採用力をクリエイトするメディア

人事担当者必見!人材紹介サービスのメリットとデメリット

2021年4月12日

採用活動にはさまざまなサービスを利用することもありますが、その中でも人材紹介サービスは業務負担を一気に減らすことができます。

しかし、良い面だけではなくデメリットもありますので、状況に応じて上手に活用する必要があるでしょう。

そこで今回は、人材紹介について具体的に紹介し、特徴や活用ポイントについても解説します。

人材紹介サービスとは

人材紹介サービスには、企業と求職者の仲介となる役割があります。

まずはその具体的な仕組みや内容について解説しましょう。

人材紹介サービスって?

求める人材は企業によって異なりますが、その希望や条件を人材紹介会社に伝えることで、適切な求職者を紹介してもらえるサービスのことです。

求人募集や選定にかかる時間がカットされ、応募者への連絡調整も代行してもらえるため、人事担当者の負担は大幅に減るでしょう。

手数料は、雇用契約が成立して入社が決定するまで発生しません。

サービスの中にも「一般紹介・登録型」と「サーチ型」のふたつの型があります。

一般紹介・登録型は、人材紹介業者が所有するデータベースの中から、採用の要件に合致する人を紹介するサービスです。

一般的に人材紹介といえばこちらのタイプを指しており、業種や職種を幅広く集めている「総合型」と、ある職種などに特化している「専門型」に分かれています。

少数派のサーチ型は、登録者データベースに限らず、他社データベースやSNSなどあらゆる媒体から採用要件に合致する人を紹介するサービスです。

主に役員や管理者クラスを対象としている際に用いられ、通常よりも人材を探す労力が必要となるため、報酬とは別に着手金が発生する場合もあります。

人材派遣との違い

人材派遣は言葉としても似ているため、混同されやすいサービスでしょう。

しかし、このふたつには雇用形態と費用面で明確な違いがあります。

人材紹介はあくまで採用活動のサポートなので、直接雇用関係を結ぶのは求職者と求人企業です。

費用が必要となるタイミングも、雇用の契約が成立したとき、つまりサポートが終了した時点で支払う分のみになります。

人材派遣の場合は、人材派遣会社と求職者が雇用契約を結んだうえで、各企業に派遣されるシステムです。

求人企業が求職者と直接雇用契約を結ぶことはありません。

また費用に関しては、派遣期間中は常に支払い続ける必要があり、会社によっては紹介手数料が発生することもあるでしょう。

人材紹介サービスのメリットとデメリット

どのようなサービスにもメリットとデメリットは存在します。

より有効に活用ができるよう、どちらの側面もしっかりと理解しておきましょう。

メリット

先ほども少し触れましたが、人材紹介サービスは成功報酬型の料金体系であるため、事前に投資する必要がありません。

入社が決定した後に報酬を支払うシステムなので、紹介後に採用に至らなかった場合も料金は発生しないのです。

一般的な求人募集では広告費なども必要にあり、採用の有無に関わらず費用がかかるため、支払い損になる可能性もあるでしょう。

その点、費用の心配をせずに採用活動が行えるため、より良い人材をじっくりと選ぶことができます。

また人件費の節約もでき、採用担当者の労力削減にもつながるでしょう。

人事業務は煩雑で、仕事内容も多岐に渡るため人員と時間を多く必要とします。

採用活動の時期には担当者の残業が続くこともあり、人件費も増えることになるのです。

しかし、人材紹介を利用することで、母集団形成や求人票作成、応募者や関係者との連絡調整などさまざまな業務を削減できます。

労力などが少なくなることで、結果的にはコストカットにもつなげることができるでしょう。

デメリット

初期費用がかからない代わりに、一人当たりの料金が割高になる点はデメリットといえるでしょう。

成功報酬として支払う手数料は、採用した人材の想定年収の30%前後が相場とされており、仮に年収400万円の人材であれば約120万円が必要になります。

無駄になる費用はなく、労力と人件費などが削減できるとはいえ、採用人数や企業の採用資金によっては難しいかもしれません。

また採用活動を代行してもらえる反面、採用のノウハウが得られなくなります。

採用担当者の業務量は減るものの、採用に関するノウハウが蓄積されないと、今後の企業成長としても影響があるでしょう。

そのため、完全に業者へ任せっきりになるのではなく、代行している部分に関しても分析や検証を一緒に行うよう心がける必要があります。

人材紹介サービスを活用するときのポイント

サービスのメリットを十分に活かせるように、活用するときのポイントについて解説します。

それぞれのサービスの特徴を掴む

ひとくちに人材紹介会社といっても、登録者の数や得意としている業界など特徴はさまざまです。

最低でも会社の規模や実績を確認して、信頼できる業者かどうかを見極める必要はあるでしょう。

また、自社の分野とマッチした人材を得意としていれば、最適でより良い人材の紹介にもつながります。

専門性の有無によっても業界への理解度は変わるため、スムーズで適切な人材採用のためには、何を得意としている会社なのかを把握して依頼する必要があるでしょう。

事前の打ち合わせは入念に

依頼する会社が決まれば、次は適切な人材を紹介してもらうために打ち合わせを行う必要があります。

人材紹介会社が自社の代わりに人材を探してくるため、事前に採用計画などを共有しておくことが必須です。

希望や条件だけではなく、自社のアピールポイントを伝えて、魅力的な企業として求職者の目に留まるように工夫することが大切になります。

効率良く採用活動を進めたいならTalentClip!

採用業務の削減や効率化ができるのは人材紹介サービスだけではありません。

採用管理システムを活用することで、業務負担を減らして質の高い採用活動を行うことができ、さらにノウハウも蓄積することができます。

特に、オールインワン型の採用管理システム「TalentClip(タレントクリップ)」なら採用活動がすべてこれだけで完結できるでしょう。

TalentClip内の「タレントプール機能」で自社に興味を持った人材をプールしておき、自社のタイミングでスカウトをかけることができます。

求人サイトのWorkinとも連携しているため、効率的な求人募集が可能です。

さらに、indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索と連携できますので、多くの媒体の活用にも役立ちます。

採用活動の効率化をお考えの方は、ぜひTalentClipをご活用ください。

お問い合わせはこちら

まとめ

今回は人材紹介サービスについて解説しました。

サービスを利用することで、企業が求める人材を代わりに探して紹介してもらえるため、労力の大幅な削減が期待できます。採用が決まるまでは費用がかからず、選考も安心して実施することができます。

しかし、一方では自社ノウハウが得られないという面もありました。

効率的な採用活動でノウハウを蓄積したい場合は、採用管理システムの利用がおすすめです。
企業の状況に応じて検討してみると良いでしょう。

この記事をシェア:
未分類