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リファラル採用は社内告知で決まる|優秀な社員に動いてもらうには

2023年3月6日

リファラル採用で新規社員を獲得できると、広告費が削減できたり採用後のミスマッチが減ったりと、人事・採用担当だけでなく会社にとってもメリットがあります。ただし、リファラル採用を継続的な仕組みにするには、社内告知が必要です。

そこで今回は、リファラル採用を導入する前に整理すべきポイント3つと、成功事例・失敗事例について解説します。

リファラル採用の社内告知をする前に整理すべき3つのポイント

リファラル採用とは、社員の友人・知人を紹介してもらう採用手法です。まずは、リファラル採用を導入する前に必要な準備についてご紹介します。

なぜリファラル採用を導入するか理解する

リファラル採用を実施する理由は、企業によってさまざまです。例えば、以下の効果を目的として導入を検討します。

・採用コストの削減
・定着率の向上
・内定率の向上

自社の課題に応じた解決手法として、リファラル採用が最適だと判断した場合に導入を決定しましょう。目的を明確にすることで、社内からも理解を得られやすくなります。

リファラル採用で欲しい人材を明確にする

自社が採用したい人材を明確にしましょう。年齢や経験、スキルだけではなく、志向性や価値観など、具体的に設定しておきます。

紹介する人材は社員に委ねられます。この段階でミスマッチが起こらないように、言語化しておく必要があるのです。

リファラル採用の規定を作っておく

リファラル採用を導入する際は規定を設けましょう。その中でも重要な規定は、インセンティブ制度です。

紹介報酬とも言い換えられるインセンティブ制度は、動機付け施策として有効です。相場は、1~30万程度といわれています。

報酬設計は企業によってさまざまです。以下は一例です。

・紹介人数に応じて支給
・会食費として支給
・入社後〇ヶ月後に支給

また、会社を紹介する際に社内情報をどこまで口外していいのかルールを作っておくことも重要です。

リファラル採用の失敗事例|やってはいけない社内告知方法3選

リファラル採用の導入に失敗した会社の事例を紹介します。ほとんどの場合、告知の段階で上手く機能しなくなることが多いです。ここでは、リファラル採用の失敗事例を見ていきましょう。

1. 告知の頻度が少ない

社員に告知する頻度が少なく、リファラル採用の社内認知度が上がらなかったケースがあります。メールで告知された場合、忙しくて読むのを忘れることもあり、張り紙すら目に入らないかもしれません。このように広報が不足していると、リファラル制度の存在を忘れられてしまうこともあります。

人事・採用担当者が定期的な告知を行わず、リファラル採用に関心をもつ社員が少ないままに失敗するケースです。

2. なぜする必要があるのか記載しない

告知の際に「なぜリファラル採用を導入するか」を記載しなければ、積極的に動いてくれる社員は少ないでしょう。

リファラル制度の動機付けとして、前述したインセンティブ以外にも「ロイヤルティ」があります。ロイヤルティとは、自社に対して抱く愛着や帰属意識を指します。

なぜ今自社にリファラル採用が必要なのか、その目的がわからなければ、当事者意識が生まれません。ロイヤルティを高めることができないまま、社内で浸透せず、失敗してしまうケースといえます。

3. 一斉の告知で周知をしている

メールの一斉送信や掲示板の張り紙だけで全社員への周知を済ませると、社員は他人事のように感じてしまいます。特にメールやSNSなどのオンライン告知だけでは、理解してもらえないケースが多いです。

リファラル採用は社員一人ひとりの協力が不可欠です。部署や個人ごとに合った依頼をしたり、ミーティングをしたりして、全社員への周知を深める必要があります。

リファラル採用を成功に導く!おすすめの社内告知方法3選

リファラル採用を成功させるには、社内告知のやり方を工夫する必要があります。
ここでは、リファラル採用を浸透させるのにおすすめの社内告知方法を3つ紹介します。

1. 自社で働くメリットを伝える

社内告知の際に、自社の採用における訴求ポイントを伝えることも重要です。例えば、仕事のやりがいや事業内容の優位性、継続的に業績がアップしていることなどです。改めて自社で働くメリットを確認でき、紹介数アップも期待できるでしょう。前述した、ロイヤルティを高める施策としても有効です。

2. 複数の媒体で告知をする

社内で使えるさまざまな告知方法を活用して、多くの社員にリファラル採用のことを認知してもらいましょう。多くの場所で目に触れると、重要な情報だと判断されやすくなります。

告知方法の例としては、メールやチャットツールなどのオンラインでの告知から、掲示板や張り紙、上司から直接伝えてもらうなどのオフラインでの告知方法などが有効です。また、長期間にわたって社員への認知度を上げるために、告知の種類ごとに期間をずらすのもいいでしょう。

3. インセンティブを用意する

前述のとおり、リファラル採用に協力してくれる社員を増やすもっとも効果的な方法は、インセンティブを用意することです。社員はあくまでも通常業務の傍らで、紹介作業を行います。採用に貢献してくれた社員を称えるきっかけとしても、インセンティブが重要です。

これまで人材紹介などに頼っていた場合は、社員のインセンティブにかかる費用を考えても経費削減になります。

まとめ

リファラル採用で人材が集まれば、人事・採用担当の負担が減り採用コストを削減できます。ただし、紹介を仕組み化し、継続させていくには社内告知が重要です。

社内で浸透させるためには、告知方法の工夫やインセンティブの設定などが有効です。今回ご紹介した成功事例も参考に、協力してくれる社員を増やすことを目指しましょう。

一方、リファラル採用は中長期的な成果を期待する手法です。採用を強化したいなら、他の採用手法も並行して進める必要があるでしょう。

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