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応募者殺到?面白い採用イベントを企画するには

2021年4月12日

良い人材探しのために開催する採用イベントですが、肝心の参加者が集まらなくては、開催する意味がなくなってしまいます。応募者が殺到するような採用イベントを企画するには、どうすれば良いのでしょうか。

今回は採用イベントの内容で悩んでいる方のために、面白い採用イベントを企画するためのヒントや実際の事例をご紹介します。

採用イベントはマンネリ化している?

採用イベントの応募者が来ない、まったく盛り上がらない、その原因は採用イベントのマンネリ化かもしれません。採用イベントがマンネリ化する原因やマンネリ化を防ぐ方法について知っておきましょう。

採用イベントは毎年の繰り返し

毎年新卒採用をしている企業では、採用イベントは例年のルーチンワークに組み込まれがちです。本当はそのときの風潮に合った採用イベントを企画したほうが良いことはわかっていても、採用担当者は膨大な仕事を抱えています。

採用イベントだけに時間や労力を割けないため、新たな採用イベントを考えるよりも、例年どおりの当たり障りない企画になってしまうのです。

しかし、毎年似たような内容の当たり障りのないイベントを開催していても、求職者の興味を引くことはできません。その結果、採用イベントを開催しても応募者がほとんど来ないということが起こります。

マンネリ化を防ぐためのマインド

採用イベントのマンネリ化を防ぐには、新たな採用イベントの企画を考えるのが一番です。しかし、採用イベントの内容を大幅に変えるとなると準備が大変で、「とてもじゃないけど手が回らない」ということになりかねません。

無理に採用イベントを一新しようとするよりも、今の採用イベントを少し変化させてマンネリ化を防ぐ方法を考えてみましょう。

たとえば、採用イベント参加者に、参加賞として面白い粗品をプレゼントするというのはいかがでしょうか。

今はSNSが普及しているため、便利なものや変わったもの、フォトジェニックなものをプレゼントすれば、一気に拡散されて話題作りにも役立つ可能性があります。

また採用イベントのエントリー条件を工夫してみるのも良いでしょう。マンガ好きな人、アニメを週に〇本以上見ている人など面白い条件を付ければ、話題になって応募者が増えるかもしれません。

社員に共通の趣味がある場合は、それを組み込んだ内容をエントリー条件にすれば、同じ趣味があるということで新入社員が会社に馴染みやすくなるでしょう。結果として、採用後に短期間で退職する人が減るなど、思わぬ効果が得られる可能性もあります。

面白い採用イベントの事例

すでに面白い採用イベントを開催し、話題になっている企業もあります。実際の事例をふたつ紹介しますので、採用イベントの内容を考えるときのヒントにしてみてください。

伊勢半グループの顔採用

KISSMEという化粧品ブランドを取り扱っている伊勢半グループは、「顔採用」を押し出し話題になっています。顔採用というと、容姿が美しい人を選ぶということかと思うかもしれませんが、実際はそのような内容ではありません。

就活のときには、イメージの良い就活メイクをするのが一般的ですが、応募者にあえて普段どおりのメイクをして来てもらい、自分を表現してほしいという化粧品ブランドらしい採用方法です。

SNSからのエントリーも受け付けるという斬新な方法で、一般採用を含めると前年比2倍のエントリー数を記録しています。

面白法人カヤックのいちゲー採用

話題になった採用イベントといえば、面白法人カヤックのいちゲー採用を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

「ゲームの上手さで、内定出します」というキャッチコピーで行われた採用方法で、ゲームに捧げた時間や情熱も評価するという内容です。

応募の際には「プラチナトロフィーを持っている人選考」「やり込んだゲームやそこから得た経験を書いたゲーム履歴書選考」「みんなでゲームを攻略する協力プレイ選考」の3種類から選べるようになっています。

ゲーム開発に取り組む企業ならではの面白い採用イベントとして注目が集まり、多くのメディアでも取り上げられました。

面白い採用イベントの効果

採用イベントはあくまでも人材を探すための企画で、面白い内容にする必要性を感じないという方もいるかもしれません。しかし、面白い採用イベントを開催することには、大きなメリットがあります。

求職者からの応募が集まりやすくなる

面白い採用イベントを開催すると、求職者からの応募が集まりやすくなります。たしかに、採用イベントは企業に必要な人材を探すために行うものですが、だれも参加しなければ人材を探すこともできません。

話題になることで多くの人の目に触れて、企業に興味を持つ人が増え、応募人数が増えれば、その分優秀な人材を探しやすくなるでしょう。

また、面白い採用イベントを開催している企業であれば、入社後も面白い仕事に携われるのではないかと求職者に好印象を与えられます。

企業の知名度が上がる

伊勢半グループや面白法人カヤックの事例を見るとわかりますが、面白い採用イベントはSNSで拡散されたり、メディアで取り上げられたりしやすいため、企業の宣伝効果も得られる可能性があります。

通常、企業の宣伝には多くのコストがかかりますが、採用イベントが話題になれば、手間もコストもかけずに自社の宣伝ができるのです。

とはいえ、面白い採用イベントを企画しても、だれも知ることがなければ話題になることもありません。最初のうちは「こんな採用イベントを開催します」と、自社で広報する必要があります。

オールインワン型採用管理システムのTalentClip(タレントクリップ)なら、自社の採用ページを作成できるので、イベント情報の告知に便利です。告知した採用イベントに集まった応募者の管理や面接の日程調整なども、オールインワンで管理できます。

面白い採用イベントを考えたので効率的に宣伝したい、採用業務を円滑に進めたいというときには、ぜひTalentClipをご活用ください。

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まとめ

採用担当者はたくさんの業務を抱えていて忙しいため、なかなか採用イベントだけに時間を割けないものです。しかし、マンネリ化した採用イベントでは応募者が集まらず、時間やコストだけを消費する可能性があります。

できれば採用イベントを一新したいところですが、それが難しい場合は、今の採用イベントにプラスアルファできることがないかを考えてみましょう。

面白い粗品をプレゼントする、エントリー方法を工夫するなど、ちょっとしたことで応募者を増加させられるかもしれません。

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