
2021年の採用トレンド!スムーズに採用活動を進める5つの方法
2020年から新型コロナウイルスの影響により、全国的に多くの企業が経済的な打撃を受けました。
それにともない雇用状況にも変化が見られているため、採用の方法も時代に合わせる必要があるでしょう。
2021年のトレンドはどのような採用手法なのか、効率的な採用活動が行えるためにもこの記事で解説していきます。
この記事の目次
近年の採用市場はどのような状況にある?
採用のトレンドを知るためには、まず市場の現状を知る必要があります。
近年の傾向を把握して、より良い採用活動につなげていきましょう。
求人倍率の低下
2020年に入ってから求人倍率は急激な低下を見せています。
これは新型コロナウイルスの影響により、全体の求人数が減少したことと、失業者が増加して求職者が増えたことが要因です。
世界的に見ても情勢の変化は激しく、感染拡大防止のために営業が停止となった施設も多く、国外への移動禁止も重なり経済的にも大きな損失を生みました。
この経済状況の悪化により、厚生労働省の調査によれば3月の有効求人倍率は3年半ぶりに1.4倍を下回る1.39倍という結果が出ています。
出典:「一般職業紹介状況(令和2年3月分及び令和元年度分)について」(厚生労働省)
国内の大手メーカーの稼働が停止し、大企業でも新卒の採用を見送る事態となりました。
特に強い影響を受けているのが、製造業、観光業や飲食業など、海外とつながりのある仕事や人との関わりが密接な事業です。
早期退職者の続出
全国的な不況により、社員を雇用し続けることができない企業が増えました。そして、早期退職者の募集が続出することになったのです。
多くの社員を抱える各大手企業でも希望者を募ったことで、世間にも大きな衝撃を与えました。
「大手に勤めていれば安定」という風潮は崩れ、柔軟な働き方ができることを重視する人たちが増えています。
今後は、年功序列の考え方が減り、実力を評価するような人事制度を設ける企業が増えることでしょう。
内定率が低下
2021年3月卒業予定の学生は、内定率が約70%といわれており、7割を下回っているのは5年振りのことです。
過去を振り返っても、リーマンショックに次ぐ低下率となっており、学生の就職活動は厳しいものとなるでしょう。
ここまでの低下につながった原因は、いうまでもなく新型コロナウイルスの影響によるものです。
オンラインでの採用活動が活発化
新型コロナウイルスによる影響で、各種イベント開催が難しくなりましたが、その状況を解決するために現在はオンラインでの活動がメインとなっています。
仕事としてもリモートワークが推奨されるようになり、多くの企業で在宅勤務ができるように環境を整えるようになりました。
採用活動でも、直接対面することなくオンライン上でやり取りを行うスタイルが主流となり、Web説明会やWeb面接を導入している企業が増えています。
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2021年のトレンドになっている採用手法
新型コロナウイルスの影響により、全国的に経済状況は悪化していますが、その中でも優秀な人材を採用することは企業の成長には欠かせません。
ここからは2021年のトレンドになる採用手法を解説しますので、しっかりと時代の流れを取り入れましょう。
ダイレクトリクルーティング
企業から求職者へ直接アプローチする採用活動で、一般的に行われてきた応募者を「待つ」スタンスの求人募集とは対照的な手法です。
企業側が主体的に働きかけるため、「攻め」の採用手法といわれ、採用コストを抑える効果もあります。
転職潜在層にアプローチすることができ、求職者の志望度が高められるというのが特徴です。
注意点としては、自社の魅力を十分に伝えるためには担当者のスキルが必要になり、一人ひとりへコンタクトを取るため一度に多くの応募数は集めることができません。
リファラル採用
社員や従業員が知人や友人を紹介して、採用につなげる方法です。また、身内を紹介して優先的に採用する場合は、縁故採用という言葉も使われています。
現場の意見を聞き、業務を理解した状態で集められるため、マッチ度が高い求人者を採用しすいという部分が利点です。
また、他社に手数料を払う必要がないため、採用コストを抑えやすいでしょう。
入社直後から知り合いがいることで、会社に馴染みやすく、早期の離職率も下げることができます。
ソーシャルリクルーティング
SNS経由で人材を募集する手段で、TwitterやFacebookなどが中心となって行われています。
優秀な人材をはじめさまざまな人材に直接アプローチをかけることができ、同時に採用情報を発信することで「攻め」と「待ち」の両立が可能です。
基本的に無料で使用できるため、採用コストが抑えられますが、スカウトを成功させるためには担当者のスキルが重要になります。
ミートアップ
ここ数年で注目されるようになり、導入する企業も増えているミートアップは、ハードルが低いライトな説明会やカジュアルな食事会などを意味します。
選考を進めるよりも、会社を知ってもらうことを重視しているため、求職者も気軽な気持ちで臨めるでしょう。
志望度が低い求職者にもアプローチできるため、新たな可能性を広げることができます。
ブランディングや集客効果にも期待されるため、今後も活用する企業が増えるでしょう。
リモート採用
2020年から活発になったリモート採用ですが、新型コロナウイルスの影響が続く2021年も主流として考えられるでしょう。
説明会から最終面接までオンラインで行うケースが多くありますが、最終選考だけは感染予防を徹底した上で直接行うなど、企業によって方法は異なります。
トレンドの採用手法には採用管理システムがおすすめ
さまざまな採用手法がトレンドになっていることもあり、採用管理は以前よりも複雑になっています。
採用業務を効率的に行うためには、採用管理システムの導入がおすすめです。
採用管理システムとは?
企業の採用活動に必要な業務を一元管理するためのシステムで、導入することで採用に関する業務をスムーズに行うことができます。
すべてシステム上で完結できる仕組みがありますので、複数のツールを使い分ける必要がありません。
効率化されることで、採用活動に割ける時間が増えるため、より優秀な人材の確保がしやすくなるでしょう。
採用管理システムならTalentClipがおすすめ
より多くの採用業務を効率的に行うためには、さまざまな機能を備えた採用管理システムを選ぶ必要があります。
豊富な機能を求めている方には、TalentClip(タレントクリップ)がおすすめです。
こちらは、採用業務をスムーズにするだけではなく、自社での求人作成や入社後フォロー、これまで応募してきた応募者情報の保存など、多機能で効率的なシステムとなっています。
タレントのデータベースが構築できるため、気になる応募者に対してはアプローチをすることも可能です。
採用管理でお困りの方は、ぜひTalentClipをご活用ください。
お問い合わせはこちら
まとめ
今回は、2021年の採用手法のトレンドについて解説しました。2020年から新型コロナウイルスの影響により、現在もさまざまな情勢が変化している状態です。
採用のトレンドとしても、オンライン上でのアプローチが重要になり、今後もリモートでの対応が望まれます。
複雑化した採用手法により、管理の労力も増えていますので、効率化を目指す際は採用管理システムの導入も検討しましょう。