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【ドライバー】求人が来ないのはなぜ?原因と対策方法を紹介

2023年3月22日

「ドライバーの採用を増やしたい」と考え、求人を出しているにもかかわらず、人が集まらなくて悩んでいる採用担当者の方は多いのではないでしょうか。

近年、少子高齢化による現役世代の人口減少、インターネット通販の急激な需要増などにより、物流業界ではドライバー不足が課題とされています。

そのような中でドライバーの求職者を確保するためには、どのような対策が必要なのでしょうか。

今回は、ドライバーの求人に応募が来ない原因や求職者を集めるための対策方法について紹介します。

ドライバーの有効求人倍率は増加している

ドライバーの有効求人倍率は年々増加傾向にあり、全求人の有効求人倍率よりも高い状態が続いています。

国土交通省によるトラック運送業についての調査結果によると、平成30年1月のトラックドライバー有効求人倍率は2.76倍です。

同時期の全求人に対する有効求人倍率は1.52倍であることから、トラックドライバーの求人数の多さが見て取れます。

また、平成20年度のトラックドライバー有効求人倍率は0.6倍程度であり、10年間で大幅に増加しているのがわかります。

出典:「トラック運送業の現況について」(国土交通省

トラックドライバーの有効求人倍率が増加している背景には、少子高齢化による現役世代の減少だけでなく、Amazonや楽天などの通販サイトが多くの家庭に浸透した影響もあります。

また、フリマアプリやオークションサイトなどの普及により個人間でのやり取りも増加したことから、物流全体が増加していることもドライバー不足に拍車をかけている原因です。

ドライバーの求人に応募が来ない2つの理由

ドライバーの求人を出しても応募が来ない原因として、2つの課題が考えられます。具体的にどのような理由でドライバーの求職者不足が発生しているのでしょうか。

ここからは、ドライバーの求人に応募が来ない理由や、原因として考えられる市場の変化について紹介します。

1.そもそも求職者に求人広告を見られていない

有効求人倍率が高くなっているということは、それだけ求職者数に対して多くの求人が出ていることがうかがえます。

そのため、ほかの求人に埋もれて求人広告が見られていないことが、求人に応募が来ない原因のひとつだと考えられるでしょう。

たとえば、無料で広告掲載できる媒体を利用している場合、採用コストを抑えられるものの、掲載のハードルが低いぶん他社の求人数も多くなるため、自社の求人が埋もれやすくなります。

また、他社求人との比較ができておらず、差別化が図れていないことも考えられます。

求職者に求人があることを知ってもらうためには、他社にはない魅力や強みを求人広告でアピールすることが大切です。

求職者が集まらない場合、ドライバーの求人に向いていない媒体で発信している可能性もあるため、ドライバー募集に適した媒体を選ぶ必要もあります。

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2.採用市場の変化によるもの

採用市場の状況に変化が生じたことも、ドライバーの求人に人が来ない原因のひとつです。

売り手市場の昨今では求職者が有利な市場となっており、雇用条件や待遇の良い求人に人が流れてしまうのです。

雇用できても条件が合わないとすぐにやめてしまうなど、定着率を維持することが難しい場合もあります。

また、今後人手不足の深刻化が進んだ結果、長時間労働などが発生するようになると、さらに求人の応募が来ないといった負のスパイラルに陥るおそれもあるため、早急に打開策を見出さなければなりません。

ドライバー求人に応募を集める3つのポイント

ドライバー求人に応募を集めるうえで、意識したいポイントは大きく分けて3つあります。

募集要項を見直す

求人広告を出す際には、まず募集要項を見直すことが大切です。とくに、待遇面やスキル、経験、求める人物像などは具体的に明記しておきましょう。

募集条件や待遇は、とくに他社と比較されるポイントです。より良い条件のほうに募集が集まるため、他社の条件と比較した際に極端に低い条件になっていないかをチェックする必要があります。

どうしても求職者が集まらない場合には、求めるスキルや経験など見直し、幅を広げるのもひとつの方法です。

他社との差別化を図る

給与などの待遇については、容易に高くすることができない企業も多いのではないでしょうか。そのような場合には、他社との差別化を図って自社の魅力を効果的にアピールする手段を検討することが大切です。

多くの運送会社の求人から自社を選んでもらうために、自社の強みはなにか、他社と異なるポイントを洗い出して積極的にアピールしましょう。

休暇制度や賞与、福利厚生、評価制度、フレックスタイム制などの働き方、オフィスデザインの特色など、さまざまな要素がアピールポイントとして訴求できます。

ただし、アピールポイントは競合と差別化できる強みに絞ることが重要です。なかには社会貢献活動といった自社独自の取り組みをアピールする企業もあります。

他社の求人と比較した際に、埋もれない求人広告を打ち出すための重要なポイントは、以下のふたつです。

・ターゲットを細かく絞り込む「ペルソナ」
・自社の独自性やこだわりを表す「USP(Unique Selling Proposition)」

ペルソナを絞り込んでターゲットが求めている待遇を想定し、ターゲットに対して自社のUSPを効果的にアピールすることが大切です。

求職者が集まる求人媒体を利用する

求職者が集まる求人媒体を利用するのも重要です。

どれだけ募集条件を見直して自社の強みをアピールしても、閲覧されなければ応募はありません。

そのため、人気のある求人媒体へ掲載するなど、閲覧している求職者数が多い媒体に求人広告を出すのも効果的な方法のひとつです。

掲載数の多い求人媒体は他社の求人に埋もれる可能性もありますが、他社との差別化ができているなら問題ありません。

掲載数の多い求人媒体の例では、Indeedなどが有名です。国内最大規模の求人媒体で、低コスト低リスクで掲載可能なため、採用コスト削減にもつながります。

また、求人媒体の利用をより効果的に行う手段として、TalentClip(タレントクリップ)の活用もおすすめです。

TalentClipは求人媒体と連携可能な管理ツールであり、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などとの連携ができます。

求人の作成や応募者対応、応募者管理などの採用活動を一括管理できるようになるため、人事担当者の負担軽減や応募者対応への注力が可能になる点がメリットです。

「求人を出しているのに人が集まらない」「採用した人材がミスマッチを起こしていて定着しない」など、求人募集の課題解決のための手段として検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ドライバーの求人に人が来ないのは、ドライバー求人需要に対する求職者数の供給不足が原因にあります。

他社の求人に埋もれることなく求職者の目に留まるには、自社の特色をアピールし、積極的に求職者と接点をもつことが大切です。

求人に人が集まらないときは、求人広告の内容や媒体、採用活動の進め方を見直しながら、ツールの活用なども検討してみると良いでしょう。

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