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オンライン面接の課題

【人事・採用担当者必見】オンライン面接の課題解決方法

採用方法の多様化により、オンラインで面接を行う企業が増えています。しかし、オンライン面接には複数の課題があります。

企業の採用担当者の方は、日々、オンライン面接で採用効果を出す方法を、模索しているのではないでしょうか。

本記事では、オンライン面接の課題の洗い出しと、面接をスムーズに効率良く進める方法を紹介します。

オンライン面接の課題

オンライン面接は、直接対面するのではなく、Web画面をとおして面談を行います。オンラインという性質上、次のような課題が挙げられます。ひとつずつ内容を見ていきましょう。

細かい表情が読み取りづらい

オンライン面接では、直接会って面接するよりも細かい表情やしぐさが分かりにくいことが、大きな課題です。画面をとおして顔を合わせるため、大まかな表情は互いにわかりますが、微妙なニュアンスや細かな表情、気持ちまでとらえるのは難しいものです。

面接官・求職者それぞれが、非対面のコミュニケーションに慣れておらず、相手の表情を読み取りづらくなると、面接がスムーズに進められない場合もあります。

社内の雰囲気が伝わりづらい

直接、来社して面接を行う場合は、求職者に社内の雰囲気を確認してもらえます。

しかしオンライン面接では、実際の働く現場や複数の社員から感じ取れる雰囲気など、社内の細かい部分までは伝えることができません

そのため、求職者が会社に対する疑問や不安などを払拭できないまま選考が進められてしまうこともあるでしょう。

通信トラブルの発生リスクがある

オンライン面接は、パソコンやスマートフォンをインターネットに接続して行うため、通信状況に左右されるリスクがあります。光回線であっても、通信状況によっては音声や画像が乱れてしまう可能性もあるのです。

通信が途切れると、画像や音声も止まってしまうため、面接そのものが中断してしまいます。特に、マンションWi-Fiの場合は、ほかの部屋で一斉に使用されると回線が遅くなり通信が途切れるケースも多々あります。

オンライン面接に参加できない求職者がいる

光回線やWi-Fiなどのインターネット環境が自宅に揃っていない求職者は、オンライン面接参加のためのデバイスがないため、面接を辞退するケースもあります。

たとえ、インターネット環境があっても、オンラインに慣れていない求職者も同様に、オンライン面接しか選択肢がない場合には、辞退へとつながります。

また、オンライン面接に必要なWebカメラやイヤホンマイクを、求職者全員が所持しているとは限りません。所持していない場合は、あらたに購入をするなど準備が必要になります。

求職者が、準備を「手間」と感じてしまうことで、面接へのモチベーションを下げることになりかねません。

集団面接やディスカッションには不向き

オンライン面接の求職者全員が、集団面接やディスカッション向きのスピードの速いインターネット環境を揃えられるとは限りません。

オンライン面接に慣れていない求職者もいることや、通信環境の違いなどにより、集団面接やディスカッションを行うのは難しくなります

また、スピードが遅いインターネット環境の場合は、音声や画像の通信遅延が発生したり、音声が途切れてしまったりするため、オンライン面接による複数人での議論は困難です。

音声が途切れてしまうことで、面接官が求職者のコミュニケーション能力を正確に判断できない恐れもあります。

セキュリティ面に不安な部分がある

大半の企業では、インターネットのセキュリティ面に十分な対策を施していますが、求職者側のセキュリティ環境はそれぞれ異なります

セキュリティ対策が不十分であると、情報漏洩につながるリスクが発生します。

オンライン面接で使用するシステムによっては、脆弱性によるリスクも考えられるため、事前に十分な対策が必要です。

オンライン面接の課題を解消する対策

上述したように、オンライン面接には複数の課題があります。ここでは、課題を解消する対策について紹介します。

アイスブレイクを長めにとる

アイスブレイクとは、相手の緊張をほぐし、円滑なコミュニケーションがとれるように、現場の雰囲気を和ませるための手法をいいます。

緊張した雰囲気や心を氷にたとえたもので、アイスブレイクという文字どおり、「氷を溶かして柔らかくする」という意味があります。

現場での面接では、到着してから面接が始まるまで時間があるため、心の準備を整えやすいものです。対して、オンライン面接ではログイン後すぐに面接が始まり、求職者の心が落ち着かないまま面接が進められるケースが見られます。

オンライン面接でアイスブレイクを行うには、ニュースなどの時事ネタで世間話をするほか、雰囲気を和ませるために応募者の不安な気持ちに対して、直接語りかけるのも有効です。また、前日の夕食や当日の朝食で食べたものや、面接後の予定など、日常生活における出来事を話すのも効果的でしょう。

質問は簡潔な質問と大きなリアクションを心がける

オンライン面接は、対面での面接よりも言葉が聞き取りにくいうえ、通信におけるタイムラグも発生します。求職者に伝わりやすくするため、質問は簡潔にはっきりと伝えるようにしましょう。

また、求職者の意見に対して大きく頷いたり笑顔を見せたりして、画面越しに見ても分かりやすいリアクションを取ると、求職者も安心して面接が続けられます。

面接環境の整備

面接の開始前に、インターネットの通信環境を必ず確認しましょう。 音質・画質・カメラの位置などをはじめ、面接官と求職者がインターネットを繋げている場所も、事前に確認が必要です。

面接とは関係のないものが画面に入り込まないようにすることも、求職者の不安を和らげるために大切な準備です。

セキュリティ面の配慮も必要

オンライン面接に使用するツールは、セキュリティが強化された安全なものを使いましょう。面接における映像や音声データなどが、ツールによって暗号化されれば、万が一盗聴されても解読はできません。

また、ツールの中に含まれる録画機能を使う場合は、事前に求職者に一言伝えておくのがマナーです。セキュリティ面で万全な状態を整え、オンライン面接を行うことも、求職者が企業のイメージを上げるポイントです。

求職者に実施方法を事前レクチャーしておく

可能な限り、オンライン面接を行うよりも前に、求職者に対して面接の実施方法を伝えておくと、スムーズに進められます。

面接当日は、接続に時間がかかることも考えられるため、冒頭に5分から10分程度余裕をもつと安心です。

まとめ

今回は、オンライン面接における課題と、解決策を紹介しました。オンラインでスムーズな採用活動を行うには、オンライン面接を行うのに加えて、TalentClip(タレントクリップ)をご活用ください。

TalentClip(タレントクリップ)は応募者データの一括管理に加え、自社サイトの作成や気になる応募者(タレント)のキープも可能なため、必要なタイミングで企業側から人材にアプローチすることが可能です。採用業務負担の軽減や効率化による採用コスト削減などにご活用いただけます。

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