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【運送業の人手不足問題】具体的な原因と解決策を紹介

2023年3月10日

若い働き手が年々減少する傾向にある運送業。深刻な人手不足の理由は待遇面でのマイナスなイメージだけに留まりません。

この記事では運送業が人手不足に悩まされている理由や現状の課題の解決方法について幅広く解説します。是非参考にしてみてくださいね。

【採用担当者の悩み】なぜ運送業は人手不足に陥りやすいのか

厚生労働省の労働力経済動向調査(2018年)によると、労働者が不足している企業(運輸業・郵便業)は人手が充足している企業の5倍以上。また、全日本トラック協会のトラック運送業界の景況調査(2017年)によると、約6割の企業がドライバー不足を感じていることがわかっています。

運送業界がここまでの人手不足になるのは何故なのでしょうか。
ここからは、運送業界が深刻な人手不足という問題に直面している理由について詳しく解説していきます。

ネガティブなイメージを持たれやすい業界だから

運送業界に対してのネガティブなイメージが大きな理由のひとつです。

運送業界が持たれやすい負のイメージには、大きく分けて以下の3点が挙げられます。

・基本給や福利厚生があまり良くない
・シフト制の勤務や夜勤など不規則な生活が多い
・長時間にわたる運転や荷物の運搬など体力的にきつい仕事が多い

さらに、男性が多い業界であることから、女性が働きにくい職場と思われてしまう面もあります。

運送業界全体が高齢化しているから

現在運送業界で働いている人材の高齢化も、業界全体の人手不足に直結する原因のひとつです。

運送業界での主な働き手は40〜50代が多く、十分なスキルを持った人材も10〜20年後には定年を迎えてしまうため、人材の育成やスキルの継承においても大きな負担がかかります。

長時間のトラックの運転や、物品の運搬など体力を使う仕事が多い運送業において、人材の高齢化は業界全体の今後にとっても大きな問題といえます。

運送業における4つの人手不足対策

では、運送業界における人材の確保には何が大切なのでしょうか?

ここからは、運送業の人手不足を解消するためのポイントについて解説していきます。

女性ドライバーの採用

1つ目は、女性ドライバーの採用です。

採用ターゲットとして、男性をメインに考えていた企業も多いのではないでしょうか。労働力を確保するため、女性も積極的に採用していくことが重要です。

現在、トラックドライバーのうち女性の割合はわずか2.4%程度(※)といわれています。一方で、大型免許を所持している女性は13万4千人以上とされているため、採用力の強化によって人員を確保できる可能性は高いといえるでしょう。

また、業界全体でも「女性歓迎」の求人が増えています。国土交通省でも「トラガール促進プロジェクト」を実施し、トラック運送業界における女性の活躍を促進するあらゆる取り組みを行うなど国全体でも女性採用が後押しされています。

女性採用を強化するには、環境の整備が重要です。産休、育休などの休暇制度や職場の清潔感など、女性が働きやすい環境づくりも積極的に行っていきましょう。

(※)出典:総務省「労働力調査」(平成25年)

労働環境の改善

2つ目は、労働環境を改善することです。ネガティブなイメージの強い運送業界だからこそ、労働環境の見直しを行っていきましょう。

応募者の増加だけでなく、既存社員の定着にも効果的です。

労働時間、賃金、体力的な負担、休日の取りやすさなど、既存社員の声をヒアリングしながら、現場の悩みをしっかりと吸収し、改善していきましょう。

また、女性に限らず、経験の浅いドライバーなど雇用基準の幅を広げることも重要です。

採用活動の見直し

3つ目は採用活動の見直しです。運送業における人手不足を解消するためには、従来の採用方法や宣伝方法の見直しを行うことも必要不可欠です。

従来の採用活動においてなかなか成果が出ていないのであれば、新たな採用手法を取り入れましょう。具体的には、以下のような方法があります。

・自社採用サイト
・ソーシャルリクルーティング
・リファラル採用

自社採用サイトを作成してインターネット上での認知度を高めましょう。求人サイトと比べ、発信できる情報に制限がないことがメリットのひとつです。自社採用サイトを運用するコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「採用サイトを運用するメリット、成功のコツとは?」

また、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントを作って宣伝を行うソーシャルリクルーティングも効果的です。主に若年層へ向けてのアプローチがしやすく、拡散によって自社の魅力を潜在層へも宣伝することができます。

ソーシャルリクルーティングを取り入れるメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「ソーシャルリクルーティング」とはどんな採用活動なのか

さらに、リファラル採用によってミスマッチを防いだり、定着率を向上させたりすることができます。リファラル採用を成功させるコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「リファラル採用とは?社員に紹介してもらうための仕組みを作るには」

優良人材の獲得にはツールを選ぶことが必須

若い人材や、優秀な人材を採用するには、宣伝広告や採用に役立つツールを導入することもおすすめです。中でも、応募者の対応や先行フローなどの体勢も整っているツールを選ぶと良いでしょう。

TalentClip(タレントクリップ)では採用ページや求人票を簡単に作成できるだけでなく、応募者の対応から書類や面接などの選考に加え、入社後のアフターフォローまでを手厚く行っております。

また、潜在層へのアプローチが可能なことも特徴のひとつです。作成した求人票は、Workinをはじめ、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などあらゆる求人検索エンジンとの連携が可能です。

自社の環境づくりに加え、幅広い層へのアプローチをして採用を強化するなら、ぜひTalentClipをご活用ください。

まとめ

この記事では主に運送業が人材不足になる理由や、人材を確保するための有効な対策方法について解説しました。

多くの業界において人材不足や高齢化が問題となっている現代社会。宣伝方法や採用方法で他社に差をつけ、人材の確保を目指しましょう。採用の強化にはTalentClipもおすすめです。

 

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