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【テンプレート付き】会社説明会のアンケート回収率を上げるポイント

2023年3月13日

会社説明会は、参加者にとって会社のことを直接知れる貴重な機会です。会社側にとっても、応募候補者となる人たちと直接つながる場として、重要な位置付けとなります。

会社説明会をより良いものにしていくために大切なのが、アンケートです。説明会の感想を聞くために配っているものの、あまり活用できてないという担当者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、採用活動に活かしていくための、会社説明会のアンケートについて解説します。すぐに活用できるテンプレートや、アンケートを実施する上でのポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

会社説明会のアンケートを「採用活動の最適化に活かす」考え方

会社説明会のアンケートは、ただ参加者の感想を聞くためのものではありません。活用方法次第で、採用活動に大きく影響を与えます。

コンテンツの精査に活かす

会社説明会は、その質によって応募率や志望率を高めることができます。より良い内容にするためには、アンケート内容が重要です。アンケートを分析して課題を特定することで、応募者目線で、説明会を改善することが可能です。

会社説明会は、「魅力付け」「動機付け」「つながり」という3つの要素で構成されます。具体的な内容としては、司会者の選定や参加者とのコミュニケーションの取り方、座談会の開催の有無などです。

説明会の満足度が低い場合、課題を特定できるよう、狙いを定めたアンケート構成にしましょう。

効果的な情報発信に活かす

会社説明会は、応募候補者と直接接点が持てる貴重な機会です。連絡先などを聞いておき、イベント情報の発信などに活用すると良いでしょう。

参加者の希望に合わせて、企業紹介パンフレットなどを郵送することもできます。事前にアンケートで資料送付の可否を尋ねる項目を入れておくと、必要な人に届けることができます。

また、アンケート項目によっては、参加者が説明会をどのように認知したか、その経路をリサーチすることも可能です。

企業ホームページやSNS、求人サイトなど、いくつかの経路が考えられますが、そのうち注目されている経路を特定できれば、その媒体により注力できるようになるでしょう。

【テンプレート付き】採用活動に役立つアンケートの作り方

アンケート結果を採用活動に活かしていくためには、アンケート項目を十分に吟味しておくことが重要です。ここからは、採用活動に役立つアンケートを作るために、必要な項目をご紹介します。

個人情報

まずは、会社説明会に参加した人たちの属性や動向、今後の連絡先を把握するための項目を入れておきます。

事前に参加者の情報が分かっている場合は、連絡先などの個人情報は省いて良いでしょう。氏名や大学など、本人特定に必要な情報が把握できれば十分です。

【項目例】
・氏名
・年齢
・メールアドレス
・電話番号
・住所
・出身(在籍)大学、学部名
・取得済み(予定)学位
・エントリー社数 など

会社を知ったきっかけ(認知経路)

認知経路を把握することは、効果的な母集団の形成に役立ちます。それぞれの媒体でどのくらいの参加者が集まっているかが分かれば、広報における費用対効果を図る目安にもなるでしょう。

【項目例】
・質問形式の場合
Q.弊社(会社説明会の開催)を知ったきっかけを教えてください
Q.弊社の会社説明会について、何を見て知りましたか?きっかけについて、すべてお知らせください など

・チェックボックス式の場合
□求人サイト(具体的なサイト名を挙げる) □採用イベント □合同企業説明会 □大学キャリアセンター □検索エンジン □弊社ブログ □弊社ホームページ □スカウトメール □口コミ(知人・友人、大学OBOGなど) □SNS など

説明会の改善点

会社説明会をより良いものにするためには、改善点について聞いておくことも大切です。参加者目線で気がついた改善点を知ることで、より参加者の希望に沿った内容にしていけるようになるでしょう。

【項目例】
・質問形式の場合
Q.今日の説明会で印象に残ったことはありますか?
Q.今日の説明会で改善すべきことはありますか?
Q.今日の説明会で良かったと思う内容をお知らせください など

・チェックボックス式の場合
満足度 □満足 □普通 □不満
印象に残った内容 □企業説明のスライド □採用動画 □企業理念と今後のビジョンについて □仕事内容について □福利厚生について □キャリアアップについて など

会社説明会のアンケートは回収率も重要

できる限り多くの回答を集めることが、今後の採用活動の改善につながります。なるべく参加者全員から回答を得られるよう工夫しましょう。ここからは、アンケートの回収率を上げるためのポイントについて説明します。

アンケート内容が選考に影響しないことを明記する

アンケートを記載してもらうにあたり、記載内容が実際の採用には影響しないことをはっきりと書いておきましょう。

参加者はアンケートにネガティブな内容を書くと、「選考に影響するのでは」と考えてしまいます。選考への不安から良い意見ばかりが書かれ、本音が聞けなくなる可能性も否定できません。

安心してアンケートに回答してもらえるよう、主催者側の配慮が大切です。用紙を配って口頭で説明するのではなく、アンケート用紙に文章で明記しておく方が伝わりやすいです。

記述形式を最小限に

アンケートの記載は、参加者に少なからず負担がかかります。中には、数十社単位の会社説明会に参加している人もいますので、似たような質問に何度も答えるのは大変です。

簡単な内容で、短時間で記載が終わるアンケートであれば、回収率も高くなります。記述形式の質問を最小限にしたり、質問は短文で分かりやすくしたりと、アンケートに回答する負担を減らすよう注意しましょう。

企業の担当者が回収する

アンケート内容がほかの人の目に触れないよう、回収方法にも配慮しましょう。場合によっては参加者との信頼関係に関わることもあるため、慎重な取り扱いが必要です。

企業の担当者が直接回収すると、参加者の安心感につながります。さらに説明会やアンケートに対する企業の熱意が伝わりやすく、回収率もアップする傾向にあります。

安心して回答してもらうためには、専用の回収ボックスなどに入れてもらうという方法もあります。直接回収より回収率はやや落ちるかもしれませんが、回収担当者が目の前で内容を見られないよう、配慮できるという点ではおすすめです。

応募者の一括管理ができるツールの導入がおすすめ!

アンケート回答者の情報を整理できれば、次回以降のイベントの告知などにも活用できます。自社への興味・関心度に応じた対応も可能です。

応募者の情報管理には、Talent Clip(タレントクリップ)の活用がおすすめです。Talent Clipなら、応募者情報の一括管理から応募者対応まで、採用活動全体を一貫して管理が可能になります。

会社説明会後のフォローはもちろん、企業の採用サイト作成など、情報発信もできる利便性の高いツールです。

より効率的に採用活動や応募者フォローをしていきたいとお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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まとめ

会社説明会のアンケートは、今後の採用活動をより良くしてくために重要なツールです。できる限り多くの参加者に回答してもらえるよう、内容などの工夫が必要です。

今回ご紹介した内容を参考にして、アンケート内容を見直してみてはいかがでしょうか。

 

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