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採用で良い人材を見極める方法!よく挙げられる問題点も解説

2021年5月22日

「採用してもミスマッチですぐに人が辞めていってしまう」と悩む企業は多いです。ミスマッチで早期退職が続く原因は、選考で人材の見極めができていないからかもしれません。見極めができないとミスマッチが起こります。

自社にあった人材を見極めるにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。採用活動での人材の見極めについて紹介します。

採用活動ではどこを見極めれば良い?

採用活動において重要なことのひとつは、人材の見極めです。具体的に、「人間性」、「スキル」、「コンピテンシー」を見て人材を見極めるようにしましょう。

人間性

人材を見極めるためには、まず人間性を見ます。人間性とは、価値観や思考のことです。面接でのコミュニケーションの取り方、受け答え、主張に対する一貫性などを見て人間性を見極めます。

採用活動で人間性を見極めたほうが良いのは、職場の雰囲気に合った人材でないと、入社後、職場の仲間と協力して仕事をするのが難しいためです。人間性が自社のカルチャーに合っているかを見極めます。

スキル

多くの企業が注目するポイントが、能力やスキルの部分でしょう。特に即戦力になることを期待して採用する中途採用では重要な項目です。

能力やスキルは書類上でも確認できますが、どのように実績を積んできたか、どの程度の能力があるかなど、見た目では判断できない部分もあります。選考時には、今までの経験を細かく質問し、自社にとってプラスになるかしっかり見極めることが重要です。

コンピテンシー

コンピテンシーとは、成果を上げるために、自身のもつ知識や能力を効果的に使い、行動に移す能力のことです。成果を出す人に共通する行動や思考とされています。採用活動では、コンピテンシーがどの程度あるかも見極めるようにすると良いでしょう。

なお、コンピテンシーを行動タイプで分けると、スピードや粘り強さなどさまざまなタイプに分類できます。重要なのは、タイプを理解することより、自社に合った高いレベルのコンピテンシーをもつ人物を採用することです。

自社に合ったコンピテンシーをもつ人物を採用するには、社内で成功している人を分析します。成功している人の思考パターンを分析して、近い人物を採用するように心がけると良いです。

採用活動の見極めで挙げられる3つの問題点

採用活動でミスマッチが起きるのは、人材を見極めているつもりになっていることも理由として挙げられます。人材の見極めで挙げられるのは以下のような問題点です。

優秀さだけで見極めている

能力やスキルを見極めているつもりが、見極めているのは優秀さだけという企業も多いです。優秀さとは、資格を持っている、有名な大学を出ているなど、主観的な判断になります。

一見、優秀さと能力は同じように見えますが、実際は別ものです。優秀だからといって、会社で求める仕事ができるとは限りませんし、成果を上げられるとはいいきれません。

もちろん、能力を見極めるために見る項目ではありますが、優秀さだけですべてを決めてしまうのは良くないです。目に入る優秀さだけでなく、能力やスキルが十分にあるか、多方面から見極める必要があります。

曖昧な定義で見極めが行われている

人材を見極める基準として、「コミュニケーション能力がある」「主体性がある」などの言葉が使われることがあります。

たとえば、コミュニケーション能力があるとは具体的にどういうことでしょう。普段使っている言葉の定義は曖昧なものが多く、人材を見極める基準にすると、人によって認識が変わってくることもあります。

会社がほしいと思う人材を見極めるには、曖昧な定義はしないことです。コミュニケーション能力ではなく、「空気が読める」、「理解力がある」、「表現が豊か」など、具体的な表現に置き換えないと、見極めはうまくいきません。

ヒアリングができていない

採用で面接の機会を設けている企業は多いです。面接自体は人物の見極めに効果的ですが、質問が人物を見極めるのに適していないケースもよく見られます。

よくあるのが、志望動機や将来の希望など、お決まりの質問ばかりになってしまう面接です。志望動機などの代表的な質問は、相手の意見を聞くものであって、事実を客観的に評価できるものではありません。

人物を見極めるには、ある状況に置かれたとき、どのように考え行動したのか、相手をしっかり評価できるような質問が適切です。

効果的な質問をするなど、面接でのヒアリングが十分でないと、限られた時間で見極めるのは難しくなります。面接での見極めにおいては、面接官のインタビュー力を高める必要があるでしょう。

採用で正しい見極めを行うためには

採用活動で失敗を繰り返さないためには、正しく人物を見極めることが重要だと説明しました。しかし、見極めの問題でも取り上げたように、見極めたつもりになっているケースも見られます。

採用活動において正しく人物を見極めるには、具体的にどうすれば良いのでしょう。正しい見極めのためのポイントを紹介します。

求める人物像を明確化する

採用活動において、しっかり応募者を見極められるようにするためにも、具体的に評価基準を設定しておくことが重要です。

評価基準を作るためにも、どのような人物を採用したいのか、求める人物像や採用したい目的を明確にしておきましょう。求める人物像を具体化することによって、見極めに必要な評価基準も設定しやすくなります。

評価基準をつくる

求める人物像をもとに、人間性、スキル、コンピテンシーなどの評価基準を作っていきます。評価基準はあいまいな表現でなく、誰が見てもわかるように具体的に設定しておくと良いです。

評価基準を作成したら、どの評価に比重を置くか考えます。採用担当者が複数いる場合は、誤解を生まないように、マニュアル化すると良いです。

なお、応募者の見極めは自動ではできませんので、十分に時間を割く必要があるでしょう。しかし、あまりに時間をかけると、内定までに時間がかかり優秀な人材を逃してしまう可能性もあります。人材を見極めるためにも、採用活動で効率化できる部分はシステム化すると良いでしょう。

採用活動の効率化には、採用管理システムであるTalentClip(タレントクリップ)が役立ちます。TalentClipなら応募者の情報を一元管理できますので、書類選考から面接日の調整まで効率良く進めることが可能です。

応募者情報はデータベースとしても蓄積されるため、今後の採用活動にも活用できます。潜在層から顕在層まで、状態にあったアプローチが可能です。

採用活動の効率化を進めたいのであれば、ぜひTalentClipの導入を検討してみてください。

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また、採用活動でお困りの方は、以下の資料で採用のお役立ち情報を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

採用活動でミスマッチを防ぐには、適切な応募者の見極めが重要です。見極めているつもりになっていることもあるので、見極めでの問題をしっかり理解し、効果的な見極めができるように意識しましょう。

人材の見極めに集中できるようにするためにも、採用活動が効率化できる採用管理システムの活用がおすすめです。

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