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SNSは採用活動に役立つ!効果的に活用する方法を紹介

近年、採用活動にはさまざまな手法が行われるようになり、ターゲットに合わせてツールを選ぶなど、業務が複雑になりつつあります。

特にSNSの活用は重要視されるようになっていますが、採用としてはどのように扱えば良いかわからないという方も多いでしょう。

そこで今回は、SNSを活用した採用活動のメリットや方法、注意点もあわせて解説します。

採用活動ではSNSの活用が欠かせない!その理由は?

現代人の約9割は個人でインターネットを利用しており、その中でも特に若者世代はSNSの利用者が多いです。

総務省の調査によると、2019年は10代から30代のSNS活用率が80%を超え、すべての年代で2018年の結果を上回る数値となっています。

出典:情報通信白書令和2年版(総務省)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252120.html

データからもわかるように、新卒採用・中途採用のいずれの場合も利用率の高いSNSを活用することで、効率的なアプローチが期待できるのです。

SNSを活用した採用手法のことを「ソーシャルリクルーティング」と呼び、近年多くの企業が採用活動に取り入れています。

また、直接的なスカウトだけではなく、企業アピールとしても高い効果を発揮するのがSNSの特徴です。

取り扱っている商品や実施しているサービス、会社の雰囲気がわかるような情報などを拡散すれば、マーケティング効果はもちろん知名度の上昇にもつながり、企業としての興味を持たれやすくなります。

採用活動で集客やより優秀な人材を獲得するためには、求職者からの認知度を上げておく必要があります。

その点を改善しやすいSNSは、企業をブランディングしてファンを獲得するためにも欠かせないツールなのです。

一般的な求人広告では企業としての魅力が伝わりにくいですが、利用するためには高額なコストがかかり、掲載できる回数や期間にも制限があるでしょう。

しかしSNSは基本的に無料で使用することができ、さまざまな情報を長期的に掲載できるためアピール力があります。

さらに、求職者とはツール内で直接コミュニケーションを取ることも可能です。

良好な関係性を築くことで、安心感や信頼感にもつながり、会社との距離感を埋めることができるでしょう。

そうすることで「親しみやすい」企業であることもPRできるため、求人募集にも興味を持たれやすくなります。

利用者が多いことでさまざまな効果を発揮しやすいSNSは、これからの採用活動には不可欠なツールなのです。

SNSを活用した採用活動のメリット

SNSを活用することで具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

採用コストが抑えられる

まずは採用コストが抑えられる点は大きなメリットです。

SNSのほとんどは無料で利用することができ、担当者の人件費のみで複数の種類にアピールすることもできます。

求人サイトや人材紹介を同じように複数利用して人材を確保した場合は、広告費や手数料などで数十万円から数百万円の費用が発生しますので、予算内で対応できない会社も多いでしょう。

求職者と直接コミュニケーションを取れる

通常の求人募集では、応募がない限り求職者と直接やり取りすることはありません。また、応募後は事務的なやり取りが多く、気軽なコミュニケーションとは呼べないものがほとんどです。

SNS内は、求人応募に関係なく日常的にコメントを残せてやり取りできる場なので、求職者との距離が近くなり、企業理解を深める機会になります。

お互いにしっかりとした認識が得られると、ミスマッチも起こりにくくなるため、入社後の早期離職を防ぐこともできるのです。

採用候補者やファンを増やせる

さらに、SNSには情報を拡散するシェア機能が搭載されているため、発信した内容が広がると採用候補者を増やせる可能性があります。

SNSの拡散力を利用することによって、今まで自社を知らなかった人にも情報を届けることができ、多くの人の目に止まることで注目を集めやすくなるでしょう。

さまざまな情報を発信し続けることで、中長期的なファンの獲得にもつながりやすく、拡散してもらえることで認知度を高めることもできます。

採用候補者のポテンシャルを把握できる

SNSでは企業側からの発信だけでなく、採用候補者が発信した情報を閲覧することもできるため、普段の考え方や人柄などのポテンシャルを知ることができます。

面接だけではわからない側面を把握することができ、採用時のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。

SNSを活用した採用活動のデメリット

SNSを活用した採用活動のデメリットは、以下のとおりです。

定期的な情報発信が必要

SNSでの採用活動は、開始してすぐに効果を発揮するものではありません。

定期的な情報の更新や投稿を行い、長期的に運用しながら少しずつフォロワーを増やしていくことが大切です。

また、フォローやコメントに対しては必ず返すなどの工夫をしていく必要もあり、できる限り求職者との距離を縮めていく努力が必要です。

即効性に難がある点がデメリットではありますが、日々の努力が少しずつ成果に結びついていきます。

炎上のリスクがある

ある程度多くのフォロワーを獲得することができれば、拡散機能などで情報が広がりやすくなり効果を発揮しやすくなるでしょう。

しかし、炎上リスクがあることを忘れてはなりません。不適切な表現や内容に関しては信頼を失う可能性もあり、十分に配慮して投稿する必要があります。

表現に気をつけることを念頭に置けば、長期的に運営を続けていくことで得られるメリットが大きいため、採用活動として取り入れる価値は十分にあるでしょう。

採用活動でSNSを活用する際の注意点

SNSを活用して、より良い採用活動を行うための注意点について解説します。

SNSごとの特性を活かして使いわける

SNSはそれぞれ目的が異なる性質があり、利用者層にも違いが見られます。

たとえば総務省の調査によるとFacebookの場合、元々面識のある人同士がつながるツールとして使われやすく、30代から50代の利用が多いです。

Twitterは情報を拡散させやすく、投稿の量が重視される傾向にあります。20代から40代がメインで活用しており、ユーザー数も多いです。

Instagramは写真や動画の投稿がメインで、情報収集として利用する人が多いSNSです。利用者は10代から20代の女性が多い傾向にあります。

出典:平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000644166.pdf

若い世代を狙うならTwitterかInstagram、中途採用で経験や実績を求めるならFacebookなどと使いわけることが重要です。

SNS更新や運用のルールを設ける

SNSで炎上が起きてしまうと企業としての信用を失ってしまい、獲得したファンも離れる可能性があるため、必ず避けたい事態です。

炎上リスクを減らし、効果的なSNS運用で採用活動につなげられるよう、更新や運用のルールは事前に決めておきましょう。

まずは更新担当者を決定することで、投稿の質が一定に保たれ、問い合わせなどにもスピーディに対応ができます。

更新頻度を決めておくと、更新の遅れが減りフォロワーも定着しやすくなるでしょう。

また、SNSから誘導できる自社サイトなどを用意すると、より詳しい会社の情報を伝えることができ、求職者としては安心して応募することができます。

SNS以外で集客を行う方法もアリ!

SNSだけを活用した採用活動では即効性に欠けるため、状況に応じてほかの集客方法を知っておく必要があります。

たとえば、人材紹介であれば現在求めている人材を伝えることで、適したスキルを持つ求職者を紹介してもらえるでしょう。

自社サイトでは、より詳しい企業の魅力を発信することができ、信用の獲得にもつながります。

採用管理システムTalentClip(タレントクリップ)なら、自社の求人サイトも手軽に作成できます。

採用候補者のデータや採用活動の進捗を一元管理でき、SNSとあわせて活用することで、さらにミスマッチを防ぐこともできるでしょう。

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まとめ

今回は採用活動におけるSNSの活用について解説しました。

現在、若い世代を中心にSNSを利用している割合がとても高まっているため、同じ媒体を使って採用活動を行うことで効率的にアピールすることができます。

コストが抑えられて直接コミュニケーションを取れるなどの利点はありますが、即効性は低く炎上リスクにも配慮が必要です。

採用管理システムを併用することで業務が管理しやすくなるので、採用の質を高めるためにも検討してみてはいかがでしょうか。

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