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歯科衛生士が人手不足のワケとは!採用難易度を紹介

2023年3月8日

歯科衛生士は、主に歯科医院で活躍している職業で、歯や口腔の健康を守る仕事です。歯科治療の補助、虫歯や歯周病の予防の処置、歯科保健指導の3つが主な仕事となります。

歯科衛生士は国家資格ですので、資格のいらない仕事である歯科助手とは違い、口腔内に手を入れてのケアなどが可能です。歯石除去やフッ素塗などの専門的な仕事は、歯科医師や歯科衛生士といった資格を持った人のみが可能となっています。

そんな歯科衛生士ですが、実は長年人手不足の状態が続いています。この記事では、歯科衛生士の求人事情についてお話しします。

歯科衛生士は有効求人倍率が非常に高い

厚生労働省が公表している職業情報提供サイトによると、令和2年度の歯科衛生士の有効求人倍率は2.81倍でした。同年における全職業の有効求人倍率の平均は1.18倍でしたので、2倍以上の求人数であるということがわかります。

出典:「一般職業紹介状況(令和2年12月分及び令和2年分)について」(厚生労働省)

少子高齢化や生産年齢人口の減少により、どの業界も人手不足が叫ばれる中、歯科衛生士の場合は他の職業に比べて採用が難しい傾向にあり、なかなか人手が増えず困っているといえそうです。

歯科衛生士が人手不足になっている3つの理由

歯科衛生士が人手不足になっている理由は、業界や職種の特徴に関係しています。

この項目では、歯科衛生士が人手不足になっている理由についてみていきましょう。

歯科医院の数が増加している

歯科衛生士が人手不足になっている理由として、まずは歯科医院の増加が挙げられます。一般病院の件数は、1996年に8,421カ所であったのに対して、2016年度には7.380件カ所と1,000カ所ほど全国で減少しています。

しかし、歯科医院の数は1996年に59,357カ所であったのに対して、2016年度には68,940件カ所と10,000カ所近く増えていることがわかります。

出典:「歯科医師・歯科医療機関の数」(日本歯科医師会)

歯科衛生士を必要とする歯科医院自体の増加によって需要が増えていく一方なため、相対的に人手不足となっているのです。

女性の歯科衛生士が多い

公益社団法人 日本歯科衛生士会が令和2年3月に発表した「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」によると、歯科衛生士の人手不足の理由として、なり手のほとんどが女性であることが挙げられます。

回答者の性別はほとんどが「女性」であり、現職者の9割程度が女性であるということが報告されています。

女性の場合、出産や育児といったライフイベントを機に退職する人も多いです。数十年などといった長期で仕事を続けられる人が男性に比べると少ないため、歯科衛生士の人手不足につながっていると考えられます。

歯科衛生士になるハードルが高い

歯科衛生士の人手不足の理由として、歯科衛生士になるためのハードルが高いことも挙げられます。歯科衛生士になるには、専門学校に3年以上通うこと、実習を受けること、国家資格に合格することの3つが必須条件となります。

人の健康や生命にかかわる仕事のため、覚えなければならないことが多く、現場で働けるようになるのは簡単なことではありません。

このような難易度の高さが、歯科衛生士の人手不足の理由の一つになっています。

歯科衛生士に近い仕事として歯科助手がありますが、歯科助手は無資格でも仕事ができる代わりに、口腔内に手を入れることができず、歯科指導も行えないなど、できる業務が限られています。

歯科衛生士の採用におすすめの求人媒体3選

歯科衛生士を採用するためには、求人媒体を上手に利用するのがカギとなります。おすすめの求人媒体としては、ハローワーク、紙媒体、web媒体の3つが挙げられます。3つの媒体ともに異なる性質を持ち、それぞれメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ハローワーク

ハローワークは、事業所登録している歯科医院であれば、無料で求人を出すことが可能です。ハローワークに行って申し込みを行うほか、ウェブ上での申し込みもできるため利便性が高いといえます。

ハローワークのメリットは、無料で求人を出すことができ、公的機関であるという安心感です。ただし、希望する人材となかなか出会えないデメリットもあります。

紙媒体

求人媒体の2つ目として、紙媒体に求人広告を掲載することが挙げられます。紙媒体は、コンビニなどに置かれるフリーペーパーや新聞の折り込みチラシを利用する方法です。また、地域の専門学校や大学にチラシや広告掲載を依頼する方法で募集を行うことも可能です。

局地的に募集したい場合には紙媒体が非常に便利です。

web媒体

3つ目の方法は、web媒体を使う方法です。求人検索エンジンに無料で求人を掲載する方法と、歯科衛生士に特化した求人サイトを利用する2つの方法があります。

また、自院の採用サイトを作成しておくと求職者に見つけてもらいやすくなるのでおすすめです。

Web媒体は、紙媒体とは逆に全国の求職者が求人を見ることができます。引越先で仕事を探している歯科衛生士にもアピールしやすい媒体といえます。

ただし、前述したように歯科衛生士は人手不足であるため、全国に発信できるWeb媒体でも、求職者に見つけてもらえるとは限りません。

効率のいい採用を進めたいならTalentClip(タレントクリップ)がおすすめです。TalentClipはWorkinのほか、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などあらゆる人気求人サイトと自動連携ができます。

さらに、応募者管理の機能がついているので求職者とスムーズに対応が行え、求人票の作成や採用サイトの作成も可能です。

歯科衛生士の求人を考えているのであれば、TalentClipがおすすめです。

まとめ

この記事では、歯科衛生士の求人事情とおすすめの求人方法についてお伝えしました。歯科医院が増え続けているのに対し、歯科衛生士として働く女性の多くが、ライフイベントを機に退職することが多く、人手不足につながっていると考えられます。

歯科衛生士を募集する際は、ハローワーク、紙媒体、web媒体を上手に利用することがおすすめです。TalentClipなら、さまざまな求人サイトとも自動連係できるので非常に便利です。

 

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