
ダイレクトリクルーティングはメリットがたくさん?成功の秘訣を紹介
近年、採用方法が多角化しているなか、多くの企業で取り入れられているのがダイレクトリクルーティングです。ダイレクトリクルーティングとは、企業が採用したい人材を探して候補者に直接アプローチする「攻め」の採用方法です。
本記事では、ダイレクトリクルーティングのメリットやデメリットを紹介します。記事の後半では、成功させるためのコツを解説しています。
ダイレクトリクルーティングで求める人材の確保を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
ダイレクトリクルーティングのメリット
ダイレクトリクルーティングのメリットは、主に以下の3つです。
求める人材にアプローチしやすい
一般的な求人サービスの採用方法では、求める人材の応募が来るまで待つしかありません。
しかし、ダイレクトリクルーティングであれば、企業側から求める人材に絞って直接アプローチすることができます。人材を絞ってアプローチをすることで、採用活動の無駄な工程を避けられて短時間で採用しやすくなります。
また、担当者自らが採用候補者と直接コミュニケーションできるため、採用候補者の入社意欲を高めやすい点もメリットです。
採用コストを軽減できる
通常の求人サービスでは、求人の広告費や人材紹介など、さまざまなコストがかかってしまいます。
たとえば、マイナビの中途採用状況調査によれば、2019年の年間にかかる採用コスト相場は、求人広告費は平均144.4万万円、人材紹介費が平均294.5万円となっています。(「中途採⽤状況調査2020年版」より)
しかし、ダイレクトリクルーティングは成功すれば、求人サービスよりも採用コストを軽減できる可能性があります。たとえば、候補者を集客するために社員がSNSでの声掛けやイベントを行って採用につながった場合、通常の求人サービスでは必要だった外部コストがゼロになります。
求人広告費や人材紹介費が不要となれば、大きな採用コスト削減につながるでしょう。
採用力を高められる
ダイレクトリクルーティングは企業側から求職者へ積極的にアプローチを行う採用手法です。そのため、課題や改善策を見つけて常にPDCAを回すことが求められます。
また、求める人材へのアプローチ方法といったノウハウも蓄積されるため、結果としてダイレクトリクルーティングによって自社の採用力を高められるのです。
ダイレクトリクルーティングのデメリット
ダイレクトリクルーティングはメリットだけでなく、以下のデメリットもあります。
採用活動の業務量が増えやすい
ダイレクトリクルーティングは通常の求人サービスと違い、採用候補者の集客やスカウトメールの作成、また応募者の返信対応などをすべて自社で行う必要があります。
そのため、必然的に採用活動にかかる業務量が増えることになります。
採用活動の業務量が増えれば、ほかの業務をする時間が減ります。採用担当者が複数の業務を兼任している場合は、企業全体に影響を与える可能性もあるでしょう。
採用が長期化しやすい
ダイレクトリクルーティングは、採用が長期化しやすいデメリットがあります。
自社の採用力にもよりますが、ダイレクトリクルーティングを行ってもすぐに効果が出るとは限りません。ましてや、転職を希望していない人材にアプローチする場合は、もっと時間がかかるでしょう。
そのため、ダイレクトリクルーティングは長期的な視点で採用活動をすることが求められます。
ダイレクトリクルーティングを成功させるためのコツ
ここからは、ダイレクトリクルーティングを成功させるためのコツを紹介します。採用活動を効果的に行うため、具体的な戦略として取り入れていきましょう。
企業の魅力を発信する
ダイレクトリクルーティングを成功させるためには、企業の魅力の発信は不可欠です。
求職者の多くは企業のホームページやSNSなどを確認して、自分が働くうえで最適な企業かどうか判断します。
そのため、企業のホームページやSNSを見ても魅力ややりがい、社員の様子などがわからないと、スカウトメールを送っても求職者に興味を持ってもらえない恐れがあります。
求職者に自社の魅力を伝えるためにも、企業のホームページやSNSなどによる情報発信は必ず行いましょう。また、企業の魅力を発信すれば他社との差別化にもつながり、求職者の企業理解も深められます。
自社の発信すべき魅力がわからない場合は、実際に働いている社員に話を聞くことをおすすめします。自社に転職した理由ややりがいなどをヒアリングすることで、自社ならではの雰囲気や強みが分かり、アピールすべき魅力が徐々に見えてきます。
また、求職者に興味を持ってもらうには、「求める人材がどのような企業に興味をもちやすいか」を考えると良いでしょう。たとえば営業職だと、給与や福利厚生だけでなく、具体的な営業方法や自由度などさまざまことを知りたいはずです。
人材が知りたいことに合わせて、発信すべき魅力についても考えてみましょう。
周囲の協力を得る
ダイレクトリクルーティングは、採用候補者の集客やスカウトメールの作成などを自社で行うことから、採用担当者の負担が大きくなりやすい採用手法でもあります。
担当者が人手不足であれば、採用が長期化する恐れもあります。そのため、社内の協力を得て採用活動をスムーズに行える仕組みを作りましょう。
とくに、ハイクラスな候補者や転職を希望していない候補者の採用には、経営陣の協力も必要です。経営者自ら採用したい気持ちを熱く語ってアプローチすれば、気持ちが変わるかもしれません。
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まとめ
今回は、ダイレクトリクルーティングのメリットやデメリット、成功させるためのコツについて紹介しました。
ダイレクトリクルーティングには、求める人材に直接アプローチできるメリットがあります。本記事で紹介したデメリットやコツを考慮して、ダイレクトリクルーティングで求める人材を確保しましょう。