことにもつながります。
ダイレクトリクルーティング導入後の注意点
実際にダイレクトリクルーティングを行う際は、いくつか注意点があるので、以下の項目を確認し事前に対策をしましょう。
スカウトメールを工夫する
ダイレクトリクルーティングでは、スカウトメールのクオリティが採用成功の大きな鍵となります。
まずは応募者が興味を持ち開封したくなるような件名、その後文面を見て応募したいと思わせる魅力の発信などを、文章のみで表現する必要があります。
さらには他社との差別化も重要になるので、自社にしかない魅力、今後のビジョンの発信はもちろん、なぜスカウティングをしたのか相手に伝わるような構成でスカウトメールを組むようにしましょう。
また、ダイレクトリクルーティングは返信率が高いからと言って、やみくもに送信して良いものではありません。
データベースをよく確認し、自社に欲しい人、マッチする人をしっかりと見極めるようにしましょう。
その後はターゲットとなる人材が何を求めているのか、どうすればレスポンスがあるかなど分析、マーケティングを行うことで、より成功率の高いダイレクトリクルーティングが可能になります。
ミスマッチを防ぐ
せっかくピンポイントでアプローチができるダイレクトリクルーティングでは、事前にミスマッチが起こらないように工夫する必要があります。
スキルや実績はもちろん、人物像として自社とマッチするのかどうか、どのようなビジョンをもっている人が必要なのかなど、ペルソナの観点から求職者を絞り込むようにしましょう。
ダイレクトリクルーティングのメリットとして、ミスマッチを防ぎ無駄な工数を防ぐことができますが、事前対策を行っていないとミスマッチが起こることもあり得るので注意が必要です。
ダイレクトリクルーティングにはTalentClip(タレントクリップ)
ダイレクトリクルーティングを導入しようと考えている採用担当者の方は、業務効率化に役立つ採用管理システムの導入がおすすめです。製品ごとに機能の違いがあるため、導入の際は自社に合ったモデルを選びましょう。
TalentClip(タレントクリップ)も、多彩な機能を備えたオールインワン型採用管理システムです。
時間のかかる求人票やスカウトメールの作成はもちろん、応募者管理から入社後のフォローまで一括管理できるため、採用業務が大幅に効率化されます。
TalentClipは、Workin 、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索といった5つの検索エンジンと連携しているため、より多くの求職者へアプローチをすることができます。
さらに、独自のタレントデータベース機能を活用することで、求職者の傾向を分析して次回の採用活動に役立てることも可能です。
まとめ
優秀な人材、ミスマッチの少ない人材を採用したいのであれば、ダイレクトリクルーティングは強力なツールです。
さらにコツを理解し正しい運用をすることで、ダイレクトリクルーティングの効果を最大限発揮し、採用活動を成功に導けます。
これからダイレクトリクルーティングを導入する企業、すでに導入しているが上手く運用できない採用担当者などはぜひこの記事を参考に、ダイレクトリクルーティングを上手く運用して良い人材を獲得してください。