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オンライン入社式とは?コンテンツ設計やメリットデメリット解説

2023年3月22日

コロナ禍の影響で入社式をオンラインで実施しようと計画している企業もあるでしょう。しかし、オンラインで開催する場合、内容や実施方法をどうしたら良いのかは、担当者の頭を悩ませる問題です。

今回は、オンライン入社式のメリット・デメリットや、おすすめのコンテンツを紹介していきます。

コロナ禍で増えたオンライン入社式

2020年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、一堂に新入社員が会する入社式や内定式などが開催しづらくなりました。そこで、導入が進んでいるのがオンライン入社式です。

オンラインで入社式を実施すれば、多くの人が集まる必要がなく、新型コロナウイルス感染のリスクがありません。そのため、ビデオチャットを利用してリモートで入社式を開催する、オンライン入社式を採用する企業が増えています。

オンライン入社式は、本社と支社が離れている会社や、新入社員が全国にいる場合にも向いています。参加者が会場へ出向く負担がかからないこと、交通費や宿泊費などの経費をカットできることといったメリットもあります。

オンライン入社式だと「つながり」を感じられないことも

オンライン入社式を実施する場合、オンライン特有のデメリットも把握しておきましょう。特に、リアル空間でないため、入社の実感がわきにくいことや会社や社員とのつながりを感じにくいことに注意が必要です。

オンライン入社式で考えられるデメリット

オンライン入社式は、自宅やオフィスなどから参加することになります。(赤文字の位置ずれ)会場に集まる入社式と比較すると、緊張感が薄れやすい傾向があり、自社への所属意識も醸成されにくいでしょう。

また、オンラインでは空間を共有できないため、双方向でのコミュニケーションは取りづらく、プログラムによっては、参加者の盛り上がりに欠けてしまうこともあるでしょう。

なお、開催側も参加者側も、ビデオチャットを行うための環境も整備しなければなりません。通信環境を持っていない新入社員には、PCやポケットWi-Fiの貸与なども検討する必要があるでしょう。

オンライン入社式の実施に向いていない企業

企業が入社式を開催する目的は、新入社員に「社会人としての自覚を持ってもらう」「同期との顔合わせや交流」「自社の社員に新入社員をお披露目する」などさまざまです。

顔合わせや交流などのコミュニケーションを目的としている場合、答辞やオリエンテーションなどをメインとした入社式を配信するだけでは目的を達成できない可能性が高いでしょう。コミュニケーション重視型の企業は、入社式のコンテンツにも工夫が必要です。

【オンライン入社式】おすすめのコンテンツ3選

オンライン入社式の1番のデメリットは、人とのつながりを感じにくいことでしょう。しかし、やり方を工夫することによってデメリットは解消することができます。

オンライン入社式ならではの魅力を感じられるおすすめのコンテンツを3つご紹介します。

配属先メンバーとのグループセッション

オンライン入社式にZoomを使用している場合、全体から特定のメンバーでグループを作成し、グループ内でコミュニケーションできる「ブレイクアウトルーム」の活用がおすすめです。

入社式の終了後、先輩や配属先の上司などメンバーを絞ってオンラインでトークすることが可能で、実際に仕事をするメンバーとも顔合わせが叶います。

リモート職場見学

動画配信を活用して、実際に働く職場はもちろん、普段は見る機会のない遠隔地の職場や現場のリモート見学を行うことも、モチベーションアップに有効です。入社式当日に時間が取れなければ、事前に撮影した動画を活用するのも良いでしょう。

スマートフォンやタブレットを使ってリアルタイム配信を行うのも、コミュニケーションが取れるきっかけとなるためおすすめです。

入社式後にリモート懇親会

オンラインでより深いつながりを作りたいのであれば、懇親会の開催が効果的です。

オンラインはリアルと異なり、スムーズに進めるには事前の進行を決めておくことが欠かせません。話しやすいようにトークテーマをもとに自己紹介を行うなど、新入社員が場に馴染みやすいプログラムを用意しておきましょう。場合によっては、飲食を可能にすることもおすすめです。

入社式をオンラインで実施する場合、Zoomをはじめとしたビデオチャットを用いるため、内定者に招待用のURLやパスワードを送付したり、当日のスケジュールを伝えたりする必要があります。入社式で使用する資料がある場合は、事前に送付しておかなければなりません。回線状態の確認も必要になるでしょう。

内定者フォローの意味においても内定者とスムーズに連絡を取れる体制を整えておくことが重要です。

採用管理システム「TalentClip(タレントクリップ)」は、内定者との連絡やフォローをスムーズに行うことが可能です。応募者の管理や採用ステップの記録はもちろん、採用ページの作成も可能で、採用活動を最適化してくれます。

採用活動に関する便利な機能を一括で利用できますので、ぜひご活用ください。

まとめ

オンライン入社式は、コロナ禍でも安心して開催できます。コミュニケーションについて不安がある場合には、オンラインならではの交流コンテンツを取り入れてみましょう。社員とのつながりを深めることで、新入社員の会社への帰属意識も高めることができます。

 

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